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【PEOPLE 1/常夜燈】歌詞の意味を徹底解釈!謎多きバンドの美しき名曲。

サビ2

この世界では人をだましたりモノを盗んではいけないというの
それならば欲しいものなど君にあげるよ
例えばこんな胸の常夜燈も

2番のサビも1番と同じように、主観的でありながら抽象的で掴みにくい歌詞。

構図も1番同様です。

 

優しさを受容して、利己的になってはいけないこの世の中。

心にそっと釘をさして生きていくほかありません。

 

でもそれならば、そんな暗い世界でも輝き続ける常夜燈を君にあげよう。

 

もう現実を見据えてしまっている僕らだけど、だからこそ君が求めているものだったら何でも届けよう。

そんなちょっと特殊なスタンスで、PEOPLE 1は私たちの心に希望の光を灯そうとしています。

 

3番

この世界には未来がキラキラとみえる人もいるというの
それならば食えぬものなど置いていかなくちゃ

臆病な自尊心に匿われて目覚めたのはあの頃の僕らだ
いつか大人になるのならば欲しい物など君にあげるよ
例えばこんな胸の常夜燈も

すでに世間をちょっと諦めたようなものの見方をしているし、PEOPLE 1はきっと年齢的にも精神的にも十分に「大人」といえる存在なのでしょう。

しかしそれでも、彼らの中では自尊心に匿われて消えぬまま残っていた《あの頃の僕ら》が今もなお息をしています。

 

「それならば食えぬものなど置いていかなくちゃ」

 

だからこそ彼らは一つの義務として、今をキラキラと生きている《君》に、あるいは既に大人になってしまった誰かに、自分たちの心に残された希望の光を置いていこうとしているのです

 

正直言って彼らの楽曲のスタンスは、邦楽の王道を行くものではないでしょう。

純粋にポップスであるならば、「こんな世の中だけどやりたいことをやろう」とか「まだ世の中捨てたものじゃない」みたいなことを主観でわかりやすく歌った方が手っ取り早いはずです。

 

しかし彼らは誰も否定しないやり方で、誰よりも明るい歌を歌おうとしています。

俯瞰的に、抽象的に、漠然と希望を歌ったポップスを。

全てを諦めた大人も、夢を追いかける少年少女も、誰も傷つけないという大衆性が彼らの独自の音楽の中から生まれてこようとしているのです。

 

まるで雲を掴むみたいに、確かに何かを歌っているのだけれどその実体を掴めない美しさを帯びたバンド・PEOPLE1

彼らの活動から目が離せません。

 

感想・まとめ

考察の中でも述べましたが、PEOPLE 1の歌詞の大きな特徴はその輪郭を掴めない独特の浮遊感にあるような気がしています。

だからこそ捉え方はきっと人それぞれ。10人聴けば10通りの解釈が生まれるはずです。

ここでは一つの主観的な解釈を述べていきますが、その全てに「強いて言うならば」という前置きを付けたいとさえ思います。

それこそ雲のようにリスナーの心の形に合わせて形を変えていく音楽ですので、是非皆さんも自分の思うように楽曲を解釈して彼らの楽曲の世界観に浸ってみて下さい…!

 

【PEOPLE 1/常夜燈】

歌詞の意味の解釈でした!

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コメント

  1. より:

    本人によるとこの曲はPEOPLE1なりの幸せについて語った曲らしいですね。

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