棚の上に置いたカメラじゃ
映せないものが
君と僕の間にあって
それに気づけなかった
ここで描かれているのは愛情といったポジティブなものではなく、相手を想い合って取った行動や隠してきた感情といった「二人を蝕んだ要因」といったところでしょう。
カメラに収められた二人はきっと楽しそうで笑顔なのに、今この瞬間に二人は離れ離れになっている。
そんな歯がゆくも、変えようもない現実に打ちひしがれているわけです。
今でも気持ちは
やっぱりわからないけど
君のアルバムに居る僕は全部
いらないんでしょう
1番で「本当の気持ちはわからないけど…」とあったように、ここでも君の心情を探る主人公が描かれています。
わからない。という背景には「君を理解して戻りたい」という確信的な想いがあるんですよね。
だけどそんな気持ちなんて伝えれるはずもなく、ただただネガティブが加速していく、、、
サビ2
シャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
壊したくなくて無難に
きっとやり過ごしてた
だからさ だからさ
映りの悪い僕だったろう
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かった
全ての時間を君だけに使えばよかった
ここで描かれるのは「本心を出せないカッコ悪い自分」。
「無難にやり過ごす」というのは、広義的な意味で様々な状態が連想できますが、本楽曲に至っては「素直になれなかった」といった後悔が全てでしょう。
素直になれないは恋愛ホラーの1つですよね。
「そんな歯切れの悪い自分となんて別れて当然…」と思いつつも、「全ての時間を君だけに使えばよかった」と後悔の念をこぼしています。
3番
どんなに綺麗で美しい宝石みたいな思い出も
そこに僕が居なきゃ 君が居なきゃ
何の意味もないのに
カメラの中に残る、そして何より心の中に残るキラキラした思い出たちを前に「その無意味さ」を痛感しています。
シャッターが落ちるみたいに、君を切り取って恋に落ちてきたけど、今となっては自分を苦しめるだけの傷でしかないのです。
<そこに僕が居なきゃ 君が居なきゃ 何の意味もないのに>
戻らない日々の中で、輝いていた日々を羨みつつも、後悔だらけの今に苦しみ続けてしまうのです。
ラストサビ
シャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
壊したくなくて無難に
きっとやり過ごしてた
だからさ だからさ
映りの悪い僕だったろう
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かったシャッターが落ちるみたいに
君を切り取って恋に落ちて
心のアルバムに全部
そっとため込んでた
だからさ だからさ
仕草も匂いも覚えている
シャッターを切る時間も
君に触れていれば良かった
全ての時間を君だけに使えばよかった
<全ての時間を君だけに使えばよかった>
それが感傷に浸った末に導き出した後悔と答え。
【失ってしまってからその大切さに気付かされる】
歌詞の主人公は「シャッターを切る時間」という一瞬でさえもかけがえのないものだと思えるくらいに後悔してしまっているわけですが、確かに失恋後の喪失感はこんな感じですよね。
いま一緒にいたい人と一緒にいれている人は、本楽曲を教訓にして出し惜しみなく可能な限りの全てを注いでみてはいかがでしょうか。
【優里/シャッター】
歌詞の意味の解釈でした!
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