[ALEXANDROS](アレキサンドロス)の
「アルペジオ」について
歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
「アルペジオ」が持つ意味と
楽曲に込められた想いの関係性に注目です。
「メッセージ性」「ストーリー性」
が強い作品になっています。
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楽曲名「アルペジオ」とは
「アルペジオ」とは
「分散和音」
を意味するイタリア語で
「和音を順番に弾くことで
音に深みを出す演奏方法」
のことを指す音楽用語。
例えば、ドミソの和音ののアルペジオなら
ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ・ド・ミ・・・
と演奏されます。
イメージが湧かない方、詳しく知りたい方はこちらの動画をどうぞ。イメージがつくかと思います。
音に深みを出す「アルペジオ」
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
MVは、[ALEXANDROS]が持つ熱い姿勢を伝えるべく、演奏シーンを中心に構成されています。
そしてMVの中でも特に注目すべきは、
やはり「木村拓哉」が出演すること。
3:10あたりからカメラマン役として、はっきりと出演しています。何をしても、さまになりますね。かっこいい。
もちろんメンバーの演奏姿も
負けないくらいかっこいいのですが。
今回、木村拓哉がMVに出演することになったのは、本楽曲「アルペジオ」が木村拓哉主演のPS4用ゲームソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」の挿入歌であるからです。
[ALEXANDROS]×木村拓哉
なんて誰が予想できたでしょうか。
相乗効果により、
MVのカッコよさがとどまることを知らない。
[ALEXANDROS]の川上洋平(Vo, G)は
最高の経験でした。観たらわかると思います
とMVについてコメントしています。
では、本題の歌詞に迫っていきます。
歌詞
I’m sorry
うまく笑えないよ
あなたの喜び分からないのに
I know I’m so lost
愛想笑いでごまかせなくてI’m only trying to figure out the way
馴染めない群れから離れてみた
I know I’m alone
でも孤独は心地がよくて冷たい夜空はクリア過ぎて
私の心をあぶり出す
痛いよ一人で歩くのは
でも嘘つけなくて誰のものでもない私があるから
笑われても嫌われても守り抜くよ
偽って笑うくらいなら
苦虫潰した顔で睨むよ睨むよ
嘘偽りない私でI’m sorry
涙流せないよ
あなたの悲しみはあなたのものI know you’re alone
代わりに弾くよこのアルペジオ大人になって増え続けてく過去
遠のいて 見えにくくなる未来
生かすも殺すもあなた次第
“さあ、どうする?” って問う今日も誰のものでもないあなたがいるなら
笑われても嫌われても 染まらないよ
偽って笑うくらいなら
気ままにひとりで
いりゃいいよいりゃいいよ
そう偽らずにWe’re going up and down you know
We’re going up and down you know
Say no to the world
Say no to the worldWe’re going up and down you know
We’re going up and down you know
Say no to the world
Say no to the world now誰のものでもない私があるから
笑われても嫌われても守り抜くよ
偽って笑うくらいなら
苦虫潰した顔で
笑うよ笑うよ
嘘偽らずにWe’re going up and down you know
We’re going up and down you knowSay no to the world
Say no to the worldWe’re going up and down you know
We’re going up and down you knowSay no to the world
Say no to the world now
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歌詞の意味・解釈
前提として
私は本楽曲のテーマを
「孤独」と「孤高」
と解釈しました。
ここに「アルペジオ」という
タイトル名が絶妙にマッチするのです。
是非、最後までご覧ください。
細かい解釈を後述していきます。
1番
I’m sorry
うまく笑えないよ
あなたの喜び分からないのに
I know I’m so lost
愛想笑いでごまかせなくて
投影される「あなた」
I know I’m so lostは
(他者に)理解されていない
ということ。
あなたの喜び分からない
愛想笑いでごまかせない
から伝わるのは
- 他人と相容れない
- 他人に共感できない
主人公の「孤独」です。
I’m only trying to figure out the way
馴染めない群れから離れてみた
I know I’m alone
でも孤独は心地がよくて
I’m only trying to figure out the way
(私だけの方法を考え出した。)
他人に共感できない主人公は、それを解決するために方法を考えます。その結果、対応策として浮かんできたのは
群れから離れてみること。
実践して気付くは
I know I’m alone…孤独
孤独、しかし主人公にとってはそれが心地良かったのです。なぜなら今まで無理をしてきたから。
冷たい夜空はクリア過ぎて
私の心をあぶり出す
痛いよ一人で歩くのは
でも嘘つけなくて
透明な冷たい夜が
主人公の「孤独感」を象徴します。
痛いよ一人で歩くのは
皆から離れるのは辛い。一人ぼっちは嫌だ。
でも嘘つけなくて
しかし、皆でいるのも苦しい。
そんな相反した感情に包まれています。
一見矛盾しているようにも見えますが、共感できる人は多いのではないでしょうか。
「ないものねだり」
人間らしい部分だと思います。
サビ1
誰のものでもない私があるから
笑われても嫌われても守り抜くよ
偽って笑うくらいなら
苦虫潰した顔で睨むよ睨むよ
嘘偽りない私で
誰のものでもない私
つまり、周囲の人間に囚われない自分。
先ほどまでは、群れから離れたことを『孤独』という否定じみた表現で語っていましたが、ここでの印象は『孤高』という肯定感。
本当の自分と向き合ったことで
吹っ切れたのかもしれません。
嘘偽りない私
と、自身に満ち溢れている様子が伝わります。
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