【flower‐ぬゆり】の
「ロンリーダンス」について
歌詞とMVの意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
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楽曲名「ロンリーダンス」とは
「ロンリー」とは
ひとりぼっちであるさま。
さびしいさま。
という意味になっています。
「ロンリーダンス」で
独りぼっちのダンス
といったところでしょう。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
作詞作曲:ぬゆり
イラスト:廣田痛
マスタリング:中村リョーマ
ギター:和田たけあき(くらげP)
から構成されるMVとなっています。
曲感とイラストの雰囲気が絶妙にマッチしていますね。
寂し気な男の子の表情は
まさに『ロンリー』といったとこですね。
背景の情景が、別楽曲「フィクサー」
と類似しているのは何故でしょうか。
何かしらのメッセージが
込められているのかも知れません。
本題の歌詞に迫っていきます。
歌詞
糧になる命が未だ
噛み切れず口に残ってる
乾いてく皿を見ている
ぬるい水飲み込めないまま後ろの赤い西日が
君の背を急かしてるんだ
染まってる 熱を帯びてる
震えてる それを掴んでるあるがまま美しい色彩を放っている
汗が引かないうちに 声が聞き取れるうちに沈まないでいるんだ、ロンリーダンス
どんな未来も簡単で
可笑しいって笑った、ロンリーダンス
そうやってずっとそのままで
深く深く息を追い出して
心が追いつくのを待っている痛くない針の先っぽで
居たくないところを刺した
柔らかい指の腹で
押し込んで空気を入れる会えるなら迎えに行く
意味もなく迎えに行く
明日まで歌いながら
続きまで歌いながらなにひとつ映らない 濁りなき虹彩が
今こちらを見ている 知覚せずに見ている何も残せない君の目で 今
(今更)そばにいられないんだ、ロンリーダンス
続けられない 困難だ
幸せって言って、ロンリーダンス
本当の意味で教えてよ可笑しいって笑って、ロンリーダンス
そうやってずっとそのままで
言わないでおくんだ、ロンリーダンス
人知れず狂っている深く深く息を追い出して
心が追いつくのを待っている
動き出せるならきっときっと
同じだけ君もロンリーダンス
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歌詞の意味・解釈
1番
糧になる命が未だ
噛み切れず口に残ってる
乾いてく皿を見ている
ぬるい水飲み込めないまま
MVのイラストとマッチするように
噛み切れず口に残ってる
乾いてく皿 ぬるい水飲み込めない
と、羅列されたワードたち。
沈静したダイニングテーブル
が連想されます。
孤独感、疎外感、憂鬱が伝わります。
後ろの赤い西日が
君の背を急かしてるんだ
染まってる 熱を帯びてる
震えてる それを掴んでる
ここで登場する「君」
君とはいったい誰の事なのでしょうか。
そもそも、誰視点の歌なのでしょうか。
後ろの赤い西日
とは、夕陽のこと。
夕陽が沈むと、夜になります。
急かしているとありますから
沈む夕陽が、夜を急かしている(知らせている)といったところでしょうか。
孤独な夜が怖いのかも知れません。
歌詞考察を続けていきます。
あるがまま美しい色彩を放っている
汗が引かないうちに 声が聞き取れるうちに
あるがまま美しい色彩を放っている
のは君でしょうか。
もしも、君だと仮定すると
汗が引かないうちに 声が聞き取れるうちに
とあるため、時間が経つ(夕陽が沈む)につれ、少しずつ主人公(?)と離れていっていることが伝わるかと思います。
夜になったら離れる関係?
更に、掘り進めていきます。
サビ1
沈まないでいるんだ、ロンリーダンス
どんな未来も簡単で
可笑しいって笑った、ロンリーダンス
そうやってずっとそのままで
深く深く息を追い出して
心が追いつくのを待っている
ここで注目したい部分は
心が追いつくのを待っている
というところ。
つまり、この曲で歌われている者は
心と身体が乖離している
と解釈できます。
もしかすると、この歌は、
乖離した主人公の心目線の話。
そして君というのは、主人公の身体
を指しているのかも知れません。
そう仮定すると、
心が乖離した(抜けきった)身体を見て
そのさまを「ロンリーダンス」と言っているのかも知れませんね。
2番に続きます。
2番
痛くない針の先っぽで
居たくないところを刺した
柔らかい指の腹で
押し込んで空気を入れる
主人公の乖離した心目線だとすると
居たくないところというのは
主人公の身体部分になります。
柔らかい指の腹で
押し込んで空気を入れる
この行為は、抜けた自分(心)の代替えとして、空気を入れているのでしょう。
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