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【Mr.Children/Brand new planet】歌詞の意味を徹底解釈!新しい「欲しい」までもうすぐ。

【Mr.Children(通称:ミスチル)】「Brand new planet(ブランド ニュー プラネット)」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

読みどころ

✔ 『姉ちゃんの恋人』の主題歌に起用された理由
✔ コロナ禍の現状に刺さるメッセージ性
✔ 誰しもが共感するであろう「飼い殺した憧れ」

 

サルー
サルー

不安によって壊れかけた世の中に炸裂する前向きな世界観。ミスチルの感慨深い歌詞をじっくり読み解いていきます!

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温かく前向きな世界観

 

今回紹介していく「Brand new planet」は、火曜9時ドラマ『姉ちゃんの恋人』の主題歌に起用された楽曲。

 

ドラマの公式ホームページには

ドラマにとってこの楽曲は、恋によって“新たな日常”が始まった桃子の幸せへの期待感を盛り上げるような希望に満ちたナンバー。

と綴られていました。

 

なんでもドラマ制作側には「コロナという形の見えない不安によって壊れかけた世の中に向けて、人やモノの“希望と再生”の物語を届けたい」といった想いがあったのだそう。

これを聞いたミスチル側がオファーを快諾し「温かく前向きな世界観」が共通する「Brand new planet」が提供したとのことです。

 

サルー
サルー

前情報から楽曲の輪郭が少し見てきましたね。

 

またボーカルの桜井和寿さんは

身体を縮まらせるように過ごした2020年。
その終盤に明るく健やかな未来への兆しを感じながら、「姉ちゃんの恋人」を観たいなぁ。

新しい「欲しい」まで
もうすぐ!!

と主題歌提供に際してコメントを残しています。

 

サルー
サルー

新しい「欲しい」までもうすぐ!というのは歌詞にも起用されている言葉。歌詞全文を紐解いていくことで意味が明確に伝わってきます。

 

コロナを打破する希望と再生の歌。

では本題の楽曲考察に移っていきましょう。まずはタイトル名に着目していきます。

 

楽曲名「Brand new planet」とは

「Brand new planet」とは直訳すると

  • 真新しい惑星

という意味になります。

 

前章で触れた「コロナという形の見えない不安によって壊れかけた世の中に向けて、人やモノの“希望と再生”の物語を届けたい」といった想いに共通することを踏まえると、真新しい惑星とはすなわち希望と再生の意を込めた新世界を意味していることが分かります。

 

もっと簡易的に言うと、すごく希望に満ちている惑星といったところですね。「逆境の中で前を向いていこう」という意志がタイトル名に滲み出ているのです。

 

サルー
サルー

楽曲タイトルの時点で読み取れるこのポジティブで素敵な想いが歌詞でどのように表現されていくのでしょうか。細かく見ていきましょう!

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歌詞

立ち止まったら そこで何か
終わってしまうって走り続けた
でも歩道橋の上 きらめく星々は
宇宙の大きさでそれを笑っていた

静かに葬ろうとした
憧れを解放したい
消えかけの可能星を見つけに行こう
何処かでまた迷うだろう
でも今なら遅くはない
新しい「欲しい」まで もうすぐ

ねぇ 見えるかな?
点滅してる灯りは離陸する飛行機
いろんな人の命を乗せて
夢を乗せて 明日を乗せて

「遠い町で暮らしたら
違う僕に会えるかな?」
頭を掠める現実逃避
さぁ 叫べ Les Paulよ
いじけた思考を砕け
新しい「欲しい」まで もうすぐ

さようならを告げる詩
この世に捧げながら
絡みつく憂鬱にキスをしよう
何処かできっと待ってる
その惑星(ほし)が僕を待ってる

この手で飼い殺した
憧れを解放したい
消えかけの可能星を見つけに行こう
何処かでまた迷うだろう
でも今なら遅くはない
新しい「欲しい」まで もうすぐ
新しい「欲しい」まで もうすぐ

作詞:桜井和寿

歌詞の意味・解釈

1番

立ち止まったら そこで何か
終わってしまうって走り続けた
でも歩道橋の上 きらめく星々は
宇宙の大きさでそれを笑っていた

まず最初に押さえて頂きたい全容が1つ。本楽曲のタイトルには「planet(惑星)」というワードが起用されていますが、規模感的に言うと「人類規模」ひいては「地球規模」といったところ。

 

つまり「Brand new planet(真新しい惑星)」とは言っても、私たちの生活の中にある「身近なもの」が歌詞ではたくさん登場していきます。この音楽を聴いて親近感を感じていた方は、この辺りに要素があったのかも知れません。

 

歌い出しの歌詞では「アスファルトの照り返し」「歩道橋の上 きらめく星々」と置き換えられていますよね。

 

これはきっと「何気ない日常の美しさ」を歌っていて、さらにコロナ禍の現状を踏まえて言うのならば、太陽の下で歩道を歩くだけで、それは幸せなんだと。それこそ「宇宙規模の笑顔」に繋がるくらいに。

 

サルー
サルー

その辺りに転がってる幸せを感じ取りながらポジティブに前を向いていく。歌い出しからイメージ通りの明度ですね。さらに追っていきましょう!

 

サビ1

静かに葬ろうとした
憧れを解放したい
消えかけの可能星を見つけに行こう
何処かでまた迷うだろう
でも今なら遅くはない
新しい「欲しい」まで もうすぐ

続くサビでは「諦めようとしたものに手を伸ばす姿」が描かれていきます。

 

「静かに葬ろうとした憧れ」

憧れというと「あの人になりたい!」といったイメージが強いかと思いますが「ここにいきたい」「あれをしてみたい」などの小さな欲求も「憧れ」の類に違いありません。

大小あれど今のあなたにもきっと「今すぐ葬ろうとしている憧れ」があるのではないでしょうか。

 

この「落っことしそうな憧れ」を何とかすくい上げて、消えかけの可能性をキープし続ける。

その先に「Brand new planet(真新しい惑星)」があると言っているのです。

 

そしてすごく印象的なワード

新しい「欲しい」まで もうすぐ

がサビのラストフレーズには綴られています。

 

この部分にはきっと「逆境の中でも勇気を持って一歩を踏み出そう!」といったメッセージが込められているのでしょう。

新しい「欲しい」を感じるためには、新たなステージに進む必要があります。そうしないと気付くことすらできないから。

 

「新しい欲しい」の感性を掴み取ることができるのは、自分の意志で現状を打破しようと前に進んだ者だけなのです。

 

2番

ねぇ 見えるかな?
点滅してる灯りは離陸する飛行機
いろんな人の命を乗せて
夢を乗せて 明日を乗せて

1番で「歩道橋の照り返し」が注目されていたように、2番では「飛行機の灯り」に焦点が当てられています。

 

そして飛行機の動きの中でも離陸の瞬間が切り取られている。

 

言わずもがなですが、この飛行機の離陸は「前に進んでいく人々」と重ねられており、何気ない日常の中に存在している希望感に改めて気付かされる。

 

サルー
サルー

後半の歌詞ではさらにメッセージ性の本質に近づいていきます。続く歌詞を追っていきましょう!

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コメント

  1. てっちゃん より:

    歌い出しのところ、そんな解釈もあるんだなあと思いました!

    僕の解釈は単純に、
    「歩道橋を渡ったときに夜空の星々を見て悩みの小ささに気付いた」
    のだと思いました。

    宇宙というマクロと自分というミクロを対比して、でもそこから、また走り出そうと思えたんじゃないかなと僕は思いましたです^_^

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