【きのこ帝国】の
「夢みる頃を過ぎても」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
解説していきたいと思います。
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楽曲名「夢みる頃を過ぎても」とは
「夢みる頃を過ぎて」とは
夢みる頃を過ぎた年
つまりは、社会に順応してきた２０代や
夢を諦めきれない３０代
を表すのでしょう。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
MVは、いま注目の若手映像監督
Pennackyが楽曲の世界観を
ドキュメンタリー・タッチの映像で描き
現実と夢の狭間で揺れ動く若者の心情
を表現しています。
学生時代を終え、社会人になった
「夢みる頃を過ぎて」
くらいの年代には、
共感性が強く、刺さるMVだと思います。
ギター担当の、あーちゃんは
ネガもポジもいろんな感情がミックスされていて、夢に向かう現実ってそういうものだと思うし、ただの夢追い歌とは深みが違う。
と楽曲について語っており
また、ボーカルの佐藤は
昔だったら、大人になることにもっと否定的だった気がするし、かといって、未だに完全に肯定するわけでもなくて。大人になることだけではなくて、「どう大人になるか」が大事だと思うし、今はまだその途中だと思うんですよ、この年って。
ここからにかかっているというか。まだ子供のような、大人のような、どっちつかずの気持ちが曲になってるから、聴く人の今の気持ち次第だと思います。悲しい曲に聴こえるのか、力強く背中を押されるように感じるか、みなさんの感想を聞いてみたいなと思いますね。
と、楽曲について熱く語っています。
歌詞の内容を深追いしていきましょう。
歌詞
明け方の街ではいつも
あなたのことを考えています
夢見る頃を過ぎても
幾度となく戯けて見せて
ねぇ蝶になれない蛹もいるってさ
待ちわびてた旅立ちの日に
その羽が開かないと気づくとき
どんな気持ちで空を見ていたの明け方の街ではいつも
あなたのことを考えています
夢見る頃を過ぎても
屈託なく笑って見せて
ねぇ明日に落ちてく
夢から覚めてあなたの横顔は歳をとるし
あげた花も枯れてしまうだろう
息継ぎが上手くなってきたから
苦しさは思い出せなくなるだろう行くあても知らない僕らは
途方に暮れていた
空をみるあなたの瞳は
光って揺れていた変わりゆく街並みをそっと
あの頃の夜に塗り替えてみても
変わらない物などないと
気付いてしまった気付きたくなかった
ねぇ明日に落ちてく
大人になってく 夢から覚めて
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歌詞の意味・解釈
頭サビ
明け方の街ではいつも
あなたのことを考えています
夢見る頃を過ぎても
幾度となく戯けて見せて
ねぇ
前提ですが
この歌詞の主人公の時節は夢みる頃を過ぎて、社会という現実に順応してきた時期です。
ここで描かれているのは
「夢を見ていた時代」
つまり、学生時代のような多感な時期です。
明け方の街
というワードで
当時、一緒にいた、あなたを思い出すのでしょう。
戯けるとは
ふざける。ばかなことをする。
ということ。
大人になり、現実を受け入れてとき
青春時代を供にした、あなたを思い出しては
“昔のようにふざけてみたい”
と郷愁の念に駆られているのです。
１番
蝶になれない蛹もいるってさ
待ちわびてた旅立ちの日に
その羽が開かないと気づくとき
どんな気持ちで空を見ていたの
蝶になれない蛹
その羽が開かないと気づくとき
というのは
夢が叶わなかったとき。もしくはその情景
を比喩しています。
特に若い頃というのは
人とは違う存在でありたい。
人とは違う何かをなしたい。
といったニュアンスの
具体性のない、漠然とした夢
を多くの人が見るものです。
しかし、それが叶うのは一握りで、ほとんどの人は社会の荒波にのまれてしまいます。
そのように、夢半ばで諦めていった人達に対してのメッセージ性が、ここの歌詞では強いです。
サビ１
明け方の街ではいつも
あなたのことを考えています
夢見る頃を過ぎても
屈託なく笑って見せて
ねぇ明日に落ちてく
夢から覚めて
郷愁の念に駆られ、
二度と戻らない時の流れに儚さを感じながらも
明日に落ちてく
夢から覚めて
と、前向きに進もうとする姿が描かれています。
絶妙にネガティブとポジティブが
入り混じられています。
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