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【millennium parade × Belle/U】歌詞の意味を徹底解釈!細田守×常田大希の映画テーマ曲。

【millennium parade × Belle(ミレニアム・パレード×ベル)】「U(読み方:ユー)」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ 細田守×常田大希のコラボ
✔ 描かれる映画の世界観

 

骨助
骨助

映画に登場する究極の仮想世界「U」を連想させる圧倒的なスケールの一曲。常田さん作詞の歌詞にも注目です。

 

 

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『竜とそばかすの姫』メインテーマ

今回紹介していく「U」は細田守監督の映画『竜とそばかすの姫』テーマソングとして製作された楽曲です。

作詞・作曲はロックバンド King Gnuでもボーカルを務める常田大希さんで、ゲストボーカルとして映画で主人公の声を演じる中村佳穂さんが参加されています。

 

骨助
骨助

中村佳穂さんは米津玄師さんも過去にTwitterで賞賛を送ったシンガーソングライター。常田さんと同い年の1992年生まれです。

 

『竜とそばかすの姫』は50億人以上が集うインターネット仮想世界「U」と出会った高校生すずを主人公とした長編アニメーション。ベル(Belle)というアバターで歌姫として注目を集めるすずと、竜の姿をした謎の存在の物語が描かれています。

声優として佐藤健さん、成田凌さん、染谷将太さん、玉城ティナさん、幾田りら(YOASOBI・ikura)さんらが参加するなど、キャストの豪華さにも注目です。

 

今回の作品について常田さんは

細田監督から「竜とそばかすの姫」のスケッチを見せていただいた時、その世界で鳴り響く音が自然と湧き出てきたのを覚えています。
小さい頃から慣れ親しんだ細田守監督渾身の最新作ということで、全身全霊で挑ませて頂きました。
そして主役“ベル”を演じるのが“日本音楽界の宝”中村佳穂ということで音楽面に於いても最高に刺激的な製作となりました。
映画としては勿論、音楽作品としても間違いなく素晴らしい出来になっておりますので、是非劇場で大迫力でご覧ください。

とコメントされています。

また今回のコラボについて、「僕たちはインターネットの発達とともに成長し、世界中のいろいろな年代・ジャンルの音楽をインターネットを通して触れあい始めた世代。今作の世界観とリンクしたのでは」とも発言されていました。

 

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『バケモノの子』など数々の名作を生み出してきた巨匠と、アバンギャルドな世界観で音楽シーンを牽引するmillennium paradeの夢のコラボレーション。

楽曲「U」で何が描かれているのか、さっそく歌詞を見ながら考察していきましょう!

 

歌詞

ララライ
ララライ
誰も知らない
名も無い今を
駆けてゆくの
あの三日月へ
手を伸ばして

ララライ
ララライ
君を知りたい
声に成らない
臆病な朝を
例え何度迎えようとも

臍の緒がパチンと切られたその瞬間
世界と逸れてしまったみたいだ

眼に写る景色が悲しく笑うなら
恐れず瞼を閉じて御覧

さあ!
皆さんこちらへ
どうぞ鼓動の鳴る方へ

さあ!
踵を打ち鳴らせ
どうぞ心の踊る方へ

さあ!
蜃気楼に飛び乗って
さかしまな世界乗り熟して

ララライ
ララライ
止まない
愛を知りたいと
願う御呪い
時を超えて
朝から夜まで

ララライ
ララライ
君を知りたい
何一つ見逃さぬように
時は誰も待ってくれないの

残酷な運命が
抗えぬ宿命が
考える間もなく
押し寄せ砂嵐で
前が見えなくたって
君を信じてみたいの
恐れずに一歩踏み出したら

さあ!
皆さんこちらへ
どうぞ鼓動の鳴る方へ

さあ!
踵を打ち鳴らせ
どうぞ心の踊る方へ

さあ!
皆さんこちらへ
どうぞ鼓動の鳴る方へ

さあ!
踵を打ち鳴らせ
どうぞ心の踊る方へ

さあ!
空飛ぶ鯨に飛び乗って
さかしまな世界踊り尽くせ

ララライ
ララライ
誰も知らない
名も無い今を
駆けてゆくの
あの三日月へ
手を伸ばして

ララライ
ララライ
君を知りたい
声にならない
臆病な朝を
例え何度迎えようとも

夢ならば
醒めないで
現実なんてさ
身も蓋もないから

時は誰も待ってくれないの

 

