【Aimer(エメ)】の
「コイワズライ」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
ありふれた切ないストーリーに注目です。
是非、最後までご覧ください!
スポンサーリンク
楽曲名「コイワズライ」とは
「コイワズライ」を日本語に直すと
【恋煩い(こいわずらい)】になります。
この言葉は
ある人を恋い慕う気持ちが
つのったあまりに病気のようになること。
という意味を持っていて、
これに陥りやすい人の特徴は
- 片想いをしている
- 恋愛経験が少ない
- 気持ちを相手に伝えることができない
- 自分に自信がない
- 公にできない恋をしている
などが挙げられる。
本楽曲に共感性を感じる方は、このうちのどれかに当てはまるのではないでしょうか。
そして「恋煩い」の代表的な症状は
- 食欲がなくなる
- 睡眠欲がなくなる
- 溜め息が多くなる
- 体重が減少していく
といったものがあります。
「コイワズライ」
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
敢えて「カタカナ表記」に
なっている理由にも迫っていきます。
と、その前に楽曲情報を。
「白雪とオオカミくんには騙されない」主題歌!
今回紹介する「コイワズライ」は
AbemaTVで送られるリアリティ番組
「白雪とオオカミくんには騙されない」
の主題歌になっています。
下の動画は、SPECIALトレーラー映像。「コイワズライ」の視聴ができるとともに、番組の雰囲気を把握できるかと思います。
どちらかを未視聴の方は、
この機会に是非ご覧ください。
なぜ、楽曲解釈の前に番組紹介を挟んだのかと言うと、「コイワズライ」はAimerが番組のために書き下ろした楽曲だからです。
軽快なギターに乗せた文面では
10代の淡い恋模様
が歌われています。
これらを踏まえた上で、
更に楽曲に迫っていきます。
MVの意味・解釈
現時点でMVはございません。
公開され次第、公開いたします。
では、本題の歌詞に迫っていきます。
歌詞
泣き虫を笑って 強がりは気づいて
わがままを許して 気まぐれに付き合って
そばにいたくて 寒いのは苦手
かじかんだ手取って 繋いでみせてねぇ 苦しさを分かって
ずっと続く愛しさをわかって
そんな心はいつだって
そっとため息こぼす
だから伝えたいことって
いつも伝えられなくって
不器用に笑って 誤魔化すんだよありふれた会話や仕草を
少しも忘れてたくはないよ
ゆらりひらり 白雪のように
溶けてしまわないように嘘つきは嫌いで 曖昧を選んで
会いたいを隠して 笑顔を祈ってる
ねぇ 伝えたいことって
いつも伝えたくなくって
すれ違ってばかりで 見逃すんだよ色づいた街灯の明かりが
少しも優しくなんかないから
空にキラリ 瞬くように
涙は踊っていた悲しくなっても 寂しくなっても
泣きたくなっても いいんだよ
悲しい時こそ 寂しい時こそ
大事なことがあるんだよ悲しくなっても 泣きたくなっても
恋しくなっても いいんだよ
明日になっても 大人になっても
いつまで経っても色づいた街灯の明かりが
少しも優しくなんかないけど
空にキラリ 瞬いている
星降る夜に願いをありふれた会話や仕草を
少しも忘れてたくはないよ
ゆらりふわり 白雪のように
恋が消えたとしても寂しくなっても 切なくなっても
恋しくなっても いいんだよ
寂しい恋こそ 切ない恋こそ
大事なものにるんだよ悲しくなっても 寂しくなっても
泣きたくなっても いいんだよ
悲しい時こそ 寂しい時こそ
大事なことがあるんだよ
スポンサーリンク
歌詞の意味・解釈
1番
泣き虫を笑って 強がりは気づいて
わがままを許して 気まぐれに付き合って
そばにいたくて 寒いのは苦手
かじかんだ手取って 繋いでみせて
前提として本楽曲の主人公は
いわゆる「恋煩い」を患っています。
恋心の強さ故に悩み苦しんでいるのです。
この文面は恋心を抱いている相手に対して
~して
と、様々な事柄を要求しています。
一見すると「重たい」と感じてしまう文面ですね。しかし、そうではないのです。
これだけ要求するのには理由があります。
ねぇ 苦しさを分かって
ずっと続く愛しさをわかって
そんな心はいつだって
そっとため息こぼす
だから伝えたいことって
いつも伝えられなくって
不器用に笑って 誤魔化すんだよ
なぜこんなに
~して
と要求しているのかと言うと
「コイワズライ」ゆえに苦しいから。
叶えてもらうことで安心したいから。
“伝えたいこと 伝えられない”
まさに「恋煩い」に罹患しやすい特徴。
本楽曲の主人公は恋している相手に自分の気持ちを伝えられないでいる。だから「~して」と綴られる内容は、相手に直接伝えることができない心の内なのです。
こんなに悩んでいるのに、
君の前では下手くそに笑って、
恋故の苦しみを誤魔化している。
強き恋心故の、あるあるですね。
サビ1
ありふれた会話や仕草を
少しも忘れてたくはないよ
ゆらりひらり 白雪のように
溶けてしまわないように
ここで分かるのがぼんやりとしていた
「相手との関係性」です。
主人公が患った「コイワズライ」は、付き合っている最中に芽生えたものではなく、片想いをしたことで芽生えたもの。
つまり
“君といるのが当たり前ではない環境”
にいるのです。
そして、ここで一つの仮説が生まれます。
“主人公と君は物理的に
離れ離れになってしまう”
といったものです。
この仮説を踏まえると、
サビ1およびその後の歌詞の情景
が腑に落ちます。
ちなみに、今回は物理的距離が離れてしまうと仮説して解釈を進めていきますが、主人公の境遇である“片想い”は既に心理的距離が離れています。だから、その時点で物理的距離が離れてしまうのも時間の問題なのです。
そう考えると、どんな情景に置き換えても
雪みたいに思い出が溶けることを恐れる
という主人公の感情には共感が持てます。
では、2番に続きます。
スポンサーリンク
コメント