彗星のごとく現れ、さまざまな層のリスナーを取り込みながら急速に人気を拡大している謎多きバンド、PEOPLE1(ピープルワン)。未だ爆発的なヒットこそ記録していないものの、独創的で中毒性たっぷりのポップスの数々は着実にリスナーの心を鷲掴みにしています。
今回の記事では、是非皆さんに聴いていただきたいおすすめの楽曲を5曲ピックアップ。
当サイトが今最も注目しているバンドの魅力を、余すことなくご紹介します!
音楽シーンに大きな衝撃を与えてくれそうな、今知っておくべきアーティスト。この記事を読んで、絶対に後悔はさせません。
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謎多きバンド、PEOPLE1 とは
PEOPLE1は2019年末に活動を開始した3ピースバンドです。
記事公開時点で既に3つのEPを発売するなど積極的に活動されていますが、バンドの公式ホームページに記載されている情報は「東京を拠点に活動するバンド。」の一行とメンバーの名前だけ。アーティスト写真もありません。
そんな謎多き彼らですが、現時点で楽曲『常夜灯』のMV再生数は400万再生を突破、YouTubeのチャンネル登録者数も10万人に迫るなど、耳の早いネットリスナーを中心に急速に支持を拡大しています。
楽曲ごとに毎回曲調が大きく異なるのですが、それぞれが猛烈な中毒性を持っていて、誰しもにような届く大衆性を有しているのが非常に魅力的。
抽象的ながらも、確かにリスナーの心を揺さぶるポップスを絶えず発信しています。
未だ世間に存在が浸透していない今、この記事を読んでいる皆様に当サイトが声を大にしておすすめしたいアーティストです。
簡単にバンドの概要を説明したところで、ここからは筆者おすすめの5曲をご紹介します。
YouTubeにアップされている個性的なMVとともに、是非お楽しみください!
PEOPLE1のおすすめ曲5選
東京
この曲と初めて出会ったときの衝撃は今でも忘れられません。
PEOPLE1のはじまりである1st EP『大衆音楽』収録曲「東京」。
「東京」と名の付く名曲は世に数多ありますが、この曲の描く東京の景色はそれのどれとも異なっているし、きっとどれよりも愛おしいものです。
《不思議な気分だな 消えない街の明かりが こんなにも惨めにさせるのか》
生まれ育った場所ではない大都会で生活する不思議な感覚と、暮らしの中でふと懐かしさを感じるノスタルジア。この二つの感情が見事に混ざり合い、法で許されないレベルで一杯に詰め込まれたような、そんな楽曲です。
『田舎じゃないけど都会でもない地方都市の少年にとって、東京とは「ここから連れ出してくれる何か」だったと思い出し、夜更かしのお姉さんに仮託させて貰いました』というMVがまた楽曲の感傷的な雰囲気を最大限に引き立てていて、最高に美しいです。ぜひ。
アイワナビ―フリー
この曲が「東京」と同じく1st EP「大衆音楽」に収録されているという事実が、私には未だににわかに信じがたいところです。曲調が違うどころかボーカルすら違う。「東京」がItoによる爽やかな歌声だったのに対し、今度はDeuによるしゃがれ声の低音ボーカル。
《ガソリンスタンドから飛び出せ 日々は徒然 惨めな姿でアイワナビ―フリー》
歪みまくったサウンドと荒んだような歌詞。さっきまで王道の月9ドラマだったのに、今度はグルーヴィーな深夜ラジオ。そんな落差がたまりません。
このバンド、やばい。
そう思わせるにはあまりにも十分な1曲でした。
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フロップニク
レトロで単純なループミュージックを元に、やりたかったことを全部詰め込みました!と言わんばかりの雑多感がどうしようもなく癖になる問題作。
歌詞を読み取っていくとどうやら楽曲を産み出す苦悩を歌っているようですが、厳選された独特な言い回しや繰り返される陽気なサウンドにより、ポップスとしての大衆性が生み出されています。
MVはいろんなアニメやゲームをオマージュした、コミカルなモグラのアニメーション。
音楽も歌詞もMVも、とにかく楽しい。
音楽を純粋に楽しみたいあなたに、是非聴いていただきたい1曲です。
常夜灯
《天国に学校はあるかしら》
そんな問いかけで始まる本楽曲は、漠然と現代の生き辛さについて歌っているように感じます。
MVの再生回数は記事執筆時点で500万回に迫っている、PEOPLE1を代表するヒットナンバー。
《この世界には未来がキラキラと見える人もいるというの》
歌詞はとっても抽象的で、きっと解釈は人それぞれ。歌詞の余白は大きく音数も少なめです。
けれどこの曲は誰も否定しないし、全ての人に希望を与えてくれます。
「この世界には未来がキラキラと見える人もいるというの」。そんな楽曲の掲げる前提は単なる事実に過ぎず、未来に希望を持っている人を拒絶するわけではないし、そうでない人を否定するものでもありません。
曲を聴いた誰もが、楽曲の最後には明るい気持ちになれることでしょう。
誰も否定せず、漠然と希望を歌ったポップス。
こうした楽曲こそが彼らの掲げる”大衆音楽”なのかもしれません。
「常夜灯」に関してはこちらの記事で、楽曲の歌詞を中心に詳しく考察しています。
お時間がある方は是非ご覧ください。
113号室
最後に紹介する3rd EP「Something Sweet, Something Excellent」収録の本楽曲は、ミュージシャンとして歩みを始めたPEOPLE1の苦悩を歌った人間味溢れるソウルバラード。
《 ああ夜が明けそうだ もう終わりにしなくちゃ 僕はただ ずっと君とゲームをして 勝ったり負けたり していたいだけなんだけどな 》
なかなか思い通りにはいかない現実と、悲壮感の詰まったDeuのシャウト、哀愁を纏ったポップなメロディはリスナーの心を掴んで決して離してはくれません。
PEOPLE1の生み出す楽曲が無機的な存在などではなく、血が通い涙が染み込んだ人間然とした楽曲であることを何よりも切実に証明している一曲です。
MVのコメント欄には、ずっと真夜中でいいのに。の公式アカウントが楽曲の感想をコメントしたことでも話題になりました。
非常に安っぽい紹介の仕方にはなりますが、ずとまよのACAねさんも注目する楽曲「113号室」。
ぜひ聴いてみてください!
まとめ
謎多きバンド・PEOPLE1について、ここまで5曲にスポットライトを当てながらその魅力をご紹介いたしました。
それぞれ全く印象の違う楽曲群が、1つのアーティストから産み出されているという事実にはやはり衝撃を受けずにはいられません。
ここで紹介した楽曲以外にも、当然のことながら素晴らしい楽曲はたくさんあります。
個性的で中毒性たっぷりの、心揺さぶられる楽曲の数々をみなさんも是非ご堪能下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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