2番
ひらり 舞い過ぎ行く葉の色をあなたは横目に遠く飛び去ったいずれ 溢した想いなんてまるで道に迷い喚く子供の様だ
自由に生きるあなた(雲)からすると
日常で溢れ出す何気ない感情なんて
泣き喚く迷子のように小さいことなのです。
ああ もう やだ やだなくらくらと 漂った ただ酔った間違った 街だった 預かった 朝なんか一刻も早く 手離したいな でもどうせその度に思い出してしまうのは自分勝手なあなたの寂しそうな横顔
主人公が社会に属することで生まれる
鬱憤が書き出されています。
こんなもの一刻も早く手離したい
そう思う度に思い出すのは
自分勝手なあなた(雲)なのです。
しかし、雲(自由)になるということは
周囲とかけ離れ、孤独になるということ。
だから
寂しそうな横顔
という表現が使われているのでしょう。
サビ2
去ってって行ったって
あたしもいつもそうよ 口だけなのね
鈍い曇天が邪魔をする また空は回転する
自由(雲)になりたいなんて考えないようにする
そう思ったとしても
社会の中で心はすぐに曇ってしまい
すぐに曇天に邪魔されて
自由に憧れてしまうのです。
だから、口だけなのです。
降ってって行ったって
誰にも吐き出せもしない心だった酷くぬるい雨でした
その度 甘えていました
雨が降ることと
気持ちを吐き出すことを
比喩しています。
気持ちを吐き出したい
と思ったとしても
表出できる感情は
本音ではなく
中途半端な感情(ぬるい雨)
ばかりなのです。
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3番
いつか 宙に舞う羽が 極彩色を味わって歌うこと それすらを諦めてしまわぬ様に今夜 後にする この街の角を攫って逃げようよ 二度と戻りはしない
ここで主人公は決意をします。
いずれ、自由になりたいという
感情が完全に消え去ってしまう前に
今夜こそは、自由になる
と。
宙に舞う羽 極彩色
など鳥を連想させるワード
が多くでてきます。
ラストサビ
勝手って苛立って
ふたりはいつもそうよ 変われないのね巡る暗転の行く末は
知らない 知らない 知りたくもない待ってって言ったって
一度も振り向きもしないあなただった酷くぬるい風でした
それが 嗚呼 大好きでした
決意をした主人公ですが
結局、自由を手にすることはできず
元の状態に戻ってしまうのです。
ふたりはいつもそうよ 変われないのね
は社会の中で生きる自分と
自由に生きるあなた(雲)が
変わらないことを意味しています。
暗転とは
事態が急に悪いほうへ変化すること。
このまま、社会に流されることで
これ以上に
苦しくなるかもしれない未来を
知らない 知らない 知りたくもない
と見ないようにしているのです。
最後まで、心の底では
あなた 雲 自由
に憧れているのです。
感想
とにかく表現力と語彙力がすごい…
よく、こんな深い歌詞が思いつくなと
改めて、須田さんの魅力を感じることが
できたのではないでしょうか。
時間がある方は下の記事も是非。
以上【須田景凪/鳥曇り】
歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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コメント
1つの考察としてはいいと思いますが
バルーンから須田景凪になった事に
対しても、考えた方がいいと思います!
土さんコメントありがとうございます。
確かにそのときに心情も歌詞には込められていそうですよね、代表的な他楽曲でもそうですが。
記事にどこまで入れ込むか、いつも悩んじゃうのでそういった指摘はありがたく思います!