サビ1
You, you are my universe and
I just want to put you first
And you, you are my universe, and
You make my world light up inside
僕は君のことを一番に考えていたい
そして君は僕の宇宙なんだ
僕の世界を明るく照らしてくれる
ここまでくると、サビの《you are my universe 》というフレーズの言わんとすることも大体わかってきます。
主人公にとって “君” は世界を照らしてくれる存在で、月であって、太陽でもある。
まさに「君は宇宙だ」、なんて言いたくなるくらい、 “君” は彼にとっての全てなのです。
2番
어둠이 내겐 더 편했었지
길어진 그림자 속에서 (eyes)And they said that we can’t be together
Because
Because we come from different sides
長く伸びた影の中で
彼らは僕らが一緒になることはできないって言うんだ
僕らは違う場所から来たから
2番前半の《暗闇の中にいるのが楽だった》という歌詞は過去の話で、3番の歌詞の伏線になっています。
後半の歌詞に関しては、まさにクリスの言っていた世の中の諸問題を指しているように思います。
僕らは愛し合っているのに、”彼ら” は無理だという。だって二人は《違う場所から来た》から。
国境とか人種とか性別とか、そうした理由で一緒になれないよ、と指摘するわけです。
この楽曲を製作するにあたっても、コールドプレイとBTSの接触には様々な障壁があったようです。
コロナ禍でコールドプレイ側が韓国に入国することがなかなか難しく、結局入国後の決して短くない隔離期間を経てレコーディングを迎えたとのこと。
《they said that we can’t be together Because we come from different sides》
確かに互いがどれだけ望んでいたとしても、たとえば国境の存在はその関係を阻むものになるかもしれません。
しかし現実に、この国境を越えた夢のようなコラボが実現したように、「愛の前ではいかなる境界や区分もない」というメッセージを発信しているのがこの曲であるように思います。
違う場所にいようと、人種が違おうと、そんなの全く関係ない事なんだ、と。
サビの歌詞の解説は繰り返しになってしまうので割愛し、3番の解説に移ります。
3番
나를 밝혀주는 건
너란 사랑으로 수 놓아진 별
내 우주의 넌
또 다른 세상을 만들어 주는 걸너는 내 별이자 나의 우주니까
지금 이 시련도 결국엔 잠시니까
너는 언제까지나 지금처럼 밝게만 빛나줘
우리는 너를 따라 이 긴 밤을 수놓을 거야
君という愛で彩られた星
僕の宇宙の君は
僕の世界を変えてくれるんだ
君は僕の星であり 僕の宇宙だから
今のこの試練も結局長くは続かないから
君は今のままで輝き続けてくれ
僕らは君を追って 長い夜を彩るから
2番で《暗闇の中にいるのが楽だった》という歌詞がありましたが、そんな過去の主人公の世界を変えてくれたのが “君” の存在だったようです。
《今のこの試練も結局長くは続かないから》
ここでいう《今のこの試練》が指しているのは、紛れもなくこのコロナ禍の世の中のことでしょう。
楽曲制作のドキュメントでBTSのRMは「いつか僕たちとARMYが会う日を考えながら(詞を)書きました」とコメントしていました。コールドプレイのクリスも今公演できないのが辛くてもどかしい、という想いを明かしています。
《君は今のままで輝き続けてくれ 僕らは君を追って 長い夜を彩るから》
その意味で、ここでの ”君” は彼らにとってのファンであり、”僕ら” はBTSやコールドプレイ自身のことなのかもしれません。
ここだけ「僕」ではなく「僕ら」となっているのも納得です。
きっとこの苦しい時間も長くは続かないから、君は輝き続けてほしい。
このラップパートはBTSサイドの作詞ですが、そんなコロナ禍の世の中での想いも楽曲では綴られています。
次の歌詞でもまた素敵な表現が登場します。
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