3番
でもそれでも会いたくて
何がなんでも話したくて
頭の中を駆け巡れ
分からなくてもどかしい複雑な感情ばかりの本歌詞の中で3番だけは赤裸々な本音が綴られていく。
苦しいも寂しいも分からないも、全ては相手を想う気持ちが強いからこそ起こる苦悩。
分からないからそばに居るのがきついけど、そばに居ないのはもっとキツいのです。
交差する感情を抱えたまま、ついに物語はクライマックスを迎えます。
サビとラストサビ
- 分かってないよ
- きっと何もかも変わらないよ
- ずっと「そばに居たい」なんてこと言われても
- 分かってないの?
- 変わらないよずっと
- 何もかも変わらないままの現実は
- 「夜を明かしたい」なんて顔しても
- 分からないよ
- 分かっていたいよ
- 君の何もかも分かりたいよ
- ずっと「そばに居たい」「会いたい」を口にして
- 分かっていたいよ
- 変わりたいよ
- 今の何もかも変わりたいこんな僕達は
- 「夜が近い」なんて手を掴んだら
- この街を出るの
上記はサビ3とラストサビの比較。
これまで彼女目線で綴られていたサビ歌詞ですが、ラストのサビだけは男主人公目線になっており、会話ができるほどの対比関係になっています。
彼女が離れていこうとするとき、本当の大切さに気付く。
サビ歌詞の対比で「分かってない」という彼女に対して「分かっていたいよ」と言って引き止めようとするのも、「変わらないよ」に対して「変わりたいよ」と抵抗するのも、全ては彼女のことを本気で好きだから。
彼女は彼のことを分からずに苦悩していたわけですが、実は彼自身も彼女に対する本気の恋心を分かっていなかったのです。
好きすぎる故に彼のことが分からなくなる女性と、彼女の大切さに気付けていなかった男性。
MVでは彼女と一緒に街を出ることはできませんでしたが、<「夜が近い」なんて手を掴んだら この街を出るの>といって締められる歌詞にはハッピーエンドを期待してしまう。
好きすぎることに起因する切ないドラマ。彼が自分の気持ちに気付けたわけですから、きっと二人は分かり合える存在になれるはず…。
感想
もどかしくてたまらない恋人関係。
むしろ正式な恋人関係だったのかと言及することも野暮ですが、情景は違えど二人のモヤモヤ感に共感できた方は多いのではないでしょうか。
人を本気で好きになったときって、嬉しいことや楽しいことだけではなく、同じくらいの切なさや苦しみを抱えてしまうもんですよね。
共感できるからこそエモい。世界観に浸れる素晴らしい楽曲に出会えたことに感謝です。
【WrutS/分かってないよ】
MVと歌詞の意味の解釈でした!
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コメント
ロングヘアの子と鉢合わせしたお店の場面は、彼が元カノと会ってたってこと?
ソレともショートヘアの子と待ち合わせしていた所に偶然元カノがいたってこと?