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【Sou/愚者のパレード】歌詞の意味を徹底解釈!MVのストーリーが感慨深すぎる!

【Sou(ソウ)】

「愚者のパレード」について

MVと歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

圧倒的クオリティの
Souさん初のオリジナル楽曲!

是非、最後までご覧ください!

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楽曲名「愚者のパレード」とは

「愚者」とは

おろかもの、ばかもの。

という意味になっています。

「パレード」とは

祭礼や祝賀の際に、
行列を組んで市街を練り歩くこと。
また、その行列。

という意味を持ちます。

つまり「愚者のパレード」

愚か者の集まり・行列

という解釈を行うことができます。

ちなみに「愚者」「主人公」

なのですが、これは楽曲を考察していくことで、解けてくると思います。

また更に深追いすると
「愚者」という言葉は、
タロットカードで使われるのですが

これは変化や柔軟さ、今後の期待を意味する。

後述する歌詞考察をご覧になると見えてきますが、実はこの感情は、

“現状に不満足で変化を求めている”

そんな本楽曲の主人公に一致します。

この楽曲名が歌詞の内容と

どう関与しているのでしょうか。

MVの意味・解釈

冒頭でも述べましたが、
今回紹介する「愚者のパレード」
Souさん自身が初めて
作詞作曲を手がけた楽曲です。

MVでは

社会に適合するために、
本来の自分とは違う人格を演じ、
自分自身を見失っていく。

そんな若者の姿が描かれています。

おそらくMV中のカメラ。

これの数だけ偽りの人格が存在するのでしょう。

4:06からのMVでカメラの中に
人格ごとの世界があることが分かります。

こうして複数の人格を作る背景には

  • 圧倒的な自己嫌悪感
  • 社会の目がこわい

という苦悩が存在します。

本楽曲は歌詞とMVがリンクしていくため、今回は後述していく歌詞考察に合わせて、MVも同時解釈していきます。

また、本MVの構成は以下の通り。


圧倒的豪華メンバーですね。

このクオリティにも頷けます。

では、本題の歌詞に迫っていきます。

歌詞

何回目だっけ 忘れてしまうよ
当たり障りのない日々で僕は
正しいフリしてるの
汚れてしまったんだろう
それに気付けない
「お前は誰だ?」

関係ないだろ 溺れてしまえよ
有象無象の人混みに紛れては
怯えてるんでしょ
誰だってそうなんだよ
夢の中で踊りましょう

不完全で不安定な心で
最大の理想像を描いた
対照的な自分なんて
もう殺してしまえよ
猜疑心に苛まれた少年は
まやかしの明日を捲るのさ

単純なんだろうか 明かりは届かない
常識に囚われて
はみ出す勇気もなく
汚れた身体で綺麗に踊る

酩酊した思考が絶え間なく合図を送って
ほら今を壊していくけど
足りない意味ない
気付いたら僕はもうダメになっていた
愚者のパレード

最低な生活 君も同じなの
全てがぼやけてて いつもそこに居なくて
答えはないんでしょ
僕だってもう分からないよ
混沌とした街で一人ゆらり
溶けていく

行き交う人々
その誰もが 偽りに見えてしまって
揺れ動く僕の感情が
音を立てて崩れてく

絵空事世界なんて 誰かの偶像だ
一縷の希望に縋って
周りを塞ぎ込んで
どれが本当 顔が見えない

ボロボロになった仮面を
懲りずまた直しては
壊してを繰り返して行く
止まない止まないこの歓声は
僕らを嘲笑っていた

並行世界の君は 黒に紛れ込んで
もうどうやったって後悔ばっかだ
味気ないでしょ
死にきれない劣等感と
消しきれない背徳感で
現実が停止した
ねえ誰か救ってよ

ニセモノだって
ホンモノだったって
淘汰していく

単純なんだろうか 明かりは灯らない
常識に囚われず 何度も悩み抜いて
それでも答えは変わらぬまま
酩酊した思考が
絶え間なく合図を送って
もう僕を殺してくれよ
足りない意味無い
気付いたら僕らもうダメになっていた

醒めない夢かい
気付かずに今日もまた踊って狂えよ
愚者のパレード

youtube.com

 

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歌詞の意味・解釈

1番

何回目だっけ 忘れてしまうよ
当たり障りのない日々で僕は
正しいフリしてるの
汚れてしまったんだろう
それに気付けない
「お前は誰だ?」

youtube.com

MVの解釈でも述べましたが、

“社会の目を気にして、自分を偽っている”

そんな背景が主人公には存在します。

何度も自分を偽って(正しいフリ)人格を形成していく自分を嫌悪しているのです。

「お前は誰だ?」

というのは、まさに自分の中に生まれた
偽りの人格に対して言っています。

関係ないだろ 溺れてしまえよ
有象無象の人混みに紛れては
怯えてるんでしょ
誰だってそうなんだよ
夢の中で踊りましょう

youtube.com

有象無象とは、数は多いが、
種々雑多なくだらない人や物。

ここでは、人格を形成することで
社会に溶け込もうとする自分に

「やめてしまえよ!」

と喝を入れています。

“どうせ社会の集団なんて有象無象に過ぎないし、みんな自分と同じように周囲の目を気にしているだけだから、夢の中(自分のなりたい自分)に飛び込もう”

そんなメッセージが
込められているのでしょう。

不完全で不安定な心で
最大の理想像を描いた
対照的な自分なんて
もう殺してしまえよ
猜疑心に苛まれた少年は
まやかしの明日を捲るのさ

youtube.com

最大の理想像=偽りの人格

本楽曲の主人公は、偽りの人格を形成することに苦悩を感じていますが、他者に近づくために最大の理想を描くのは、きっと誰しもに当てはまりますよね。そう考えると主人公の境遇に共感する方は多いのではないでしょうか。

しかしそれは、対照的な自分に過ぎない。

偽った自分を好きになられたとしても、
それは本来の自分とは
真反対の人格であるため

好きになられる=本来の自分を否定

という皮肉な方程式が
成り立ってしまうのです。

故に主人公は思い悩んでいます。

猜疑心とは、相手の行為などをうたがったり、ねたんだりする気持ちのこと。

まさに人間不信な主人公を映す言葉です。

サビ1

単純なんだろうか 明かりは届かない
常識に囚われて
はみ出す勇気もなく
汚れた身体で綺麗に踊る

youtube.com

汚れた身体で綺麗に踊る

とは、まさに

作成した人格で社会を上手に立ち回る自分

を皮肉めいた表現で表しています。

このとき主人公の心理にあるのは、
常識(社会の規範)から
抜け出せない自分との葛藤です。

更に続いていきます。

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