【Aimer(エメ)】の
「Stand By You(スタンドバイユー)」
について、MVと歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
絶望の中の一閃の光
是非、最後までご覧ください。
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TK（凛として時雨）が楽曲提供！
本楽曲は、Aimerと以前から交流の深いTK(凛として時雨)が楽曲提供およびプロデュースを担当しています。
TKが楽曲提供を行うのは、「us」「声色」に続き３曲目。
Aimerさんは本楽曲について
自分の気持ちを表明しているように感じ
と楽曲に対して解釈を述べています。
確かに、これから紹介していく「Stand By You」は、TKさん特有の緊張感あるサウンドを背景にしつつも、サビがキャッチーだったりと、どこか優しさが見え隠れするのです。
楽曲名「Stand By You」とは
「Stand By You」は一般的には
そばにいるよ。
という意味を持つように知られているのですが実は複数の意味を持ち合わせているのです。
大まかに分けると
- あなたのそばにいる
- あなたを傍観する
- あなたを支持する
- あなたを守る
といったところです。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
MV監督は、各場面で活躍中の林 響太朗が努める。
TK独自のダークかつ刹那的なサウンドと林が生み出す映像美の融合に注目。
本楽曲は第５弾アルバム『Penny Rain』の収録曲と言うことで、雨を意識した映像から構成されており、また登場人物のダイナミックなもがき様からは「葛藤」という言葉を彷彿させられる。
それでは、本題の歌詞に迫っていきます。
歌詞
僕が失くしてしまったもの
離さないで 繋いで 今を抱き締めるよカメレオンに騙されて壊れた僕は
もう何を失くしたって奪われないよ
不安を脱いで逃避行
慣れないスピードに歪んだ
僕の顔を隠せるかな孤独を嘆く人 挫折を笑う人 歪を嫌う人
誰も怖くなんかないよ
ここから見えている真実が過去を満たして僕が失くしてしまったもの
色が次第に変わって
未来に散りばめられたその鮮やかさを
離さないで 繋いで
今を抱き締めるだけ誰かの答えがこんなに溢れて
並べられていても
誰かの叫びがこんなに溢れて
愛を探している失くしたものばかりを見つけても
怖くなって 止まって 泣いて
浮かび上がる自分の輪郭を逃がさないで
強く強く抱き締めてもするりするり手にした自信が零れてしまう
それでも光は時々雨に触れて
虹を映して僕を照らした
だから今は Stand By You壊れた者だけが持つ強さを
君に繋いであげるよ 今が鮮やかだろう
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歌詞の意味・解釈
１番
僕が失くしてしまったもの
離さないで 繋いで 今を抱き締めるよ
僕が失くしてしまったもの
とあるように、本楽曲に一貫して纏わりつく感情は
『絶望感』『喪失感』
といったもの。
しかし、ただただ負の感情が述べられているわけではありません。歌詞を深追いしていくことで見えてきます。
カメレオンに騙されて壊れた僕は
もう何を失くしたって奪われないよ
不安を脱いで逃避行
慣れないスピードに歪んだ
僕の顔を隠せるかな
カメレオンとは人を例えていう言葉で
都合次第で自分の意見を変える無節操な人
という意味を持ちます。
つまり、歌詞中の「僕」は、
信念のない人に騙されて壊れた
と言っているのです。
いわゆる人間関係から生まれる弊害ですね。この現代において一番心を蝕むのは人間関係といっても過言ではないでしょう。
逃避行とあるように、心を蝕まれた主人公は社会からの脱却を図る。
しかし「逃げている」という自覚があるから、自分の行動に対して後ろめたさを感じている。
「僕の顔を隠せるかな」
という言葉はそういった後ろめたさが起因しています。
孤独を嘆く人 挫折を笑う人 歪を嫌う人
誰も怖くなんかないよ
ここから見えている真実が過去を満たして
主人公の経過と現状は
挫折した挙句、歪んで孤独になった
といったところ。
～人
と表される歌詞は、主人公の妄想の中で作られた自らの敵を表します。
それに対して
怖くなんかないよ
と第三者が声掛けをしている。
もしくは自己暗示をかけている。
サビ１
僕が失くしてしまったもの
色が次第に変わって
未来に散りばめられたその鮮やかさを
離さないで 繋いで
今を抱き締めるだけ
全てを投げだして逃げたことで、
色鮮やかに見えていた景色が
徐々にモノクロになってしまう。
負の意識を抱えているからこそ、
見えてくる景色も変わってくるのです。
しかし、現状が色のない景色だったとしても、未来までそうであるとは限らない。
きっと未来は鮮やか
そう信じて、混沌とした今を受け入れるしかないのです。
２番に続きます。
秀逸な表現に注目です。
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