アルバム「Quote」収録曲
【須田景凪(すだ けいな)】の
「鳥曇り」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
解説していきたいと思います。
注目すべきは
須田さんの「語彙力の高さ」です。
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楽曲名「鳥曇り」とは
「鳥」には
自由をシンボルする
という意味があります。
「曇り」とは
気持ち、表情などが、明るさを失って沈む
わだかまりがあること。
という意味で使われます。
「鳥曇り」で
自由を失い、彷徨う
といったところでしょうか?
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
MVはないため、こちらは
1st Album『Quote』
のダイジェスト動画になります。
4分20秒 あたりから再生されるのが
今回紹介する「鳥曇り」です。
本題の歌詞解釈に移っていきます。
歌詞
ふらり 街の渦を泳いでは
落ちる灯を逆さに映した
いずれ 誰も居なくなって
まるで烏有に帰す様に雲に混ざってゆらり 風を浴びて踊るだけ南を背に憂惧を味わったいずれ 孤独は育っていく
まるで浮遊に身を任す季節の様に上から見えた 信号灯何処へも行けずに生きていくのそれじゃ さよなら お別れねこれからどうしよう あたしは懲りもせず名残惜しいまんま あなたを目で追っていただってって言ったってあなたはいつもそうよ 口だけなのね
青い好天が邪魔をする また今日を肯定する待ってって言ったって
一度も振り向きもしないあなただった酷くぬるい風でした
それが 嗚呼 大好きでしたひらり 舞い過ぎ行く葉の色をあなたは横目に遠く飛び去ったいずれ 溢した想いなんてまるで道に迷い喚く子供の様だああ もう やだ やだなくらくらと 漂った ただ酔った間違った 街だった 預かった 朝なんか一刻も早く 手離したいな でもどうせその度に思い出してしまうのは自分勝手なあなたの寂しそうな横顔去ってって行ったって
あたしもいつもそうよ 口だけなのね
鈍い曇天が邪魔をする また空は回転する降ってって行ったって
誰にも吐き出せもしない心だった酷くぬるい雨でした
その度 甘えていましたいつか 宙に舞う羽が 極彩色を味わって歌うこと それすらを諦めてしまわぬ様に今夜 後にする この街の角を攫って逃げようよ 二度と戻りはしないだってって言ったってあなたはいつもそうよ 口だけなのね青い好天が邪魔をする また今日を肯定する
待ってって言ったって
一度も振り向きもしないあなただった酷くぬるい風でした それが 嗚呼勝手って苛立って
ふたりはいつもそうよ 変われないのね
巡る暗転の行く末は
知らない 知らない 知りたくもない待ってって言ったって
一度も振り向きもしないあなただった
酷くぬるい風でした
それが 嗚呼 大好きでした
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歌詞の意味・解釈
1番
ふらり 街の渦を泳いでは
落ちる灯を逆さに映した
いずれ 誰も居なくなって
まるで烏有に帰す様に雲に混ざって
前提として、この曲は女性目線です。
「鳥曇り」というタイトル名だけあって
自らを、鳥に比喩しているような表現が多いです。
烏有に帰すとは、すっかりなくなること。
人混みの中、のらりくらりと歩く
主人公が想像されます。
灯りが消えると
あっさりとなくなる人混みに
虚無感が感じているのでしょう。
ゆらり 風を浴びて踊るだけ南を背に憂惧を味わったいずれ 孤独は育っていく
まるで浮遊に身を任す季節の様に
上から見えた 信号灯
風に身を任せるのを止めるのです。
何処へも行けずに生きていくのそれじゃ さよなら お別れねこれからどうしよう あたしは懲りもせず名残惜しいまんま あなたを目で追っていた
ここで登場する「あなた」とは誰でしょうか?
主人公が想いをよせる男性でしょうか。
「主人公(あたし)」を「鳥」とするならば
「あなた」は「雲」として
比喩されているのかもしれません。
そうすると、歌詞の表現が解釈できます。
上で孤独を恐れ、自由に生きることをやめた主人公に
何処へも行けずに生きていくの
それじゃ さよなら お別れね
とあなた(雲)は声をかけます。
雲は常に風に流されているため
主人公は止まってしまうと
必然的に「お別れ」なのです。
サビ1
だってって言ったって
あなたはいつもそうよ 口だけなのね
青い好天が邪魔をする また今日を肯定する
待ってって言ったって
一度も振り向きもしないあなただった酷くぬるい風でした
それが 嗚呼 大好きでした
ここでは、主人公のあなた(雲)に対する
「憧れ」が描かれています。
雲は常に自由
なので、待ってと言っても
聞く耳を持ってくれません。
その自由さに憧れているのです。
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コメント
1つの考察としてはいいと思いますが
バルーンから須田景凪になった事に
対しても、考えた方がいいと思います!
土さんコメントありがとうございます。
確かにそのときに心情も歌詞には込められていそうですよね、代表的な他楽曲でもそうですが。
記事にどこまで入れ込むか、いつも悩んじゃうのでそういった指摘はありがたく思います!