TwitterはこちらApple Musicのレビュー

【Vaundy/融解sink】歌詞の意味を徹底解釈!知り得る幸は知らぬ不幸でできている。

【Vaundy】「融解sink」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ 難解なタイトルの意味

✔ 姉妹曲「life hack」との関係

✔ 「知り得る幸は知らぬ不幸でできている。」

 

骨助
骨助

大注目の若手ミュージシャン・Vaundyの配信曲。当記事では歌詞に注目して考察していきます…!

 

 

スポンサーリンク

Vaundy, 2021年第一弾シングル

今回紹介していく「融解sink」は2021年第一弾となるVaundyさんの配信シングル。

2月24日に配信がスタートしており、同日にYoutubeではMVも公開されています。

MVには大河ドラマへの出演も予定されている女優の南沙良さんが出演されていることでも話題になりました。

 

Vaundyさんはラジオにて、「融解sink」は昨年3月発売の楽曲「life hack」と同時期に作られた楽曲であり、姉妹曲のような位置づけであることを語っています。

また、歌詞を見ていると他のVaundy楽曲に通ずる部分が多くあるようにも思えます。

 

多くの音楽ファンから支持を集めている二十歳の天才ミュージシャン・Vaundy。

今回の楽曲で一体何を歌っているのか、過去の楽曲との繋がりなどに注目しながら考察していきます。

 

骨助
骨助

まずはタイトルから見ていきましょう。

楽曲名「融解sink」とは

一見するといまいち意味がわからない「融解sink」というタイトル。

「sink」は「沈む」といった意味合いですが、それを聞いても正直「??」とクエスチョンマークが浮かびます。

 

ファンの間で囁かれているのは【歌詞に登場する「深海」というワードがカギを握っているのではないか】という説。

楽曲中で主人公は深海へと沈んでいくのですが、「深海」をローマ字表記すると「sinkai」

つまり「sink 愛」となり、「sink」という単語には「深海」と比べて「愛(ai)」が足りていないことがわかります。

更には「融解」の中にはローマ字に起こすと「愛(ai)」が含まれています。

つまり愛が海の中に溶けているから、「sink」には愛が無いのです。

 

まとめると、「融解sink」というタイトルは愛が足りないので、愛が溶け込んだ深海へと沈んでいく…といった意味で解釈をすることができます。

楽曲の内容とも一致しているので、この説はかなり有力なのではないでしょうか。

 

骨助
骨助

タイトルについて考察したところで、早速歌詞を見ていきましょう!

スポンサーリンク

歌詞

ふらっとさ 何か
通り過ぎたような
ぶらっとさ 僕が
外を見た時
他人の
不幸や 不安に
立ち止まって
幸福と 安堵を
吸い取って生きてる

ほらほら透明だ
ほらほら鮮明だ
ほらほら深海に 溶けてくsink

悲しみが消えるこの夢の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ
悲しみが増えるこの日々の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ

プシュッとさ 開けた
ジュースの缶のような
プシュッとさ 心の
気が抜けていく
他人の
不幸や 不安に
あやかって
幸福と 安堵を
提供している

ほらほら透明だ
ほらほら鮮明だ
ほらほら深海に 溶けてくsink

悲しみが消えるこの夢の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ
悲しみが増えるこの日々の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ

ゆらいだゆらいだ
ゆらいだ水の中
不快な不快な
息をしている
ゆらいだゆらいだ
ゆらいだ水の中
深いな深いな
沈んでく

悲しみが消えるこの夢の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ
悲しみが増えるこの日々の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ

作詞:Vaundy

歌詞の意味・解釈

1番

ふらっとさ 何か
通り過ぎたような
ぶらっとさ 僕が
外を見た時
他人の
不幸や 不安に
立ち止まって
幸福と 安堵を
吸い取って生きてる

MVの概要欄1行目に「知り得る幸は知らぬ不幸でできている。」という意味深なメッセージが綴られているのですが、冒頭の歌詞はまさにその言葉通り。

 

自分が幸せであるとき、世界では自分の知らないところで誰かが不幸になっています。

自分にお金が集まっているならきっと誰かが代わりに搾取されているし、自分ばかり優遇されているなら誰かが代わりに冷遇されている。

他人から幸福と安堵を吸い取って生きている。

そんなことを考えていると、たとえ自分が幸せであっても何だかやるせない感覚に陥ります。

 

この楽曲のベースにあるのは、そんな世の中を生きていく上で感じる漠然とした哀しみや憂鬱です。

姉妹曲「life hack」比較すれば明らかですが、「融解sink」の歌詞・曲調はどこか気だるげ。

全体を通して憂いを帯びているような、そんな雰囲気を感じます。

 

ほらほら透明だ
ほらほら鮮明だ
ほらほら深海に 溶けてくsink

ここでタイトルの考察でも触れた《深海》というワードが登場します。

 

一切の主語が省略されているために「何が透明で、何が鮮明で、何が溶けているのか」を断言することはできませんが、先ほどのタイトルの考察から考えれば、恐らくそれは「愛」でしょう。

Vaundy楽曲では愛は世界に蔓延しているものなので、愛が溶けている「海」という場所はこの世界の比喩だと思われます。

つまりこの世界は愛が溶けこんでいる海なのだと彼は表現しているのです。

 

この曲で「愛」という単語が登場することは実は一度もないのですが、《深海(sink ai)に 溶けてくsink》という表現が暗に「愛」というテーマの存在を浮かび上がらせています。

「深海に溶けている」という状況を踏まえ、逆にあえて「愛」という言葉を使わなかったのではないか、と考える方が自然な気がします。

 

愛が透明に溶けこんでいる世界の中を、主人公は沈んでいきます。

 

サビ1

悲しみが消えるこの夢の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ
悲しみが増えるこの日々の中で
今も あぁ 探して歌っているんだ

姉妹曲「life hack」の歌詞に「ひたひたの愛の海のような 夢の中をMELLOWで泳いでいこう」というフレーズが存在します。

これを踏まえると《悲しみが消えるこの夢》=「ひたひたの愛の海」、つまりは目に見えない愛が溢れている現実世界ですね。

 

《悲しみが消えるこの夢》《悲しみが増えるこの日々》もどうやら私たちの生活の比喩ですが、前者は愛という理想を信じているため前向きで、後者は現実的な感じがします。

 

愛が溶けこんでいる世界の中で、彼はずっと何かを探して歌っています。

誰かの幸せを吸い取って生きている鬱屈とした日々の中で、愛とか希望とか、そんな目には見えない何かを探しているのです。

 

2番

プシュッとさ 開けた
ジュースの缶のような
プシュッとさ 心の
気が抜けていく
他人の
不幸や 不安に
あやかって
幸福と 安堵を
提供している

1番のAメロ同様、2番もどこか閉塞的で気だるげです。

 

《プシュッとさ 心の気が抜けていく》

何かが自分から抜けていくような表現ですが、これまた溢れるシャンパンみたいな爽快な勢いはなくて、缶ジュースの炭酸が漏れる切ない感じ。

無気力なため息をついて肩を落としているような雰囲気を感じさせます。

 

歌っているテーマも1番同様に、「知り得る幸は知らぬ不幸でできている。」

別に指し詰まって自分が不幸なわけじゃないけれど、なんだかずっともやもやする…

そんな憂鬱が歌われていきます。

 

骨助
骨助

ここからの2番の歌詞は1番同様なので考察は省略し、3番の歌詞を見ていきます。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました