2番
感情なんていつ何時でも
邪魔だって悪魔は言った
「反論の余地などない」
嗚呼、人生に意味を与えておくれ!
ここで言われる邪魔な感情というのは、おそらく「理性全般」を指すのでしょう。
“やりたいことがあるのに
視線を気にして足並みを揃えてしまう”
これは人間であれば誰しもが共感できる部分だと思いますが、この感情のせいで欲求を叶えられないというのも事実。
欲求を無意識に抑えているから
人生に意味を与えておくれ!
と、人生価値に対して疑念を訴えかけている。
420でさえも救えない
終焉があると知った
「誰も疑わない神様を疑え」
思考を休めるな 脳ミソを回せ
420とは、大麻を表すスラング。
大麻は、精神快楽を目的に用いられるが、服用を続けると「無気力症候群」と言われる脳の機能不能状態に陥ってしまう。
この歌詞中の「終焉」が
- 命の終わり
- 脳死して従事すること
の、どちらを指していたとしても420なんかでは、救いにならないのです。
「誰もお前のことなど見ちゃいないさ」
躊躇っている数秒の無益さを知れ
周りの目線を気にして躊躇するのは無駄。
1番と同じようですが「誰もお前のことなど見ちゃいないさ」は、ネガティブな発言ではなくだから周りを気にせず考えて動け!と背中を押しているのです。
まさに「自主独往の精神」ですね。
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サビ2
お前らに完璧で間違った
踊り方を教えてやるから
いっせーので捨てちまえ、
そんな命ならば
何十何百何千何万回学習しなさいな
どうしたってさ、頭ん中空っぽなこと
わかっていないようだ
サビ1とほとんど同じ内容。
「頭空っぽで生きている人間」
を罵っています。
人間は環境に適応していくものです。
脳死して従事することに慣れれば、それが当たり前になり、疑念すら抱かなくなります。
だからこそ罵ることで目覚めさせようとしている。
3番
承認欲にレイプされ、
死んだ花をぶら下げている女
何かを愛すことすら、
ままならないまま餌を待つだけ
踊り方を知らない、
芸術の価値などわからないやつらに
堕落していれば 何も見えないまま
「承認欲にレイプされている」とは即ち
- 周りからの評価に囚われている
- 世間体を気にし過ぎている
ということ。
そのせいで受け身になって、はみ出そうとしないから踊り方を知らないと皮肉の意を込めて言葉を放っている。
自己を愛すること(自己欲求を満たすこと)、他人を愛することを置き去りにしているから、むしろ周りが見えていないのは、周りの目線を気にしすぎる本人。
だからそれを「堕落」と呼び、何も見えないままとあるのでしょう。
いよいよラストサビに入ります。
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コメント
ありがとうございました。
自分が考えていた設定と少し
似ていたので、
とても理解しやすかったです。
悪魔の踊り方の歌詞の意味が知れて良かったです。自分自身は考察などが苦手なので、とても助かりました!
考察ありがとうございます。
「悪魔の踊り方」本当に大好きなので意味を知れて良かったです。
説明がとてもわかりやすく、よりこの曲を好きになりました。
参考になりますありがとうございます
曲の趣旨からいえばこのページの解釈じたいも 神であり疑うべき内容 と見るべきか?
神「多数派・体制側・信頼できそうな情報源」 を 悪魔「疑う事」って感じで納得しました
MVあれTV新聞ネット宗教も一緒に神として表現しておけば誤解されずに済んだのに・・・
考察ありがとうございます。
私もこの曲が大好きです。
ずっと気になっててモヤモヤしてたので助かりました。
そうやって健常者が神さまに背いて踊ることによって、周りから見捨てられ、石を投げられる。
その群衆の中に紛れて人のザマを笑う姿こそ、悪魔たちの本質だということを忘れてはいけないとも思う。
応援歌と取れる一方で危険な焚き付けとも取れる歌詞だった。