2番
今時間を報じて 振るう手は空を切った
噛み合わなくて溶け合うことを恐れてた
また答えを余して光明は靄がかって
閉じこもり息を殺した 最低だ 最低だ
報じるとは
何かを(誰か)に知らせる訓えること。
時間に焦らされながらも
主人公は恋人の元へ手を差し伸べたのでしょう。
しかし、その思いは届かないのです。
主人公が思い描く輝いた物語は
少しずつ霞んでいくのです。
主人公は自分の殻に引きこもってしまいます。
用意は終わっていたんだ
ただ慣らしていくだけ 過ぎた潔癖も
蹴った後悔も 意味はなかった
興味は深く沈んでいた
顔も上げられなくて
秘密は 秘密のまま 消えると思っていた
恋人に想いが届くことはなかったのです。
過ぎた潔癖は
「夢」を達成するために
他人や社会の影響を拒んだ主人公を表し
蹴った後悔は
後悔しないように
恋人に再度想いを伝えた
主人公を比喩するのでしょう。
どちらも結果的に
意味はなかった
のです。
主人公は更に堕ちていきます。
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サビ2
もう何にも使い切れない
見えない毒に削られたまま
ねえ今更君に聞けない
どこまでが終着なんだ
「どんな手段を使えば
恋人が振り向いてくれるのか」
と主人公は葛藤しています。
なにをすれば終着(夢が叶うのか)
わからなくなっているのです。
3番
今更分かり会えない
今更分かち合えず 触れられないんだ
今更分かり会えない 今更分かち合えない
寄る辺なき僕らは 待っていた
今更~~ない。
と主人公は恋の再熱を
半ば諦めているようです。
寄る辺ないとは
孤独であり不安である様子を指します。
ラストサビ
もうやっぱり息が苦しい
どうやってもただ清潔で
もうやっぱり不安は要らない
始まりは終わりを拭い去った
どう在っても正解じゃない
拙くて逸れていく道を往こう
今日ばっかり繰り返さないで
もう何でも飲み込んでいくように
しかし、諦めても諦めても
胸が、息が苦しいのです。
しかし、何をすればいいのか分からないのです。
そこで主人公は
拙くて逸れていく道を往こう
と決心をします。
拙い(つたない)とは
事を行うのに巧みでない。へたである。
ということ。
逸れていくとは
かけ離れていくということ。
つまり
不器用なりに人とは違う、己の道を歩む
ということです。
「正攻法で試してもダメだったから
いっそ、変わったことをしよう」
と思い切っているようにも感じます。
感想
何をやってもうまくいかない
形は違えど誰にでも
そういった場面はあると思います。
しかし、この歌の主人公は
諦める切ることができません。
だからこそ
「終末じゃない」
というタイトルなのかもしれませんね。
【ぬゆり/終末じゃない】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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