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【神山羊/青い棘】歌詞とMVの意味を徹底解釈!

【神山羊】

「青い棘」について

MVと歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

 

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楽曲名「青い棘」とは

「青い棘」とは、また意味深なタイトルですね。

まずは、このタイトルにどのような意味が
込められているのかについて、
考察していきましょう。

あなたが「青」と聞いて、
連想するものは何ですか?

青は男女問わず好きな人が多い色なので、
好きな人であれば「誠実」というイメージや
「堅実そう」と思う人がいるでしょう。

その他には、夏が好きな人であれば、
「海」を連想する人や水を連想する人も
いるかもしれませんね。

一方で、青が「不安」や「悲しみ」と
いうイメージを表すこともあります。

ブルーデーやブルーマンデーという
言葉で表されることが多いですね。

その他、体調がすぐれない人の表情を
「顔色が青い」と表現しますし、
音楽のブルースも歌詞に幸福を感じませんね。

次に「棘」の意味を考えてみましょう。

「棘」とは、堅く先の尖った突起物のことです。

幼い時に手の指などに棘が刺さって、
痛い思いをしたことのある人も
いらっしゃるかもしれません。

棘は、刺さると抜くのがかなり痛いものです。

それが転じて、
心が痛むようなできごとを経験して、
いつまでも残っているような状態のことを
「心に棘(とげ)がある」のような表現をします。

この楽曲名が歌詞の内容と

どう関与しているのでしょうか。

MVの意味・解釈

印象的なのは、全編で使われている青です。

青は、知性や信頼を持たせる役割である一方、
不安や悲しみ、寂しさを感じさせます。

もう一つ印象的なのが、
MVにも登場している「蛾」の存在です。

「蛾」が伝えるメッセージは、
人間関係のトラブルや
変容・誤解などのように
あまりいいイメージのものではありません。

「青い棘」の中でいえば、
心から好きだった彼女とどうしても
別れなければならない事情があった。

実際に別れたけれど、
その彼女のことが忘れられす
つい彼女のことを追いかけてしまう。

もうこの手に戻ってくる可能性が
低いものを追いかけている時、
人は周りが見えなくなっているものです。

そんな状況から立ち直ろうとしている
主人公の心情が描かれている歌と
いえるでしょう。

聞こえてくるメロディーや歌詞も、
どことなく悲しいものがありますね。

では、本題の歌詞に迫っていきます。

 

歌詞

昨日そこの本屋で
君が好きだったあの本を
読めもしないのに買ったんだ
痛いよなあ、馬鹿みたいだなあ

優しさで目が眩んで
本当の事が言えなくなって
気付けばそんなに苦しくもなくなって

熱が出て思い出した
悪いことは全部 冷蔵庫の中へ
こっちへ来て 笑うのさ
部屋の明かりも消さないで
ソファの上で落ちる 夢の中

こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、
煙になって、消え交わっている
こんなくだらない暮らしを愛せないの
私が鈍くなって、
いつかを待って、また重なって

長い映画の後 忘れた
取る足らない小さな見返りは
できることならずっとこのままで
なんて手放せないまま

ただの一度も素直になれずに
愛されたってどうなるの?
なんて言えやしないし、
嫌に見えないしなあ

熱が出て思い出した
悪いことは全部 冷蔵庫の中へ
こっちへ来て 笑うのさ
痛みを怖がることもない
さあ 目を閉じて切る 青い棘

こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、
煙になって、消え交わっている
こんなくだらない暮らしを愛せないの
私が鈍くなって、
いつかを待って、また重なって

こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、
煙になって、消え交わっている
こんなくだらない私を見つけないで
形が歪になって、
轍に沿って、また行き着いて

youtube.com

 

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歌詞の意味・解釈

1番

昨日そこの本屋で
君が好きだったあの本を
読めもしないのに買ったんだ
痛いよなあ、馬鹿みたいだなあ

優しさで目が眩んで
本当の事が言えなくなって
気付けばそんなに苦しくもなくなって

youtube.com

自分が特に好きなわけでもないのに、
かつて好きだった人が読んでいた本を
手にとってしまったことのある人は、
結構いるのではないでしょうか。

いくら表面的に割り切っていると強がっても、
そう簡単には割り切れないのが人間。

そういう割り切れない感情が、
この歌詞に強く現れているといえます。

熱が出て思い出した
悪いことは全部 冷蔵庫の中へ
こっちへ来て 笑うのさ
部屋の明かりも消さないで
ソファの上で落ちる 夢の中

youtube.com

この歌詞からは、
自分の本音を出し切れていない心情が
伝わってきます。

優しさが大きくなってしまうと、
つい本音の部分にある感情を押し殺すものです。

「悪いことは全部冷蔵庫の中へ」から、
なにか嫌なことがあったら
全部後回しにしてしまう性格が感じられます。

1番の歌詞からは、
かつての恋人に関する未練や
「もう一度やり直したいけれど無理かな」
という諦めのような感情が交差している
ように読み取れるでしょう。

サビ1

こんなくだらない暮らしを許せないの
私が古くなって、
煙になって、消え交わっている

こんなくだらない暮らしを愛せないの
私が鈍くなって、
いつかを待って、また重なって

youtube.com

「こんなくだらない暮らし」というところ、
「許せない」、「愛せない」という部分から、
今の自分を卑下していることがわかります。

そして、「消え交わっている」という部分、
「いつかを待って、また重なって」からは、
かつての恋人とまたよりを戻したいという
未練のようなものが感じ取れます。

彼女と付き合っていた時は幸せだった、
その幸せだった時に戻りたいという
気持ちが強くあらわれた歌詞ですね。

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