2番
当たり前に通ってたあの道
信号機は無くなるみたいです
思い出して切なくなる気持ちも
いつかは無くなるみたいです
そういえば寒い雪降る日の
田和山の無人公園でさ
震える体 暗い中
いつものように笑い合う 街灯の下で僕の目に映り込んだ君が
いつもよりちょっと寂しそうな気がした
思い出して切なくなる気持ちも
いつかは無くなるみたいです
とあるように、君がいなくなってから2番までで時間が経過していることが分かります。
しかし「いつかは無くなるみたいです」なんて言いながらも、何かにつけて思い出すのは君のことばかり。街の景色は変わっても、君への想いは変わってくれない。むしろ君と過ごした街の全てが、切ない思い出へと変わり主人公を襲ってくるのです。
ちなみに田和山とは、 島根県松江市にある地名のことで、作詞を努めた石原さんの地元(島根)が舞台であることの裏付けとなっている。
3番
今になってさ
思い出してさ
後悔じゃなにも解決しないさ
忘れられないのは
受け入れられないのは
君を思い出にできるほど僕は
強くはないから
どれだけ時間が経っても
君を思い出にすることはできなかった。
地べたに寝転んだ星を見た日も、手を繋いで暖め合った冬も、はしゃぐ君の後ろ姿も、「思い出」として片付けるには、あまりにも鮮明に景色が蘇ってくるのでしょう。
あまりにキラキラした幸せな日々を共に過ごしたから、君を思い出にできるほど強くなることは不可能なのです。
残された主人公の叫びがあまりに切ない。
ラストサビ
僕の見た景色を全部
君にも見せてやりたかったんだ
あったかいココアを一口
いつかまた逢う日までと
笑う顔に嘘は見当たらない
じゃあね じゃあね
またどっか遠くで
いつか
このクライマックスで涙腺が崩壊する。
僕の見た景色を全部
君にも見せてやりたかったんだ
なんて、主人公の想いそのもの。
曲解を生み出す必要もなく、
主人公の切実な願望が伝わってくる。
だから私はここで泣いてしまう。
そしてラストの
「いつかまた逢う日まで」
というのは、君の最後の言葉なのでしょう。
ここがもう本当に切なすぎる。
最後の最後まで笑顔で主人公に向き合った君。
大好きな主人公との別れだからこそ、きっと訪れてくれるであろう「いつか」に想いを馳せ、君は笑顔で旅立って行ったのです。
感想
かなり感情的に記事を執筆しました。
やはりこの曲はダメだ。涙なしでは聴けない(笑)
今までの考察記事史上、
もっとも「切ない」という言葉を使った。
それくらい「いつか」は切ない。
【Saucy Dog/いつか】
歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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コメント
記事見ながらボロボロ泣いてしまいました(ノД`、)
ホントに切ないです。。
恋人ができたら大切にしようと思いました!
NHK1/17朝の番組で石原しんやさんのこと初めて知った。41才にも驚いた。スマホで何度も「いつか」を聴いた。ヒゲダンよりいいかも。
若い頃を思い出した。ライブに行ってみたい、死ぬ前に。
10代失恋したものです
ドライフラワーが歌える段階まで早くなってみたいです
「いつか」の歌詞で石原さんの本当のメッセージに気づくのはすごい事です。
自分は2年以上この歌はただの失恋曲だと思ってました。しかし、最近になって彼女を亡くし、この曲を聴いてみるとびっくりするほど歌詞が心に染みました。この時初めてこれは普通の失恋曲とは違うことに気づきました。言葉の一つ一つが共感でき自分の事のようで涙が止まりませんでした。石原さんの歌い方といい、歌詞といい素晴らしい歌だと思います。
普段何気なく聴いていたこの歌の、解釈を見て深い意味に
気づけました。
私は『あぁ君を忘れられんなぁ』の、方言交じりの歌詞がとても好きです。
この歌のボーカルさんが、少しWANIMAに似ているな!と思いました。笑
この曲って失恋ソングなんかじゃないんだと思う。