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【命に嫌われている。/カンザキイオリ】歌詞の意味を徹底解釈!人間の根底をリアルに描く!

「まふまふ」をはじめ

「柘榴」「Sou」など

数々の歌い手がカバーする人気曲!

【カンザキイオリ(初音ミク)】

「命に嫌われている。」について

MVと歌詞の意味を徹底的に

考察・解説していきたいと思います。

「命」という人間の根本の部分が、

歌われており、毎フレーズが

「名言集」

といっても過言ではないくらい深いです。

是非、最後までご覧ください!

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楽曲名「命に嫌われている。」とは

「命」とは

生物が生きていくためのもとの力となるもの。

生命。

それを「嫌われている。」

と言っています。

命に嫌われている。

この楽曲名が歌詞の内容と

どう関与しているのでしょうか。

MVの意味・解釈

こちらが本家

【カンザキイオリ(初音ミク)/命に嫌われている。】になります。

テキスト中心のMVですが

共感性の高い歌詞が際立ち、

歌詞の深さが刺さってきます。

人気の「まふまふver」も載せときますね。

本家も良いですが、

こちらも力強くて(特に後半部分)魅力的ですね。

どちらも、それぞれの良さがあります。

では、本題の歌詞を細かく解釈していきます。

歌詞

「死にたいなんて言うなよ。
諦めないで生きろよ。」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。

実際自分は死んでもよくて
周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」
っていうエゴなんです。

他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵なことでしょう。

画面の先では誰かが死んで
それを嘆いて誰かが歌って
それに感化された少年が
ナイフを持って走った。

僕らは命に嫌われている。
価値観もエゴも押し付けて
いつも誰かを殺したい歌を
簡単に電波で流した。
僕らは命に嫌われている。
軽々しく死にたいだとか
軽々しく命を見てる
僕らは命に嫌われている。

お金がないので今日も一日中惰眠を謳歌する
生きる意味なんて見出せず、
無駄を自覚して息をする。
寂しいなんて言葉で
この傷が表せていいものか
そんな意地ばかり抱え
今日も一人ベッドに眠る

少年だった僕たちは
いつか青年に変わってく。
年老いていつか
枯れ葉のように誰にも知られず朽ちていく。
不死身の身体を手に入れて、
一生死なずに生きていく。
そんなSFを妄想してる

自分が死んでもどうでもよくて
それでも周りに生きて欲しくて
矛盾を抱えて生きてくなんて
怒られてしまう。

「正しいものは正しくいなさい。」
「死にたくないなら生きていなさい。」
悲しくなるならそれでもいいなら
ずっと一人で笑えよ。

僕らは命に嫌われている。
幸福の意味すらわからず、
産まれた環境ばかり憎んで
簡単に過去ばかり呪う。
僕らは命に嫌われている。
さよならばかりが好きすぎて
本当の別れなど知らない
僕らは命に嫌われている。

幸福も別れも愛情も友情も
滑稽な夢の戯れで全部カネで買える代物。
明日死んでしまうかもしれない。
すべて無駄になるかもしれない。
朝も夜も春も秋も
変わらず誰かがどこかで死ぬ。
夢も明日も何もいらない。
君が生きていたならそれでいい。
そうだ。本当はそういうことが歌いたい。

命に嫌われている。
結局いつかは死んでいく。
君だって僕だって
いつかは枯れ葉にように朽ちてく。
それでも僕らは必死に生きて
命を必死に抱えて生きて
殺してあがいて笑って抱えて
生きて、生きて、
生きて、生きて、生きろ。

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歌詞の意味・解釈

1番

「死にたいなんて言うなよ。
諦めないで生きろよ。」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。

心から苦しくて

「死にたい」

と思っていている人に、

そんな言葉が響くわけがありません。

もしも、そんな言葉で心が救われるのなら

その人は、心から「死にたい」
なんて思っていないのでしょう。

実際自分は死んでもよくて
周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」
っていうエゴなんです。

“自分の命はなくなってもいいけど

他人の命がなくなるのは悲しい”

という、一見きれいに見える考えは

独りよがりな、ワガママなのです。

他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵なことでしょう。

どこかの誰かの「命」なんて所詮、他人事。

みんな、当たり前のように人の悪口を言って、誰かを陥れ、今日をのうのうと生きています。

そんな醜い世界なのに

「平和に生きよう」

と、綺麗ごとが転がる矛盾めいた世の中

なんて素敵なことでしょう。

皮肉を込めて嘲笑っています。

画面の先では誰かが死んで
それを嘆いて誰かが歌って
それに感化された少年が
ナイフを持って走った。

誰かの死が取り上げられるニュースや

それに、ついて歌われた歌。

その影響を受けた少年が誰かの命を奪いにく

といった情景が描かれています。

「命の軽さ」 「命を軽視していること」

が、この部分では訴えられているのでしょう。

サビ1

僕らは命に嫌われている。
価値観もエゴも押し付けて
いつも誰かを殺したい歌を
簡単に電波で流した。
僕らは命に嫌われている。
軽々しく死にたいだとか
軽々しく命を見てる
僕らは命に嫌われている。

