2番
嘘つきは嫌いで 曖昧を選んで
会いたいを隠して 笑顔を祈ってる
ねぇ 伝えたいことって
いつも伝えたくなくって
すれ違ってばかりで 見逃すんだよ
嘘つきは嫌い
と言ってますが、その根底にあるのは
嘘がこわい
という唯一無二の感情です。
なぜか。
それは恋が“淡い期待の元に生まれるもの”だからです。期待する分、それが嘘だったときに傷つくのが怖いのです。そして期待と不安が波を打って押し寄せてくるのも恋の特徴。喜んだのも束の間、落ち込んでしまう目に合うなんて、誰しもが経験したことがあると思います。
だから主人公は「曖昧」を選んで、感情の揺れ幅を少なくしようとしているのです。
全ては自分の心を守るため。
しかし、すれ違ってばかりとあるように身を守ることに尽力を注ぎ過ぎて、君との距離を近づけられないのも悩み。
そうしている間にも、
君との別れは一刻一刻と迫ってきます。
サビ2
色づいた街灯の明かりが
少しも優しくなんかないから
空にキラリ 瞬くように
涙は踊っていた
ついに、主人公と君は
離れ離れになってしまいます。
- 学生でいう転校・卒業
- 社会人でいう転勤
などの情景が当てはまるかと思います。
君を完全に失ってしまった主人公をなだめるように街灯が照らしてくるが、街灯が光らせるのはこぼれ落ちる涙だけ。
なにもかも「曖昧」にしてきた主人公を待っていた結末は「孤独」でした。
とても切ないですね。
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3番
悲しくなっても 寂しくなっても
泣きたくなっても いいんだよ
悲しい時こそ 寂しい時こそ
大事なことがあるんだよ悲しくなっても 泣きたくなっても
恋しくなっても いいんだよ
明日になっても 大人になっても
いつまで経っても
ここに綴られる歌詞こそが
落ち込んだ主人公へのメッセージ。
落ち込むのは、何かを頑張った証。
と言うように
悲しい、寂しい、泣きたい
という感情は
それだけ好きが大きかった証。
そんな「好き」という感情は簡単に味わえるものではありません。しかも年齢を重ねれば重ねるほど、経験し辛くなるもの。
この経験こそが財産になるのです。経験しないよりは、よっぽど良いのです。無駄でははないのです。
だから歌詞中で、悲しいも寂しいも
「大事なこと」とあるのです。
本当に核を突いたメッセージ
であると思います。
いよいよラストサビです。
ここから主人公は気持ちを入れ替えます。
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