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【平手友梨奈/ダンスの理由】歌詞の意味を徹底解釈!語られる欅坂時代の後日談…?

【平手友梨奈】「ダンスの理由」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ 自身初となるオリジナル楽曲
✔ 衝撃的すぎる歌詞

✔ 欅坂時代の自身の境遇….?

 

骨助
骨助

櫻坂46のデビューと同日に新たな一歩を踏み出した平手友梨奈さん。楽曲が一体何を歌ったものなのか、じっくり考察していきます。

 

 

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「平手友梨奈」名義のオリジナル曲

今回紹介していく「ダンスの理由」平手友梨奈さん自身初となるオリジナル楽曲

欅坂46在籍時代にソロ曲を披露することはありましたが、「平手友梨奈」名義で楽曲が制作されたのは今回が初となります。

事前の詳細発表無しで2020年12月9日のFNS歌謡祭にて楽曲初披露となりました。

 

骨助
骨助

同日のFNS歌謡祭には、欅坂46から改名し同日に改めてデビューを迎えた櫻坂46も出演。別の道を歩き始めたことを決定づける放送となりました。

 

楽曲の制作には一から平手さんが関わっており、作詞は欅坂時代と同じく秋元康さんが担当。

作曲には欅坂46「誰がその鐘を鳴らすのか」でも作曲を務めた辻村有記さん、伊藤賢さんと共に、平手友梨奈さんの名前が連名で記載されています。

 

《結局あの娘を見てると一番辛かった頃の私を思い出すの》

《誰もいなかったから仕方なく踊るしかなかったんだ》

 

洗練されたダンスと圧倒的な表現力でパフォーマンスされる楽曲は、欅坂在籍時の平手さんを想起せざるを得ないような意味深長な歌詞の連続です。

「ダンスの理由」は一体何を歌った楽曲なのかこの記事では歌詞に注目して考察していきます。

 

歌詞

その光はどこを照らしてるのか?
遠い場所から希望は見えているのか?
心を閉ざしてる時 孤独は暗闇の中だ
Darkness filled somebody’s heart
Help! Help! Help!

そのままにはしておけない
I’ll do it for you
どうする? どうする? どうする?⋯
I got it !

私が踊り続ければ 世界が許すと言うのなら
いつまでだって Keep going yeah
何度だって踊るよ 倒れても構わない
誰かの悲しみを癒す
その一瞬のために
夢のようなターン決めよう

心擦り減らして、傷ついたって
絶対に救いたい
あの娘は私 死なないで あの頃の私

やさしさなんて余計なお世話だって
強がりと思えないくらい幸せ憎悪してた
拗ねていたわけじゃない
期待して傷つきたくはなかった
Everyone’s had enough
What should I say?
Yeah! yeah! yeah!

私にできることなんて⋯
There is nothing special
何も 何も 何も 何も 何も 何もない
Understood!

誰かが貧乏くじ引いて
一人きり泣いているのなら
夜が明けたって I don’t give up
眠らないで踊るよ 気が済むまで付き合おう
犠牲はしょうがないなんて
部外者に言わせるものか 私が許さない

もしも同じような 境遇ならば
同じ目に遭わせない
いつかの自分 死なせない この腕で守る

結局 あの娘を見てると
一番辛かった頃の私を思い出すの
誰かがいてくれたら普通でいられた
誰もいなかったから 仕方なく
踊るしかなかったんだ

誰かが貧乏くじ引いて
一人きり泣いているのなら
夜が明けたって I don’t give up
眠らないで踊るよ 気が済むまで付き合おう
犠牲はしょうがないなんて
部外者に言わせるものか 私が許さない

私が踊り続ければ 世界が許すと言うのなら
いつまでだって Keep going yeah
何度だって踊るよ 倒れても構わない
誰かの悲しみを癒す
その一瞬のために
夢のようなターン決めよう

作詞:秋元康

歌詞の意味・解釈

あまり断定的な解釈はよろしくないのですが、今回の楽曲に限って言えば、これは過去の平手さんの境遇を歌った楽曲であると解釈せざるを得ないように思います。

 

歌詞全体を見た時にとてもフィクションとして片づけられる歌詞ではないし、では今現在の平手さんの心境を歌っているかと問われればどうやらそれも違うでしょう。

また作詞は本人ではなく秋元康さんですが、以前平手さんは秋元さんの詞について「何で自分の今思ってることがこんなにわかるんだろう、秋元さんなんで…って思う時もあったりもしてました。」と語られていましたので今回も彼女と無関係なことを歌っているとは到底思えません。

 

「ダンスの理由」。

彼女は欅坂在籍時代、センター以外で曲を踊ったことがほとんどありません。

全シングルの表題曲はもちろん、カップリング曲の多くに至るまでその中心にいたのは平手友梨奈さんでした。

彼女が躍るということは、すなわちそのグループの中心で踊るということ。

つまり「ダンスの理由」は単なる平手さんが踊る理由ではなく、彼女が国民的アイドルグループで常にセンターとして 踊り続けたその理由なのです。

 

1番

その光はどこを照らしてるのか?
遠い場所から希望は見えているのか?
心を閉ざしてる時 孤独は暗闇の中だ
Darkness filled somebody’s heart
Help! Help! Help!

