2番
寄り添っても充たされないのは
確かな傷があるから
今もきっと僕が望んでた
答えは此処にはないと知った
ここで、主人公と彼女の関係が明らかになります。
心では繋がってはいませんが
二人は身体の関係にあるようです。
サビ1の
正しくはあれないよ
との辻褄が合いますね。
しかし、彼女との間に
心理的な距離を感じている主人公は
どこか満たされません。
有り触れた意味を持つ
胡乱な夜の囁きに
身を委ね 眠りにつく
胡乱(うろん)とは
確かでないこと。
真実かどうか疑わしいこと。
を意味します。
彼女の気持ちなんて
まったくわからない主人公ですが
誘惑には勝てず、流され夜を過ごします。
サビ2
思い出したんだ 心では
飲み干せないくらいのメロウ
辛いこと 話してよ
傷跡になってしまう前に
メロウとは
やわらかで美しい・熟している
ということです。
彼女との夜を
メロウと表現しているのでしょう。
彼女と心から繋がりたい主人公は
彼女のことは何でも聞きたいのです。
できることなら救いたいのです。
重ね合っていた掌も
覚束ない 眩暈の様な
やましさも抱きしめて
日々の底で惑っていたい
やましいとは、良心がとがめる。後ろめたい。
そんなやましい夜とは分かっていながらも
彼女と一緒にいられるだけ良いのです。
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3番
夜は等しくなった 違えたままの関係だ
而して愛しくなった その全てを覚えている
形も忘れてしまった 煤けた日々の心像だ
而して愛しくなった その全てを覚えている
いくら夜を重ねても
心理的な距離は近づかないのです。
而してとは
そうして などの接続詞と同じ意味です。
彼女の心はわからないものの
主人公は一方的に
気持ちが膨らんでいくのです。
煤けるとは
古くなって汚れた色になるということ。
一方的に気持ちが膨れる主人公は
夜を重ねるたびに
気持ちが擦れていくのです。
感想
現状に嫌気がさしているけど
現状から抜けられない主人公の
葛藤が描かれていましたね。
全ては、「想いの強さ」ゆえの葛藤です。
歌詞解釈してて改めて思いましたが
やはり須田さんは語彙力がすごい…
時間がある方は下の記事も是非。
以上【須田景凪/Dolly】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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