作詞:Daiki Tsuneta

歌詞の意味・解釈

ララライ ララライ
誰も知らない 名も無い今を
駆けてゆくの
あの三日月へ 手を伸ばして

ララライ ララライ
君を知りたい 声に成らない
臆病な朝を
例え何度迎えようとも

『竜とそばかすの姫』メインテーマソング「U」。

48時間限定で映画冒頭の3分間がYouTubeにて公開されていましたが、今回の楽曲はその冒頭3分間で全て流れてしまいます。つまるところ、この楽曲が担う役割は物語の重要な場面の描写…などではなく、映画のイントロダクションでしょう。

 

物語の主人公・すずのアバターであるベルが歌唱するということで、冒頭のサビでは主人公のパーソナルな一面が簡単に描かれているように思います。

 

すずは幼い頃に母を事故で亡くして以来、大好きだった歌を歌えなくなってしまいました。

しかしそんな彼女が歌を取り戻し、歌姫として活躍できる場所こそが50億人以上が集うインターネット仮想世界「U」。

《あの三日月へ 手を伸ばして》

《声に成らない 臆病な朝を 例え何度迎えようとも》

現実世界では臆病だけど、この場所では現実ではあり得ない夢だって追いかけることができる。

 

そんな彼女の心情が軽快なライミングと共に綴られていきます。

 

1番

臍の緒がパチンと切られたその瞬間
世界と逸れてしまったみたいだ

眼に写る景色が悲しく笑うなら
恐れず瞼を閉じて御覧

映画の冒頭では、仮想世界「U」の説明と共にこの楽曲が披露されています。

楽曲のタイトルも「U」ということで、この楽曲は仮想世界「U」のCMソングとまでは言わないまでも、仮想世界「U」の世界観を導入する曲となっていることは間違いないでしょう。

 

現実世界では世界と逸れてしまったみたいに孤独で、目に映る現実が悲しく笑うなら、《恐れず瞼を閉じて御覧》

もう一つの現実である「U」がそこには待っています。

 

さあ!
皆さんこちらへ
どうぞ鼓動の鳴る方へ

さあ!
踵を打ち鳴らせ
どうぞ心の踊る方へ

さあ!
蜃気楼に飛び乗って
さかしまな世界乗り熟して

《さあ!皆さんこちらへ》

《蜃気楼に飛び乗って》

ここでは言葉の通り、聴く者を仮想世界へと誘います。

 

映画冒頭で紹介される仮想世界『U』のキャッチコピーは「さあ、もう一人のあなたを生きよう。さあ、新しい人生を始めよう。さあ、世界を変えよう。」

 

蜃気楼のように、確かにそこにあるはずだけど実体は無い究極の仮想世界。

夢のような、近未来的な世界観です。

 

サビ1

ララライ ララライ
止まない 愛を知りたいと
願う御呪い
時を超えて 朝から夜まで

ララライ ララライ
君を知りたい
何一つ見逃さぬように
時は誰も待ってくれないの

楽曲は仮想世界へ人々を誘うものであると同時に、終始《愛を知りたい》《君を知りたい》といった願いも歌にされています。

悲しい現実では得られない温もりをこのもう一つの現実に求めているような、そんな印象を受けます。

 

現実世界でくすぶっている暇はありません。

《時は誰も待ってくれないの》

これまたCMのキャッチコピーのように、聴く者に時間的な焦燥を与えています。

 

骨助
骨助

2番では仮想空間「U」へ誘う歌詞の中で、常田さんらしい歌詞も登場します。

 

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