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【sumika/願い】歌詞の意味を徹底解釈!片想いの心情と冬の情景が重なる切ないラブソング。

ドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」の主題歌。

【sumika(スミカ)】

「願い」について

歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

片岡さんの綴る詞が片想い中のリスナーの心を貫いていきます。

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楽曲の基本情報

今回紹介していく「願い」は、シングル『願い / ハイヤーグラウンド』の収録楽曲であり、2019年秋に放送が開始されたテレビドラマ「おっさんずラブ-in the sky-」の主題歌として書き下ろされた曲。

 

MVでは、メンバーの演奏姿が中心的に映されているのだが、今の季節にぴったりな雪や冬の空のエフェクトが施されているのが特徴的。この季節感の表現が、歌詞に込められたうまく伝えられないもどかしい感情と絶妙にマッチしています。

 

本楽曲の作詞を努めた片岡健太さんは

「おっさんずラブ」愛に溢れたキャストの皆さん、制作スタッフの皆さんの熱を間近で感じながら進められる音楽制作は、とにかく幸せな時間でした。アレンジや歌詞制作で行き詰まった時には、忙しい中でも時間を作ってくださって、直接会って色々な話をして、朝も夜もどんな時にでも真摯に向き合って考えを伝えてくれました。作品に対する愛情でsumikaが負けているようでは、この作品の主題歌をやる資格はないと思い、頂いた脚本を何度も読み、キャストの方々の顔を思い浮かべながら、最後の最後まで考え抜いて完成したのが「願い」という曲です。多くの方々の願いが詰まったこの作品に、音楽家として携われる事を心から光栄に思います。

とコメントしています。

ドラマに対してのリスペクトが伝わる。

 

ドラマの主演を努めている田中圭さんも

「切ない歌詞なのにメロディが力強く、すごく心に残る良い曲」

と楽曲を絶賛するコメントを残しています。

 

サルー
サルー

歌単体で聴いても、片想いゆえの切なさがビシビシ伝わってくると思いますが、ドラマの書き下ろし楽曲ということで、ドラマを見た方は情景と重ね合わせることで、さらに感慨深いものになると思います。

 

それでは、楽曲考察に移っていきます。

楽曲名「願い」とは

周知の通り「願い」とは

こうなってほしいと思う物事のこと。

という意味になっています。

 

前提としてお話ししますが、本楽曲の歌詞では片想いをしている人であれば絶対に共感できるであろう切ない情景が綴られていきます。

 

敢えて曲解を求める必要がないほどストレートに心情が綴られていくのですが、この歌詞のメッセージ性が真に心に染みていくのです。

 

sumikaが描く切なすぎる願い。

本題の歌詞に迫っていきましょう。

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歌詞

あなたの瞳に映って
私は「幸せ」って
笑っている
未来を探していた

「おはよう」
たったひとつで世界が弾むから
あなたはすごい人だね
寒い冬を温められる人

あなたをずっと見ているから
ちょっとした変化に
少しだけ早く気付いてしまっただけ
あの子を目で追ってどっか辛そうで
あなたはきっと恋をしている

ひとつふたつ願っても
あの子じゃない
私には代わりは務められず
みっつよっつ願っても
虚しくなる
この胸の中で眠れ
いつか目覚める日まで

あなたの瞳に映って
「うれしい」「たのしい」と言い合って
絵空に見ていた儚い夢だ
白い息を小さく吐いて
「さびしい」「かなしい」って
隣から私も言いたかったよ
そばにいてよ

突然降ってきた雪を誰に伝えよう
私は一人だけだよ
あなたはどう?
答え聞くまでもなかったようで
目線の行き先が諭すよ

ひとつふたつねだっても
叶わぬ希望
あなたの目線の先にいる事
みっつよっつめ叶っても
虚しくなる
ひとつめになれないこと
あの子になれないこと

あなたの瞳に映って
「ただいま」「おかえり」を言い合って
真昼に見ていた儚い夢だ
白い息を小さく吐いて
「おはよう」「おやすみ」って
目を合わせ私も言いたかったな
きっとまだ

雪はずっとふっと
空から来ては
止めどなく降りしきる
想い重ねて
私はずっともっとあなたを

あなたの瞳に映って
私たち二人笑い合って
絵空に見ていた儚い夢だ
白い息を小さく吐いて
「最高に幸せ」って
きっとまだ
解っていた
ずっと“まだ”なんだね

あなたに出会えてよかった
あなたが笑っている未来まで
幸せ祈り続ける夢だ
一生物のギフトはそっと
私の胸の中
「おはよう」と「おやすみ」があって
時々起きては眠ってね
「さようなら」
春の中で

作詞:片岡健太

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歌詞の意味・解釈

1番

あなたの瞳に映って
私は「幸せ」って
笑っている
未来を探していた

作詞:片岡健太

歌い出しの頭サビから

「あなた」に想いを寄せていることが伝わる。

 

あなたと話すだけで幸せに満ちる私は、あなたとの未来を願っている。これから歌詞はどのように展開されていくのでしょうか。

「おはよう」
たったひとつで世界が弾むから
あなたはすごい人だね
寒い冬を温められる人

作詞:片岡健太

他愛ない挨拶を交わすだけで、世界が弾むと表現できるくらい浮かれてしまう。まさに「好きな人」がいるときの心情なのですが、誰もが共感することができるのではないでしょうか。

 

また「おはよう」という言葉は、一日のはじまりに交わす挨拶です。

つまり「はじまり」を象徴する言葉。

あなたに声をかけられるだけで、主人公の恋は再熱するのです。何度でも初々しい心で。

あなたをずっと見ているから
ちょっとした変化に
少しだけ早く気付いてしまっただけ
あの子を目で追ってどっか辛そうで
あなたはきっと恋をしている

作詞:片岡健太

ここから切ない展開に切り替わる。

なぜなら、あなたが他の人に向ける恋心に気付いてしまったから。

周りの人は気づかないような些細な変化も、あなたを好きな故に気付いてしまうのです。

どっか辛そう

という主人公目線の情景から見える

私→あなた→他の人

という、想いの矢印がじれったい。

 

サルー
サルー

気付くのではなく、気づいてしまうという恋心故の皮肉さが切ないですね。

ひとつふたつ願っても
あの子じゃない
私には代わりは務められず
みっつよっつ願っても
虚しくなる
この胸の中で眠れ
いつか目覚める日まで

作詞:片岡健太

あなたに愛されたい。

そんな叶わない願いは

「あの子になりたい」

という羨んだ願いに願いに変わる。

 

しかしそんな嫉妬心からなる願いは

叶わない恋心を悟らせるだけであり、

願いを繰り返すたびに

虚しくなる

というループが起きてしまう。

だから恋心を胸の中に押し込もうとしている。いつか願いが叶う形で覚醒することを信じて。

サビ1

あなたの瞳に映って
「うれしい」「たのしい」と言い合って
絵空に見ていた儚い夢だ
白い息を小さく吐いて
「さびしい」「かなしい」って
隣から私も言いたかったよ
そばにいてよ

作詞:片岡健太

主人公が見ていた夢は

あなたと一緒に見る春の景色。

しかし現実は「寂しい」「悲しい」という言葉が似合うような冬の景色にぴったりだった。

 

過ごしている季節も、抱えている恋心も「冬」のまま。前に進めない私は、叶わない「そばにいて」を心の中で願い続け、あくる日もあなただけを見続けてしまうのです。

サルー
サルー

歌詞ではかない夢とありますがまさに文字通りはかないですね。

2番以降に続いていきます。

特に3番の歌詞が個人的に巧いなと。

さらに歌詞を追っていきましょう。

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