「MONSTER IDOL(モンスターアイドル)」こと
【豆柴の大群】の
「りスタート」について
歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
結果わかったのは
クロちゃんは相当な策士かも知れない。
ということでした。
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楽曲の基本情報
今回紹介していく「りスタート」は、「水曜日のダウンタウン」で話題沸騰した「MONSTER IDOL(モンスターアイドル)」という企画。その中で生き残ったメンバーで構成された「豆柴の大群」のデビューシングル。
メンバーは
- アイカ
- ナオ
- ミユキ
- ハナエ
- カエデ(25日の生放送で追加)
の上記5人で構成されており、お笑いタレントのクロちゃんがプロデューサーを努める。(2019年12月25日以降、クロちゃんは解任となり所属事務所のWACKのもと活動を行うことが決定)
本楽曲の理解に欠かせないのは、「モンスターアイドル」の番組内容なのですが、簡単に言うと欲望丸出しで理不尽なクロちゃん(プロデューサー)に対して、アイドルになりたい候補生が奮闘する番組でした。
言葉を選ばず言うと、クロちゃんの度を超えた気持ち悪さと闇の深さから若者に大人気となったバラエティー番組です。
さっそく本題の歌詞についてですが
はじめに受けた印象は
なんだこのまとまりのない文章は。
「スキップしながら唾かけて」とか気持ち悪いフレーズが多い。
といったものでした。
ただ「豆柴の大群」となったメンバーが熱心に歌い上げる姿を見つつ歌詞を眺めていると、
過去の苦悩や葛藤を乗り越えて前に進む
といった、少々感動的なものに感じてきたのです。過去とは番組内で彼女たちが受けた理不尽といったところですね。
大まかな楽曲の輪郭をなぞったところで、本題の楽曲考察に移っていきます。まずはタイトルから。
楽曲名「りスタート」とは
「りスタート」とは
英語に訳すと「Restart」となり
- 再開させること。
- 再出発すること。
という意味になる。
タイトル自体の解釈はいたって安易的なものではありますが「再開」というのは、中断していたものや諦めていたものに再び火を付けるといった行動を示す意味があります。
メンバーとして選出されるために、辛い思いをした彼女たち。そのスタート(デビュー)としては「りスタート」という楽曲名は、まさにふさわしいものなのではないでしょうか。
スタートではなく、りスタートなのが趣深い。
(ちなみにクロちゃんは了解の「り」だと番組で話しています 笑)
ではタイトルの意味を大まかにおさえたところで、本題の歌詞に迫っていきましょう。
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歌詞
織姫と彦星の関係を
ロマンチックに感じなくなったのは
いつから?
かけぬける風に託した想い
言葉では伝えることができなくなってる名もなき神が与えた試練に
バケツの水をひっくり返して
サ・ケ・ン・デ・タ!!だから無駄じゃないよ経験したすべて
スキップしながら唾かけて
ねぇみてた夢を現実に
ひっこぬいて奏でるんだ
守りたい過去より見上げた空へ
失ってたメロディー♪サプライズという落とし穴ハマり
私をラビリンスの住人に仕立て上げたの?
仇なす者の 誘い耳傾け
サボテンを強く抱きしめて
キ・ゼ・ツ・シ・タ未来からの声?
遠くから聞こえるの
やなこと全部唾つけて
ねえ闘いもしないうちに
負け犬のレッテル貼られたんだ
もうやめたい
私の禁断の果実を
誰が食べるのかしら言いたいことがあるんだよ
やっぱり豆柴かわいいよ
好き好き大好きやっぱ好き
やっと見つけたお姫様
俺が生まれてきた理由
それは豆柴に出会うため
俺と一緒に人生歩もう
世界で一番愛してる
アイシテルだから無駄じゃないよ
経験したすべて
スキップしながら唾かけて
ねぇみてた夢を現実に
ひっこぬいて奏でるんだ
守りたい過去より見上げた空へ
終わらないメロディー♪作詞:クロちゃん
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歌詞の意味・解釈
1番
織姫と彦星の関係を
ロマンチックに感じなくなったのは
いつから?
かけぬける風に託した想い
言葉では伝えることができなくなってる名もなき神が与えた試練に
バケツの水をひっくり返して
サ・ケ・ン・デ・タ!!
楽曲の基本情報の欄でも話しましたが
番組内の彼女らとアイドルになった彼女らを重ね合わせて歌詞を読み解くと
過去の苦悩や葛藤を乗り越えて前に進む
といった姿が歌詞全体を通して見えてきます。
はじめの歌い出しでは“織姫と彦星の関係”という、まさにロマンチックを象徴するおとぎ話を用いることで、それを理解できなくなった「冷めた心」を演出しています。
そしてBメロのバケツの水を返すという行為は
与えた試練を乗り越える。
といった行為を象徴しています。
水になるという言葉が消えうせるという意を持つように「水」には何かを取り払う意があると言われています。
つまり1番のAメロとBメロは
- 絶望的な状況
- 絶望を打開していく姿
というストーリー要素を含んだ対照的な情景が描かれているのです。
サビ1
だから無駄じゃないよ経験したすべて
スキップしながら唾かけて
ねぇみてた夢を現実に
ひっこぬいて奏でるんだ
守りたい過去より見上げた空へ
失ってたメロディー♪
困難を乗り越えた人は強くなる。
だから“無駄じゃないよ経験したすべて”と困難を乗り越えた自分を鼓舞するような形でサビがはじまっていく。
そしてここで、「汚い!」と世間を騒がせた
スキップしながら唾かけて
という歌詞が綴られるのですがこれは
苦しかった過去を吐き捨てて
といったポジティブな意味を持つように感じ取れるのではないでしょうか。
何もかもに「冷め」を感じてしまうほどの辛い過去を経験したとしても、それがあったからこそ今の自分が形成されている。もしもあなたが辛い時間の中にいるのだとしたら、それはそれより上を目指せるチャンスにもなる。自分の中に閉じこもる必要はないのです。(守りたい過去より見上げた空へ)
苦しみからの出発。
まさに「りスタート」といったところですね。
2番に続きます。
2番
サプライズという落とし穴ハマり
私をラビリンスの住人に仕立て上げたの?
仇なす者の 誘い耳傾け
サボテンを強く抱きしめて
キ・ゼ・ツ・シ・タ
ラビリンス…迷宮のこと。
仇なす者…敵対したり害を与えたりする人
耳傾け…注意して聞くこと。
ここでは苦悩に立ち向かう姿が描写されている。
自分に害を与える人(番組で言うとクロちゃん)がいて、その存在のせいで自分の進む先が分からなくなった(ラビリンス)としても、そんな連中がいるからこそ精神的な成長を得ることができるのです。
サボテンを抱きしめるような、痛い経験も決して無駄にはならない。苦境に対して逃げるばかりではなく、ときには立ち向かうことも大切であることを説いているのではないでしょうか。
(でもクロちゃんがそれを意識して書いていたのだとしたらそれはそれで…笑)
サビ2に続きます。
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