3番
鉄と鉄が擦れ合い
指と指の温もりも
今ここに貴方を感じられるカギ
個人的に3番の歌詞はかなり意味深だなと。
どんな形であれど愛情に溢れた二人の絡みを描いているはずなのに、それは「鉄と鉄が擦れ合うさま」と対比されてしまっている。
これは単純に「錠」を彷彿させる意味合いの「鉄」なのでしょうが、金属特有の冷たさといったニュアンスも含まれているのではと感じています。
貴方を感じるためには、冷たい錠を絡み合わせるしかないのです。きっと冷たいを越えた先に、主人公たちしか知らない微かな温もりが待っているのでしょう。
ラストサビ
あぁ、想う 想うほど 絡まる愛錠
この手を繋ぐ鎖のように
ただ目の前の明日を信じられるのならば それだけでいいよ 今はあぁ、巡る 巡るほど 絡まる愛錠
切れない絆 確かめながら
どんな見えない明日も貴方が傍にいるのなら それだけでいい
強く確かな愛情愛してしまえば 地獄で
離れてしまえば 孤独だ
知っている もうほどけはしない 二人永遠
歌詞の情景はついにラストサビへ。
これまでの歌詞では、愛錠によって苦しむ主人公が色濃く描かれており、どちらかと言うと寒色カラーをイメージさせる情景が綴られてきたのですが、ここでようやく楽曲は明るみを帯びてきます。
というのもここではじめて「愛錠」ではなく「愛情」という言葉が使われます。
愛の錠に苦しんできた主人公ですが、元を辿ればそれは一つの「愛情」に起因します。
どんなに足掻いても切れなかった愛錠は、自分を雁字搦めにするためのものだけではなく、私たちの絆(愛情)を証明するものなのだ。
愛錠から解放されるよりも、あなたと一緒に見えない明日に進んだ方が良い。
『愛錠』で描かれていたのはやはり「愛情」より強固な愛情だったのです…
感想
まさに「愛錠」というタイトルがバチっとあうダークバラードだったなと。
邪道な恋愛については色々と考えさせられることがありますが、打算的な部分が含まれない分、むしろ最も純粋な愛情なのかもと改めて感じました。(プリテンダーかなんかの考察のときもこの気持ちが芽生えました)
もちろん肯定するわけではありませんが、愛より強い愛を本楽曲からは感じました。
※あくまでも筆者の1解釈です。
【LiSA/愛錠】
歌詞の意味の解釈でした!
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