サビ2
春の風を待つあの花のように
飾らない心でいられたら
触れられなくても
想い煩っても
忘れないよ
過去ばかり見ていた歌詞はようやく今を見つめ始めます。
今までは「勿忘草」を見ても「花が咲くのを待っている」くらいにしか解釈できなかった主人公でしたが、今は「飾らない心」を持っているのだと感じ取ることができているのです。
凛として生えている勿忘のように、君を「忘れないまま」でも背伸びをせず自然体であろうと思い始めるのです。きっと時間が主人公の心を軽くしてくれたのです。
ラストサビ
この恋をひとつずつ束ねいて
君という光があるのなら
巡り巡る運命を超えて
咲かせるさ 愛の花を 花束を
最後にして歌詞は前を向きます。そしてサビ1歌詞の回収。
今までは過去の恋愛を引きずってばかり、まさに花言葉の「私を忘れないで」が当てはまるような感じだったのですが、最後の最後に「真実の愛」という花言葉が顔を出します。
ここの歌詞はすごく秀逸的。
過去の恋を1本の「花」に例えて、未来の「花束」に辿り着こうとするさま。これを過去の恋愛を乗り越えて最後(真実)の恋に辿り着こうとするさまに比喩しているのです。
綺麗だった過去を忘れろなんては決して言いません。ただ糧にしろと言っているのです。
どんなに苦しい別れも、予想すらしてなかった恋愛の結末も、全ては「花束」に辿り着くための導きなのだ。
感想
歌詞考察を終えて凄いことに気付きました。
歌詞を中心に読み取ったはずなのに「花束みたいな…」という映画タイトルにもめちゃくちゃ納得できてしまうのです。改めてインスパイアソングとして完璧だなと。
また歌詞の物語のような失恋を経験をしたことがある人にはすごく刺さったのではないでしょうか。私自身刺さりまくりで記事を執筆しながら何度回想をしたことか、、、(笑)
【Awesome City Club/勿忘】
歌詞の意味の解釈でした!
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