２番
Living in a world where no one’s innocent
Oh, but at least we try
Gotta live my truth, not keep it bottled in
So I don’t lose my mind
Baby, yeah
でもそうなろうと努力はしている
正直に生きて真実を隠さない
そうすれば心を失うことはないのよ
２番の歌い出しでは「自分に正直にいることの素晴らしさ」についてが謳われています。
これは自分に襲い掛かってくる悲しみ（雨）から逃げず、それを受け止めようとしていた姿と重なる部分ですね。
悲しいときは泣く。涙が止まらないときは止まるまで泣く。降り止まない雨がないように、悲しみの涙もいつかは止まるものなのです。
まっすぐ受け入れることは「心を失わない」ことに繋がる。やはりここの歌詞は彼女たちの経験からなる「向き合うことの美しさ」が描かれているのです。
I can feel it on my skin
It’s coming down on me
Teardrops on my face
Water like misery
Let it wash away my sins
It’s coming down on me
Let it wash away
私に落ちてくる
頬を伝っていく涙が
惨めさを象徴するような水が
いっそ私の罪も洗い流して
私に落ちてくる雨
どうせなら全部洗い流してよ
ここまで解釈すると降り注いでくる雨（涙）と向き合っている意図も分かってきますね。
苦しいことから逃げるのではなく、向き合うことが大切なのです。そうすれば自分の過ちも、受けた悲しみも、いつかは全てがリセットされる。
自分に正直にいることの大事さに気づかされます、、、
＜サビ２はサビ１と同じため解説を割愛＞
３番
Hands up to the sky
I’ll be your galaxy, I’m about to fly
Rain on me, tsunami
Hands up to the sky
I’ll be your galaxy, I’m about to fly
RAIN. ON. ME.
私はあなたの銀河になる、すぐに飛ぶよ
津波のように降ってくる雨
空に手を掲げて
私はあなたの銀河になる、すぐに飛ぶよ
さあ雨よ降ってきて
ここでは「彼との気持ちに踏ん切りをつける姿」が描かれています。
また初見では「I’ll be your galaxy（私はあなたの銀河になる）」に、疑問を抱くかもしれませんがこれは「宇宙に行くくらいあなたと離れる（忘れる）」というニュアンスを含むのでしょう。ポジティブな別れの意です。
I hear the thunder coming down, won’t you rain on me?
Rain on me
I hear the thunder coming down, won’t you rain on me?
RAIN. ON. ME.
雨よ降ってきなさい
雷の音も聞こえてきた、あなたは分からない？
雨よもっともっと、、、
終始降り止まない雨を通して「威風堂々と逆境に立ち向かう姿」が描かれてきましたが、最後の最後までそれは続いていきます。
ただ最後のフレーズでは「I hear the thunder coming down（雷も落ちてきた）」と、収まらない悲しみが「雷」で表現されています。
しかしそんなものはものともせずに「雨よもっともっと、、、」と主人公は立ち向かってきます。雨を感じていないであろう残念なあなたを皮肉に思いながら。
「Rain On Me」は、どこまでも哀しい思いを歌いながら、悲しみを絶対的に受け入れることの大切さを説いている、ネガティブなポジティブナンバーだったのです。
感想
逆境の中だからこそ光るたくましさってありますよね。本楽曲にはそれを感じました。
どう足掻いても逃げようのない悲しみなら、いっそ全てリセットされるまで哀しみに浸る。
思い出してみれば、過去の悲しみなんて今となってはちっぽけなもの。やっぱり降り止まない雨はないんですね。ただ直面しているときはそんなこと考える余裕すらもないだろうから、受け止める。これに尽きると説いてくれていたわけですね。
楽曲の中に垣間見える彼女たちの強さ。グッと勇気を貰えた方は多いのではないでしょうか。
【Lady Gaga, Ariana Grande／Rain On Me 】
歌詞の意味の解釈でした！
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