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【Creepy Nuts/かつて天才だった俺たちへ】歌詞の意味を徹底解釈! “たりないふたり”がぶちかました傑作

3番

お前は未だに広がり続ける銀河
孫の代までずっとフレッシュマン
粗探しが得意なお国柄
シカトでかまそうぜ金輪際
俺も未だに広がり続ける銀河
今際の際までずっとフレッシュマン
くたばり損ねた冥土からcome back
草葉の陰からゴンフィンガー

ここで言われているのは、夢を追うのに年齢なんか関係ないということです

 

「フレッシュマン」は文字通り新人のことですが、「大学の一年生」という意味もありこれまた大学とかかっています。

「ゴンフィンガー」はレゲエやラップにおいて指を銃の形にして掲げるポーズのことで、テンションが高まっていることを示します。

 

孫の代まで、今際の際(死に際)までずっとフレッシュマン。

なんなら冥土からだって戻ってきて草葉の陰(墓場の下)からゴンフィンガーしてやる。

そのくらい、いくつになっても野心をもってやってやろうぜ、という気概が感じられますね。

 

少しでも出る杭が出れば叩く日本のお国柄。

天才でもないのに自分の理想なんか追いかけようものなら、死に物狂いで粗を探されてケチをつけられることでしょう。

実際に「かつて天才だった俺たちへ」という曲自体にも、「こんなポップな楽曲はヒップホップじゃない、ありえない」みたいなコメントが結構見受けられたりもします。

まさにご指導ご鞭撻、渡る世間の洗礼をあびるとこ。

 

でもそんなの気にしたってどうしようもない。

シカトでかまそうぜ金輪際

ここではCreepy Nutsの抱える劣等感が、ポジティブな言葉へと昇華されているのです。

 

 

無傷のまんまじゃ居られない
変わり続けていく多面体
その物差しじゃ測れない測らせる気も無い
かつて天才だった俺たちへ
神童だった貴方へ
まだ見ぬ明日へ羽ばたけ行くぞ12345

こちらの歌詞も先ほどと同様。

 

粗探しが得意なお国柄で折れずにやっていこうと思えば、無傷のままではいられるはずがありません。

世間からの風当たりもあるし、既に若き日に挫折して捨てた可能性に今更手を付けるのだから、そこでは再び挫折を味わうことだってあるでしょう。

 

でもどっちみちいばらのway。

その物差しじゃ測れないし測らせる気も無い。

 

他人の評価や挫折なんかもろともせず突き進んでいけば、まだ一発かませるかもしれない。

いつしか何者にもなれないと思い込んでしまった私たちに、彼らはそう語りかけてきます。

 

「かつて天才だった俺たちへ 神童だった貴方へ」

そこには曲を聴いている私たちだけでなく、Creepy Nuts自身も含まれています

 

きっとずっと自信をもって生きてきた天才がこの曲を歌ったとて、それは大して響かなかったことでしょう。

日本三連覇のラッパーと世界一のDJ。傍から見ると天才でしかない二人ですが、彼らも人知れず可能性から目を背けて生きてきました。

 

学歴もない、恋愛経験も少ない、協調性も社交性も社会性も足りない、そんな劣等感を歌い続けてきた末に現在栄光を掴みつつある ”たりないふたり” が歌うからこそ、最高にカッコいい楽曲として突き動かされるのだと思います。

 

「まだ見ぬ明日へ羽ばたけ 行くぞ12345」

 

かつて天才だった人々が閉ざした可能性に再び目を向けさせてくれる、素晴らしい楽曲でした…!

 

感想

MVで登場する車はカッコいいスポーツカーなんかではなく、割とどこにでもあるプリウスです。

そこらの平凡な車であってもドリフトを最高にカッコよくぶちかませる。

かつて天才だった俺たちでもまだ何だってやれる。

そんなことを訴えかけられているような気がします。

 

【Creepy Nuts/かつて天才だった俺たちへ】

歌詞の意味の解釈でした!

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