2番
誰かの答えがこんなに溢れて
並べられていても
誰かの叫びがこんなに溢れて
愛を探している
- こうしたら良いという正解
- それができないから苦しいという現実
が対比されています。
理屈上の正解を簡単に辿れないから、歌詞中の「僕」のように社会にもがき苦しむ人間が出てくるのです。
理屈だけではすべてを解決できません。
しかし、1つ確かなことがあって、主人公のように苦悩している人間の数だけ「愛」を求めている人間がいるのです。
歌詞中の「愛」は
寄り添ってくれる人間
であったり
守ってくれる人間
のことを示すのでしょう。
そう考えると「Stand By You」というタイトル名と歌詞の関係性が可視化されていきますね。
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サビ2
失くしたものばかりを見つけても
怖くなって 止まって 泣いて
浮かび上がる自分の輪郭を逃がさないで
強く強く抱き締めてもするりするり手にした自信が零れてしまう
それでも光は時々雨に触れて
虹を映して僕を照らした
だから今は Stand By You
人間は、絶望感に浸っているときは、失ったものばかりを数えてしまうものです。
歌詞中では失ったものを「自信」とし、アルバム名「Penny Rain」と掛け合わせて失うことを「零れる」という表現を起用している。
ここの表現が秀逸。
雨で例えて表現することで、
次に綴られる「虹」という言葉が生きてくる。
雨が降らないと虹はかからない
と言うように、絶望感や喪失感を味わった人間だからこそ、得れるものだってあるのです。
それこそが「Stand By You」
というタイトルと密接に関係していて
そばにいてくれる人の大切さ
といったところでしょう。
3番
壊れた者だけが持つ強さを
君に繋いであげるよ 今が鮮やかだろう
自分が苦しんだからこそ、
他人の苦悩を理解することができる。
失ったものだけを数えずに、
自分が得たものにフォーカスを当てる。
それだけでモノクロだったはずの景色が「色とりどりの景色」に見えてくるのです。
感想
まさに絶望の雨の中に垣間見える
「光(虹)」が描かれていました。
Aimerさん自身も本楽曲については
とコメントしていましたが、
まさにその通りに感じたのではないでしょうか。
時間がある方は他楽曲もどうぞ。
【Aimer/Stand By You】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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