【優里】の「シャッター」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。
✔ 刺さり過ぎる失恋後の情景
✔ カメラとシャッターが演出する喪失感
✔ 楽曲から学ぶ恋愛の教訓
一度聴いたら耳から離れない「シャッターが落ちるみたいに…」の歌詞をじっくり解釈していきました。歌詞の主人公に負けないくらい本楽曲の歌詞に浸っていきましょう!
スポンサーリンク
優里初のセルフカバー曲
今回紹介していく「シャッター」は優里初のセルフカバー曲。
もともとは公式YouTubeチャンネルの企画として、優里が同チャンネルのカメラマン兼メンバーの【JUN MIYASAKA】のために書き下ろした楽曲でした。
なんでもライブで披露したセルフカバーverの反響がとてつもなく、ファンからの要望に応える形で優里歌唱のシャッターがリリースされることになったのだとか、、、
実際聴いて見るとそれも納得です。
すごく切ない失恋の情景と今にも泣き出しそうな優里のしゃがれ声の融合はズルい。心がえぐられる。
この記事に辿り着いたあなたもきっと本楽曲から伝わる切なさや、やるせなさに心動かされたのではないでしょうか。
失恋した後とかに聴いたらマジで耐えられないと思います…ではこれから、そんな胸えぐり楽曲の歌詞を深堀していきたいと思います!
スポンサーリンク
歌詞
君と見るはずだった花火が
夜の隙間を埋めてく
感傷にひたっちまうから
Twitterは閉じた棚の上に置いたカメラも
今距離を置きたいくらい
僕は今日全て失って
一日中泣いていた本当の気持ちは
やっぱりわからないけど
君のアルバムに居る僕を全部
消したんでしょうシャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
心のアルバムに全部
そっとため込んでた
だからさ だからさ
仕草も匂いも覚えている
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かった
全ての時間を君だけに使えばよかったお決まりのデートコースと
お決まりの愛の言葉
見栄えの良いものばかりが
インスタに残った棚の上に置いたカメラじゃ
映せないものが
君と僕の間にあって
それに気づけなかった今でも気持ちは
やっぱりわからないけど
君のアルバムに居る僕は全部
いらないんでしょうシャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
壊したくなくて無難に
きっとやり過ごしてた
だからさ だからさ
映りの悪い僕だったろう
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かった
全ての時間を君だけに使えばよかったどんなに綺麗で美しい宝石みたいな思い出も
そこに僕が居なきゃ 君が居なきゃ
何の意味もないのにシャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
壊したくなくて無難に
きっとやり過ごしてた
だからさ だからさ
映りの悪い僕だったろう
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かったシャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
心のアルバムに全部
そっとため込んでた
だからさ だからさ
仕草も匂いも覚えている
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かった
全ての時間を君だけに使えばよかった作詞:優里
歌詞の意味・解釈
1番
君と見るはずだった花火が
夜の隙間を埋めてく
感傷にひたっちまうから
Twitterは閉じた棚の上に置いたカメラも
今距離を置きたいくらい
僕は今日全て失って
一日中泣いていた
1番のAメロに描かれるは「失恋した主人公の喪失感」が痛いほど伝わる情景。
これは失った君を想う後悔の歌。
「カメラ」というキーワードが歌詞に起用されていますが、これが本楽曲の肝であり、主人公はどうしても消えてくれない想い出や愛情のせいで苦しんでいます。
余談ですが「Twitterは閉じた」の後にはしっかり携帯を閉じる音が収録されていますね。携帯も持たずに一人感傷にひたる主人公の姿が容易に想像できます、、、
本当の気持ちは
やっぱりわからないけど
君のアルバムに居る僕を全部
消したんでしょう
ここの文脈から読み取るように、主人公と君は「本心を言えないまま」別れてしまったようです。
実際は別れたくない気持ちが優位なのに、そのときの感情や相手に対する甘えや慢心のせいで別れてしまうアレです。いわゆる「ちょっとしたすれ違い」が大きな別れに繋がってしまったわけです。
君も僕と同じようにまだ未練を抱えているかも知れない、、、
そう思いつつも別れてしまったという紛れもない現実を前にして<君のアルバムに居る僕を全部消したんでしょう>と、すごく悲観的な妄想を膨らませてしまっています。
別れ方なんて百人百様あるとは思いますが、この心情に共感できる人はきっと多いと思います。
サビ1
シャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
心のアルバムに全部
そっとため込んでた
だからさ だからさ
仕草も匂いも覚えている
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かった
全ての時間を君だけに使えばよかった
本楽曲の顔とも言える「シャッターが落ちるみたいに…」といったフレーズ。
これは言うまでもなく『惹かれ合っていた時に君を目に焼き付けた』といった主人公の過去の行為であり、そのせいで「君を忘れられない」という苦悩に辿り着くまでの前座になっています。
たくさんの時間を共に重ねてきただけ、たくさんの君が心の中に残っている。
携帯やカメラを置いてもなお浮かび上がる君の姿は、まるでシャッターで撮った写真のように鮮明で、当時の幸福を想起させてしまうのです。
全てをシャッターで撮ってきたわけではないのに、君とのアレコレが残ってしまっている。
むしろ「シャッターを切る時間も君に触れていれば良かった」と思ってしまうくらい、心の中の君は輝いていたのです。
<全ての時間を君だけに使えばよかった>という付け足されたフレーズがさらに心をえぐってきます、、、
2番
お決まりのデートコースと
お決まりの愛の言葉
見栄えの良いものばかりが
インスタに残った
2番Aメロで描かれるのは「失恋後にSNSを見て悲観する」というありきたりな情景。
SNSには君とのデートで生まれた映える写真が残されているのです。
もっと言うと「残った」という表現から、二人が一緒に移っている写真だけが消え、傍から見たら誰と行ったのかも分からない食事や風景の写真だけが残ってしまっているといったところでしょう。
確かに別れた後のSNSは目に見える喪失の初手かもです。さらに続く歌詞を追っていきましょう。
スポンサーリンク
コメント