【A夏目(読み方:アナツメ)】の「東京の冬」について、歌詞(翻訳)の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。
✔ キセルアザミが意味するものとは
✔ 清水 美依紗が歌う英語リリックの和訳
✔ 温かくてすごく切ない恋物語
歌詞が良すぎてSNSでも話題になった「東京の冬」を深堀していきます。これがまた泣ける曲でした、、、
スポンサーリンク
奥ゆかしい青春ラブソング
今回紹介していく「東京の冬」は、ABEMA SPECIALチャンネル『恋する週末ホームステイ』にて「A夏目」が恋心を寄せる「リリカ」へ送った甘酸っぱい青春ラブソング。
番組を見ていない楽曲ファンの方向けに歌詞の人物像を紹介させて頂くと
- 主人公(A夏目)は内気で月のような男の子
- 貴方(リリカ)はいつも笑顔で太陽のような女の子
といったところです。
A夏目君の内気な人物像、そして強く抱く劣等感が歌詞に反映されている訳ですから「好きな人に想いを伝えるのが苦手だ…」「人と距離を縮めるのが下手だ…」という方は、すごく歌詞に共感を覚えることでしょう。
また本記事では【歌詞】に着目していくのですが、これがまた意味深で感慨深いのです。奥手なA夏目君だからこそ作り上げることのできた奥ゆかしいフレーズの数々。
考えどころ満載なのでぜひ最後まで一緒に深堀していきましょう。
では早速ですが本題の歌詞考察に移っていきます!
スポンサーリンク
歌詞
My stay real 完璧だ
嘘じゃない魔法よりの手品
My stay real 打ち上げた
花火と一緒に僕の想いも
九官鳥のようにお喋りで
「愛してる」を日常のように
何も気にせず口ずさみたいな軽快なリズムで(Let’s take it back to a time when we were
so much in love, baby)
(Ooh ooh yeah yeah)あそこは上手くいってるみたいだ
火星と金星みたいに
相性抜群ちょいとイラつくが見ていて退屈にはならないし
あれとそれ 欲しい過去もなし
歳食ってみてもきっと貴方がいい
貴方が笑ってればそれでいい
「これだけは本当」と嘘をついてさキセルアザミの色から彩りを添えた果実は
孤独を忘れたんだよ
1回きりのチャンスが1回だけ貰えたから
その失敗もまた愛となるはずなの声を届ける2人の枕元にどうしてそんなに笑えるの?
なんでそんなに喜べるの?
不器用な奴の前で
種を明かしたら私じゃないから
拝啓一人の僕へ
送る日々は何より過酷で
貴方に勝るもの1つもないけど
寂しさの数は劣ってくれ散々だ 前見て追いかけても
貴方の背中を見るばかりで
雪が降る都会で会えたなら
綺麗を飾る夜が明けたら
海の願いも私に乗り
貴方が惚れる私を探しに行くんだろうキセルアザミの色から彩りを添えた果実は
孤独を忘れたんだよ
1回きりのチャンスが1回だけ貰えたから
この失敗もまた愛となるはずなの声を届ける2人の枕元にMy stay real 完璧だ
嘘じゃない魔法よりの手品
My stay real 打ち上げた
花火と一緒に僕の想いも
九官鳥のようにお喋りで
「愛してる」を日常のように
何も気にせず口ずさみたいな軽快なリズムで(Let’s take it back to a time when we were
so much in love, baby)
(Ooh ooh, yeah)
(Let us subtract all the pain we cause each
other so long, yeah)作詞:A夏目
歌詞(和訳)の意味・解釈
1番
My stay real 完璧だ
嘘じゃない魔法よりの手品
My stay real 打ち上げた
花火と一緒に僕の想いも
九官鳥のようにお喋りで
「愛してる」を日常のように
何も気にせず口ずさみたいな軽快なリズムで
最初に結論をお話ししますと、本楽曲の歌詞は主人公が見たもの・感じたことを圧倒的主観で描いた告白ソングといったところです。
stay realは誠実であること、忠実であることを意味します。また本来の単語の意味から「現実的で居る」といった解釈もすることが可能です。
つまりMy stay realは現実世界に居る貴方(彼女)との全てを対比している言葉なのでしょう。主人公が何よりも誠実でいたいのは貴方の前。
また貴方=九官鳥というとてもユニークな対比は、内気な僕と外交的な貴方の比較を表しています。
無口な自分とは打って変わって、感じたことを表に出すことができる貴方を敬愛しているのです。
劣等感を感じるくらい眩しすぎる貴方に恋をしてしまった。その情景が歌い出しの歌詞で訴えられているのですね。
(Let’s take it back to a time when we were
so much in love, baby)
(Ooh ooh yeah yeah)
上記は清水 美依紗が歌う英語リリックの和訳。
英語のフレーズを切り取るとそれぞれ
- take it back→取り消す、撤回する
- so much in love→誰々に強く入れ込んでいる・虜になる
といった意味を持っています。
take it back to a timeで時を戻す(取り消す)といった意味になるのですが、歌詞の流れ的に「貴方に恋をした瞬間は何度でも蘇ってくる」とか「貴方に会うたびに恋をする」といった意訳になるのかなと思います。
あそこは上手くいってるみたいだ
火星と金星みたいに
相性抜群ちょいとイラつくが見ていて退屈にはならないし
あれとそれ 欲しい過去もなし
歳食ってみてもきっと貴方がいい
貴方が笑ってればそれでいい
「これだけは本当」と嘘をついてさ
嫉妬混じりに純な想いが描かれるAメロ。
「あそこ」が指すのは、想いを寄せる貴方と別の誰かの組み合わせです。
自分以外の他の人と居る方が、どう見てもお似合いに見えてしまう…
そんな劣等感が「火星と金星みたいに」といった歌詞で表現されています。
ちなみに「火星&金星」は、男女恋愛の占星術において相性抜群の最も望ましい組み合わせ。
恋愛関係になりやすい天体同士。
それにすら対比できるであろう貴方と他の人間を見て「貴方が笑ってればそれでいい」とカッコつけた嘘をついてしまっているわけです。
キセルアザミの色から彩りを添えた果実は
孤独を忘れたんだよ
1回きりのチャンスが1回だけ貰えたから
その失敗もまた愛となるはずなの声を届ける2人の枕元に
解釈しがいのある歌詞フレーズが並びます。
まず前提として
- キセルアザミ=主人公
を対比しているのでしょう。
実はキセルアザミには『煙管の様に下向きに花をつけ、花後は上向きになる』といった特徴があります。
つまり内気だった少年(主人公)が貴方に恋をして自分をさらけ出していくさまと重なるのです。
更に言うとアザミには「孤立」「人間嫌い」といった花言葉があります。
やはり内気な主人公を対比するのにはもってこいの花。
しかしそんなキセルアザミも、貴方に出会い(彩りを添え)人生が輝き、孤独を忘れることができた。
だからこそ1回きりの『告白』という形でチャンスを掴もうとするのです。
主人公の大恋愛はどのように締められていくのか。ぜひ最後まで歌詞を一緒に見ていきましょう。特に終盤は切なすぎる。
スポンサーリンク
コメント
リリカも誤解していたので、九官鳥は自分のことだとリリカに伝えるシーンがありました。九官鳥のように日常のように愛を口ずさみたい。というシンプルですが素敵な歌詞ですね。