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【sumika/10時の方角】歌詞の意味を徹底解釈!子から母へ。タイトルに込められた想いがアツい!

【sumika(スミカ)】

「10時の方角」について

MVと歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

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楽曲名「10時の方角」とは

「10時の方角」とは

自らを軸とした場合の、左斜め方位。

という意味になっています。

この図を見るとパッと分かりますね。

12時の方角を真っすぐだとすると

10時の方角は斜め方向になります。

何故敢えて

「10時の方角」

なのでしょうか?

この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。

実はこのタイトル名は
歌詞の3番で回収されます。

MVの意味・解釈

「演奏主体のMV」となっています。

爽やかに演奏するメンバーの姿が特徴的です。

「爽やか」と言えば「sumika」

その代名詞と言っても過言ではないくらい、彼らの楽曲は爽快なナンバーが多いですね。

本楽曲は、sumikaが2019年3月13日にリリースするアルバム「Chime」の1曲目を飾る収録曲となっています。

歌詞には

「春」「新しさ」

をイメージさせる内容が多く含まれる。

どんなメッセージ性を持つのでしょうか。

本題の歌詞に迫っていきます。

歌詞

漕ぐペダルは10トンを超える
くらいの重さでギアを下げこむ
桜前線とご一緒に
私も戦線に赴くのです

手離さずに支えていてと
ひとりで走れるまでは
優しかった手はいつしか離れ
あなたの子は戦っていきます

はじまりはじまり いざスタートライン
ここからは補助輪なし
はじまりはじまり いざ走り出し
ここから先 マルチエンディング
(いやいや)いざ行けよ
心向く方に

漕ぐペダルは変な音立てて
チェーンは外れ 噛み合わぬ意思
油まみれたその手でいい
私は戦線に赴くのです

引く手はなし 汚れ傷あり
あなたの知らない私
優しかった手の温もり想い
私は今日を戦ってきます

はじまりはじまり いざスタートライン
ここからは補助輪なし
はじまりはじまり ここは0ライン
ここからはマイナスなし

コンパス狂っていても
美しい直線じゃなくてもいい
斜め曲線でも
いつか皆が信じた前方の方角へ
進めよ進むよ 目の前を

めでたしめでたし
狙うハッピーエンディング
それならば妥協はなし
はじまりはじまり いざスタートライン…

※歌詞は非公式のものを引用しています。
公式版が公開され次第、再更新致します。

youtube.com

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歌詞の意味・解釈

1番

漕ぐペダルは10トンを超える
くらいの重さでギアを下げこむ
桜前線とご一緒に
私も戦線に赴くのです

youtube.com

桜前線とは、
日本各地の桜(主にソメイヨシノ)
の開花予想日を結んだ線のこと

ここの歌詞だけを見て分かるのは

  • 情景が「春」であること。
  • 主人公の「足取りが重い」こと。

といったところでしょう。

10トンという大袈裟な重たさ

戦線

という言葉から

隠し切れない進行方向に対しての
「不安」が伝わってきます。

手離さずに支えていてと
ひとりで走れるまでは
優しかった手はいつしか離れ
あなたの子は戦っていきます

youtube.com

ここで明確になるのは

主人公は「子」

あなたは「母(もしくは父)」

であるということ。

つまり、本楽曲の正体は

子供から母へのメッセージソング

なのです。

「あなたの子は戦っていきます」

と、親元を離れ自立しようとする子供の意気込みや不安が描かれています。

サビ1

はじまりはじまり いざスタートライン
ここからは補助輪なし
はじまりはじまり いざ走り出し
ここから先 マルチエンディング
(いやいや)いざ行けよ
心向く方に

youtube.com

「母」という補助輪はもうありません。

マルチエンディングとは、
自分の選択次第で変わる結末のこと。

本楽曲の主人公の立場は

学生から社会人への転機

である可能性が非常に高いですね。

もちろん

  • 小学生から中学生
  • 中学生から高校生
  • 高校生から大学生

といった境遇にも当てはまる楽曲ですが
ここでは社会人への転機だと仮定します。

今までは学生だったから、決められたカリキュラムを取得してけば、たいてい「卒業」という結末を迎えることができていましたが、社会人になったから自分の選択は自分で責任を取らなければならない。

自分の未来は自分次第。

よもや補助輪はなし。

だから

「マルチエンディング」なのでしょう。

2番

漕ぐペダルは変な音立てて
チェーンは外れ 噛み合わぬ意思
油まみれたその手でいい
私は戦線に赴くのです

youtube.com

「戦線に赴く」

そう覚悟を決めた主人公ですが

現実はそんなに甘くはありません。

きっと思わぬ向かい風に立ち向かわなければならない日だってやってきます。

環境と意思が噛み合わない

そんなことだってあるのです。

ここでは自分を追い込む環境を

「チェーンが外れる」

という言葉で表しています。

チェーンが外れると、
自転車は前に進むことができません。

しかし、その次の文に

「油まみれたその手」

とあることから、推測できるのは

自分でチェーンを付け直したということ。

つまり

七転び八起きの精神で前に進んでいく

と言っているのです。

更に続きます。

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