【マカロニえんぴつ】の
「ブルーベリー・ナイツ」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
本楽曲はミニアルバム
「LiKE」収録曲となっています。
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楽曲名「ブルーベリー・ナイツ」とは
実ははっとりさんがブルーベリーナイツについてインタビューコメントを残しています。
歌詞の中に「マイブルーベリーナイツ」というワードがあるんですが、このままのタイトルの映画があるんですよ。僕結構映画から感情を得るタイプで、映画のタイトルから言葉を引っ張ってくることも多いんです。この映画は昔付き合っていた女の子が好きだった映画なんですよ、リアルに(笑)
上記がコメントです。
ブルーベリーナイツという言葉は、映画がもとになっていたのです。
ただ言葉の意味に注目していくことで、タイトルが持つもう一つの面白い側面が見え隠れしていきます。
まず「ブルーベリー」とは
ツツジ科の落葉小低木。
皆さんご存知の花ですね。
ちなみにブルーベリーの花言葉は
- 「知性」
- 「信頼」
- 「思いやり」
- 「実りのある人生」
が代表的に挙げられます。
そして「ナイツ」とは
いつも夜(間)に
という意味を持ちます。
「ブルーベリー・ナイツ」
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与していくのか。
上記を踏まえたうえで歌詞に注目していきましょう。
実は、歌詞を考察していくことで
隠されているであろう意味が見えてきます。
MVの意味・解釈
MVは映画「真っ赤な星」で注目を集めた
井樫彩監督がディレクションを努める。
MVの中では、はっとり(Vo, G)が主人公の青年に扮して切ない表情の演技や花火越しのキスシーンに挑んでいるのですが、ありそうでなさそうな三角関係が描かれています。
男2人女1人の友達関係のようですが
異性を意識していない
わけではないようですね。
男女の友情は成立しない
とはよくいったものです。
女性が魅力的である分、
そうなっちゃいますよね、、、
では、本題の歌詞に迫っていきます。
歌詞
傷つかないための
気付かないふりばかりだ
信じることは悲しいこと
夜の幻 さよなら25時
忘れちゃうのに求め合うのは
身体が空っぽだから姑息で孤独なあなたが
嫌いで、でも好きで
そんな自分も好きだった合鍵は返してね
愛がないならもう会えないよ冷めないで 消えないで
そう願ったって遅いのに
愛して まだ相手してほしくて
なんてもう、馬鹿だよな
ねぇ行かないで棄てないで
もう縋ったって遅いけど
運命の誰か、あたしを掬って食べて
マイ・ブルーベリー・ナイツ恋の幻 さよなら25時
信じることは悲しいこと冷めないで 消えないで
そう願ったって遅いのに
残って離れてくれない匂いが
愛おしくて、許せないの
ねぇ行かないで 棄てないで
もう縋ったって遅いけど
誰でもいいよ、あたしを潰して舐めて
マイ・ブルーベリー・ナイツおとぎ話にすらならないね
錆びた踊り場で回る
神様たちは 他人のままだ覚めないで夢なら
忘れたいの 本当なら
行かないで 棄てないで
もう縋ったって遅いかな冷めないで 消えないで
そう願ったって遅いのに
愛して まだ相手してほしくて
なんてもう、馬鹿だよな
ねぇ行かないで 棄てないで
もう縋ったって遅いけど運命の誰か、あたしを掬って食べて
誰でもいいよ、あたしを潰して舐めて
マイ・ブルーベリー・ナイツ
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歌詞の意味・解釈
1番
傷つかないための
気付かないふりばかりだ
信じることは悲しいこと
夜の幻 さよなら25時
忘れちゃうのに求め合うのは
身体が空っぽだから
歌詞ではMVの内容とは打って変わって
「失恋後の女性」
その情景が丁寧に描かれています。
2人は別れたものの、
関係を断ち切ることが出来ず、
だらだらと会い続けているのです。
どうせ復縁することはないから
“忘れちゃうのに”
とある。
あなたがいなくなったから、
心も身体も空っぽになってしまった。
心を満たすことが叶わないから
責めて身体だけでも
満たそうとしているのです。
姑息で孤独なあなたが
嫌いで、でも好きで
そんな自分も好きだった
主人公が別れた「あなた」を
姑息、孤独
と言っていますが
それは別れた相手と会っている(主人公の気持ちを知りながらも)ことからも察することができますね。
「まさに“姑息”という言葉が似あう
あなたが好き。ひいてはそんな自分が好き」
という主人公からは
いわゆる「尽くすタイプ」の女性。
というキャラクターが分かります。
もしくは、自己肯定感が低く
“相手を支えてあげている”
という自覚が「安心感」を
与えていたのかも知れません。
合鍵は返してね
愛がないならもう会えないよ
だらだらと身体の関係を続けていても
心が擦り減っていくだけだから
「合鍵は返してね」
と踏ん切りをつけようとしています。
サビ1
冷めないで 消えないで
そう願ったって遅いのに
愛して まだ相手してほしくて
なんてもう、馬鹿だよな
ねぇ行かないで棄てないで
もう縋ったって遅いけど
運命の誰か、あたしを掬って食べて
マイ・ブルーベリー・ナイツ
独りになりたくない
そんな主人公の気持ちが
ストレートに叫ばれます。
はっとりさんの歌唱力も相乗効果を生み、
ここのサビは特に心に刺さりますよね。
「運命の誰か」
と、救いを求めている主人公ですが
「食べて」
とあることから
自分を「ブルーベリー」
に例えていることがわかります。
なぜ敢えて“ブルーベリー”なのか?
それはラストサビで解説いたします。
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