楽曲はやや漠然とした歌詞からスタート。

《Darkness filled somebody’s heart》は日本語に訳すと《暗闇が誰かの心を蝕んでいく》といったところでしょう。

 

心を閉ざし、暗闇の中で孤独に飲まれる。

《Help! Help! Help!》

そうやって必死に助けを求める “誰か” ですが、どうやらその主語は平手友梨奈さんではないようです。

次の歌詞を見ていきます。

 

そのままにはしておけない
I’ll do it for you
どうする?どうする?どうする?⋯
I got it !

この楽曲での平手さんは、孤独に苦しんでいる誰かを外から眺めている立場にいます。

苦しみ、助けを求めている誰かを見殺しにすることなどできません。

何かしてあげたい。

でもじゃあ何を?

 

《どうする?どうする?どうする?⋯》

 

そんな自問自答の末に彼女が選んだ答えは、踊ることでした。

《I got it !》は相手が言ったことやその状況に対して《了解した! わかってるよ!》といった意味。

選んだというよりは、踊るしかなかった、と言った方が正しいのかもしれません。

 

サビ1

私が踊り続ければ 世界が許すと言うのなら
いつまでだって Keep going yeah
何度だって踊るよ 倒れても構わない
誰かの悲しみを癒す
その一瞬のために
夢のようなターン決めよう

孤独な誰かを助ける手段、そして世界に許される手段。

それが彼女にとっては踊ることでした。

欅坂46というグループのセンターとして。

 

誰かを助けたり世界に許されるために踊る、というのは普通に考えるとよくわからない内容ではありますが、当時の平手さんの境遇に沿って考えると非常に納得がいきます。

 

1st single「サイレントマジョリティー」で華々しくセンターを務めて以来、2nd singleも、3rd singleも当たり前のようにセンターは平手友梨奈さんでした。

そして極めつけは4th singleの「不協和音」。この時には完全に平手さんを中心にした欅坂46というグループが完成してしまっていたように思います。

ファンから見てもきっと内部の関係者やメンバーから見ても、センターは平手友梨奈ただ一人。

 

そんな状況で、もし他の誰かがセンターを務めれば。

世間から厳しい目で見られることは容易に想像がつくし、関係者やメンバーからのプレッシャーも相当なものになる事でしょう。例えそうでなくとも、その ”誰か” が莫大な重圧に押しつぶされることは必至。

新たなセンターを立てることは、そのメンバーにとってあまりに負担が大きすぎました。

 

だとしたら平手さんが誰かを孤独から救うため、そして世間から許されるためにできることは一つだけ。

センターとして踊る事だけだったのではないでしょうか。

 

《どうする?どうする?どうする?⋯ I got it ! 》

《何度だって踊るよ 倒れても構わない》

ある種苦肉の策として、彼女が踊り続ける他なかったのです。

 

2番

心擦り減らして、傷ついたって
絶対に救いたい
あの娘は私 死なないで あの頃の私

2番冒頭の歌詞では、他の誰かにかつての自分自身の姿を重ねています

 

言い方が悪くなってしまいますが、連続でセンターを務め続けていた当時の平手さんの心は明らかに荒んでいました。

グループ加入当時の明るいキャラクターは次第に影を潜め、ついにはパフォーマンス以外でほとんど表舞台に現れないように。バラエティー番組への出演も極端に減少しています。

これは私一人の私見ではなくて、彼女の変遷を知る人なら誰もが《あの頃の私》が死んでしまったことに関しては納得がいくはずです。

 

だからこそ、彼女は誰かが自分の二の舞になる姿なんて見るに堪えなかったのではないでしょうか。

《あの娘は私 死なないで あの頃の私》

例え自分が今以上に心をすり減らし、傷つくことになるとしても、”あの娘” の避雷針になるのであればそれでよかったのかもしれません。

 

そうなってくると気になるのが ”あの娘” のモデルですが、実在すればこの曲で再び傷つけることになってしまうので流石に存在しないと思われます。

もし他の誰かがセンターに選ばれるとしたら、の話です。

 

やさしさなんて余計なお世話だって
強がりと思えないくらい幸せ憎悪してた
拗ねていたわけじゃない
期待して傷つきたくはなかった
Everyone’s had enough
What should I say?
Yeah! yeah! yeah!

じゃあ踊っている彼女自身は幸せにならなくてもいいのか、という話になりますが、この部分の歌詞で感じられるのは “諦め” です。

 

もはや優しさなんて余計なお世話で、変に期待して傷つくくらいなら最初から期待しない方がマシ。

《強がりと思えないくらい幸せ憎悪してた》

悲しいまでに冷酷な歌詞ですが、そう思う他なかったのでしょう。

 

英語部分の訳は《みんなもう飽き飽きしてる 私は何を言えばいい?》といった意味。

誰も手を付けられない暗闇の中で、自分に何ができるのかを思案しています。

 

私にできることなんて⋯
There is nothing special
何も 何も 何も 何も 何も 何もない
Understood!

《There is nothing special》

私には何か特別なことができるわけじゃない。

できることは、何も 何も 何も 何も 何も …

 

《Understood!》

《わかってるよ!》

 

そう強烈に吐き捨てる彼女。

残された自分にできることはたった一つしかない。

そんなことは自分でもわかっています。

 

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