本来「死」という言葉は

最も重い言葉であり、
軽視してはいけない言葉のはずです。

それなのに簡単に

「死にたい」だとか「死ね」

といった言葉が行きかう世の中。

そんな世の中(自分)を蔑んでいます。

命を軽視しているから、命に見離される。

それを

「命に嫌われている。」

と言っているのでしょうか。

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2番

お金がないので今日も一日中惰眠を謳歌する
生きる意味なんて見出せず、
無駄を自覚して息をする。
寂しいなんて言葉で
この傷が表せていいものか
そんな意地ばかり抱え
今日も一人ベッドに眠る

“生きているけど、
死んでいるような生活をしている”

これは主人公が自分を嘆いているのでしょう。

寂しいなんて言葉で
この傷が表せていいものか

つまり
「自分の感情(想い)を
既存の言葉で表現されてたまるか」

と言っています。

しかし、それはつまらない意地ともわかっています。

わかっていながらも、どうすることもできず、同じような日々を繰り返してしまうのです。

少年だった僕たちは
いつか青年に変わってく。
年老いていつか
枯れ葉のように誰にも知られず朽ちていく。
不死身の身体を手に入れて、
一生死なずに生きていく。
そんなSFを妄想してる

どんな人間でも、いずれ枯葉のように朽ちていく。

絶対に避けては通れない「死」
憂いているのでしょう。

一生死なずに生きていく。

というのは、

死んだような生活ではなく

光に満ちた活気あふれる生活

を夢見ている主人公の情景でしょう。

自分が死んでもどうでもよくて
それでも周りに生きて欲しくて
矛盾を抱えて生きてくなんて
怒られてしまう。

1番と類似しています。

矛盾している「独りよがりな、ワガママ」

と分かっているからこそ

怒られてしまう。

と言っているのです。

「正しいものは正しくいなさい。」
「死にたくないなら生きていなさい。」
悲しくなるならそれでもいいなら
ずっと一人で笑えよ。

「正しいものは正しくいなさい。」

「死にたくないなら生きていなさい。」

という、正当化された言葉に対して、悲観的になってしまう主人公。

そんな自分(または同じような人)に
をいれるように

ずっと一人で笑えよ。

と吐き捨てているのでしょう。

サビ2

僕らは命に嫌われている。
幸福の意味すらわからず、
産まれた環境ばかり憎んで
簡単に過去ばかり呪う。
僕らは命に嫌われている。
さよならばかりが好きすぎて
本当の別れなど知らない
僕らは命に嫌われている。

命を軽視している、
私たちは命の重みを分かっていない。

命を軽視しているから、
日々の小さな幸せに気付くこともできず

「周りのせい」「環境のせい」

と言い訳をしてしまうのです。

そして、命を軽視しているから

本当に「死」という意味をわかっていない。

一時的に会えなくなるサヨナラや

感動のお別れなんかとは違うのです。

でも、それを僕らは知らない。

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3番

幸福も別れも愛情も友情も
滑稽な夢の戯れで全部カネで買える代物。
明日死んでしまうかもしれない。
すべて無駄になるかもしれない。
朝も夜も春も秋も
変わらず誰かがどこかで死ぬ。
夢も明日も何もいらない。
君が生きていたならそれでいい。
そうだ。本当はそういうことが歌いたい。

たくさんのものがお金で手に入れることができる。滑稽な世界だけど、金さえあれば大半のことは上手くいくし、やり直すことができる。

そんな世界でも「死」だけはやり直すことができない。

そして、死というのは誰にでも訪れることで

もしかすると、明日かも知れない。

すべてを失くしてしまうかもしれない。

夢を叶えることや、キラキラした明日を迎えることよりも、大切なのは「生命」

それこそが人間の根底。

命を軽視するような軽々しい歌(考え)ではなく、もっと人間の本質部分に触れるような歌(考え)を歌いたいのです。

ラストサビ

命に嫌われている。
結局いつかは死んでいく。
君だって僕だって
いつかは枯れ葉にように朽ちてく。
それでも僕らは必死に生きて
命を必死に抱えて生きて
殺してあがいて笑って抱えて
生きて、生きて、
生きて、生きて、生きろ。

いずれ朽ちる命。

だからこそ、かけがえのないものであり
軽々しく考えてはいけないもの。

自分が考えている以上に、大切で価値のある命。

その命の灯が消えないように

生きて、生きて、生きろ!

と背中を押しているのでしょう。

感想

心に刺さる歌詞の連続でした。

人間や世の中に

“どうしても生まれてしまう汚い部分”

が歌われているはずなのに、この歌を聴くと、力強く生きていこうという想いでいっぱいになります。

聴くたびに、心が浄化されたような気分
になるのは私だけじゃないはずです。

表面上ではなく、深部に刺さる。
そんな楽曲であったと思います。

【カンザキイオリ/命に嫌われている。】

MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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コメント

  1. 一望 より:

    ありがとうございます、素晴らしい解読だと思います。

  2. なめこ より:

    私もこの解説を見て絶対に言ってはいけない言葉、軽々しく考えてはいけないの言葉がこの世には存在して居ることを改めて感じました。
    疲れたことが有ったら慰めてもらうため、このサイトに飛んできます笑

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