2番
綺麗な愛とか柄じゃない
ねぇ肌に任す それもいいじゃない
だからよそ見しないで
日が昇るまで
私だけを見てよ
言えるわけないじゃん
君と繋がりたい欲望を妄想で終わらせたくない。
そんな情愛を抱えながらもいつまでも素直になれない。
2番歌詞もその「素直になれない」が表現されており
- 「よそ見しないで」
- 「日が昇るまで私だけを見てよ」
といった攻め気味な好意は
『言えるわけないじゃん』
という最後の一文でかき消されます。
どこまでも素直になれない主人公だからこそ、酔っている今この瞬間を最大の好機と見ている訳ですね。
サビ2
家まで送ってもらいたいの
今夜乱されたいの
できれば君にずっと
抱きしめて欲しいの
酔いで寄りたいの
ごまかしてキスしたいの
君が欲しいよ
甘くてぬるい部屋で
随所でニュアンスが変わりますが、メッセージ性としてはサビ1と同じく「主人公の欲望」が赤裸々に描かれています。
抱きしめて欲しいも、キスしたいも、君が欲しいも、全ては言語化できない夢。
3番
「好みじゃない」とか抜かしてさ
心に愛とか見えるから
一夜限りでもいいよ
そんな言い回しはいいの
それじゃあさっき読んだ本の
7話みたいなキスしよう
主人公の怒涛の好意の押し寄せが綴られる3番歌詞。
一見、歌詞に綴られている「好みじゃない」は君が私に向けていったセリフに取ってしまいそうになりますが、これ実は私が言ったセリフなのではないかと考えています。
私が言ったのは「好みじゃない」とかいう嘘のセリフ。
思ってもない言葉を吐いてしまった私は「心に愛とか見えるから」と。
つまり言葉で何を言っても、心さえ通えば愛が伝わるはずだと妄信的な願掛けに想いを託してしまう訳です。
そして心を通わせるためには、まずは身体を通わせないといけないと考えているから「一夜限りでもいいよ」といいう歌詞に繋がっていく。
だけどそれらは想いをストレートに伝えられない弱い自分のくだらない言い回しに過ぎないから「そんな言い回しはいいの。」
おそらく「さっき読んだ本の7話」では愛の通ったキスが描かれていたのでしょうね。言い回しをやめた私は一心不乱にそれを求めてしまう。
君の瞳映る一人以外は
見えるわけはないよ
季節さえも眩む愛を
私、君に気があるなんて
言えるわけはないよ
続く3番歌詞の「君の瞳映る一人以外は見えるわけはないよ」は、解釈の岐路かなと思いますが、ここはシンプルに【君の瞳に映る一人=目の前にいる私】と解釈致しました。
なぜなら3番で描かれてきた怒涛の好意の押し寄せは、ラスト2行「私、君に気があるなんて言えるわけはないよ」に打ち消されてしまう妄想に過ぎないからです。
季節さえも凌駕する愛情は、大きすぎるが故に現実で君に伝えられないまま終わってしまうのです。
感想
この素直になれない感は、きっと多くの片想いに刺さったのではないでしょうか。
頭の中ではかなり良いところまで進んでいるのに、現実では当たり障りのない行動しかとることができない。ほんと想いが真剣に募っていけばいくほどそうなってしまうものなんですよね。
妖艶な雰囲気を醸し出す本楽曲でしたが、実は何よりも純粋な恋心が描かれていたのでした。
【和ぬか/寄り酔い】
歌詞の意味の解釈でした!
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コメント
完璧だなー
すっきりしたし、もっとこの曲が好きになりました。ありがとうございます。
本当にこの曲好きだって再確認したわ。
すき…
やっと歌詞の意味が分かったのでもう親の前で聴かないようにします笑
和ぬかさんが作る曲って全部中毒性があるし必ず流行るし天才的…
わかります!和ぬかさんはきっと天才ですね!
親の前でつい口ずさんでしまうので気をつけないとですね!w
あの、もう、好きィ…
和ぬかさん、応援していますね!
あ、も、好き