【BUMP OF CHICKEN
(バンプ オブ チキン)】の
「Spica(スピカ)」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
考察および解説していきたいと思います。
特にファンは必見です。
是非、最後までご覧ください!
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楽曲名「Spica」とは
「Spica」とは
おとめ座α星、おとめ座で最も明るい恒星で
全天21の1等星の1つ。
春の夜に青白く輝く。
という意味になっています。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
本楽曲は、温もりのあるシンセサイザーの音色で始まり、最後にはゴスペルのような展開に繋がるミディアムバラードに仕上がっています。
「美しい」
初視聴した際、思わず呟いてしまいました。徐々に盛り上がりをみせていくさま。その壮大さは鳥肌もの。中毒性が凄いです。
MVは、“宇宙空間に歌詞が浮かんでいく”
という、シンプルな作りになっており
じっくりと歌詞を堪能することができます。
また、本楽曲はテレビアニメ「重神機パンドーラ」のエンディング主題歌として制作されたナンバーとなっています。
MVの宇宙観とアニメのイメージが重なります。
アニメと歌詞の兼ね合いも、深追いしていきたいところですが、ネタバレ等の危険性を考慮して、今回はあくまでも「Spica」という1つの楽曲に対して考察を行っていきたいと思います。
では、本題の歌詞に迫っていきます。
歌詞
名前ひとつ 胸の奥に
鞄とは別に持ってきたよ
声に出せば鳥になって
君へと向かう名前ひとつ伝えたい事 言えないまま
消えたらと思うと怖くなって
出来るだけ頑張るけど
どうしていつまでも下手なんだろう雨が降っても それが止んでも
君を最初に思い出すよ手をとった時 その繋ぎ目が
僕の世界の真ん中になった
あぁ だから生きてきたのかって
思えるほどの事だったどこからだって 帰ってこられる
涙には意味があっても
言葉に直せない場合も多くて
こぼれたら受け止めるよ
そうすれば何故か ちゃんと分かるから思い出が 音が 光が
命のいたずらに奪われても
名前ひとつ 胸の奥に
君へと向かう名前ひとつ約束が生まれた時の
笑った顔が嬉しかったよ終わりのない闇に飲まれたって
信じてくれるから立っていられる
描いた未来と どれほど違おうと
間違いじゃない 今 君がいるどんなドアも せーので開ける
手をとった時 その繋ぎ目が
僕の世界の真ん中になった
あぁ だから生きてきたのかって
思えるほどの事だった汚れても 醜く見えても
卑怯でも 強く抱きしめるよ
手をとった時 その繋ぎ目が
僕の世界の真ん中になったどこからだって 帰ってこられる
いってきます
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歌詞の意味・解釈
1番
名前ひとつ 胸の奥に
鞄とは別に持ってきたよ
声に出せば鳥になって
君へと向かう名前ひとつ
歌詞中に繰り返される
「名前ひとつ」 「君」
というワードが何を指すのか。
実は、これが「Spica」の
解釈材料として非常に重要となってきます。
もったいぶらず先に言うと
「名前ひとつ」が指すのは
「BUMP OF CHICKEN」
「君」が指すのは
「ファン、リスナー」
である可能性が高いです。
そう仮定すると、これから展開されていく歌詞に辻褄がぴったり合うのです。
声に出せば鳥になって
の部分は解釈の裏付けとして大切なポイントで「鳥=CHICKEN」つまり、自分たちの音楽をリスナーに伝えることを意味しています。
伝えたい事 言えないまま
消えたらと思うと怖くなって
出来るだけ頑張るけど
どうしていつまでも下手なんだろう
藤原さんが以前発した言葉で
”感じたことはその時に伝えたい”
というものがあります。
その感情がそのまま歌詞に
表れているのではないでしょうか。
今抱えている、瞬間的で儚い感情
それを大切にしているが故に
消えていくことが怖いのです。
しかし、感情を言葉で表現することは難しいもの。時には違う解釈で、相手に伝わることだってあります。そんな、じれったいけどありきたりな感情が表現されています。
雨が降っても それが止んでも
君を最初に思い出すよ
嬉しいときも悲しいときも、それは歌になる。歌になるということは、リスナーに想いを届けるということ。
サビ1
手をとった時 その繋ぎ目が
僕の世界の真ん中になった
あぁ だから生きてきたのかって
思えるほどの事だったどこからだって 帰ってこられる
世界の真ん中
それを、「僕」でもない「君」でもない
手をとった時 その繋ぎ目
と表現しています。
かなり逸脱した表現ですね。
「僕」と「君」の交わりというのは「バンプ×リスナー」の交わりということになるのですが、そう考えると彼らにとっての世界の真ん中はライブ会場を指すのかも知れません。
演奏したとき。その演奏を聴いてくれたとき。
「生きててよかった」
そう思えるほどの幸福感に包まれるのです。
2番に移ります。
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