2番
涙には意味があっても
言葉に直せない場合も多くて
こぼれたら受け止めるよ
そうすれば何故か ちゃんと分かるから
言葉にできない感情
について描かれています。
藤原さん自体も、自分の抱えている感情をそのまま歌詞に書き起こしたり、相手に直接伝えることに難渋する場面が多いのかも知れません。だからこそ、自分と同じような感情を抱えている人のことは“何故か ちゃんと分かる”のです。確かに、彼らの楽曲には、言葉にはし難い感情が繊細に綴られていることが多いですよね。
思い出が 音が 光が
命のいたずらに奪われても
名前ひとつ 胸の奥に
君へと向かう名前ひとつ約束が生まれた時の
笑った顔が嬉しかったよ
音や光は、BUMPとリスナーを一つにする。
運命のいたずらで、彼らが演奏することができなくなっても、もしくはリスナーが音楽を聴けなくなったとしても、「BUMP OF CHICKEN」という名前ひとつのバンドが存在したという事実は消えません。
そして彼らにとっての
約束が生まれたとき
というのは、liveが決まったときや、新曲を発表したとき。それに対するリスナー、ファンの喜んでくれる反応が何よりも嬉しかったのではないでしょうか。
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サビ2
終わりのない闇に飲まれたって
信じてくれるから立っていられる
描いた未来と どれほど違おうと
間違いじゃない 今 君がいるどんなドアも せーので開ける
どんなドアも せーので開ける
あくまでも「BUMP OF CHICKEN」は、リスナーが合ってこそ成り立つもの。どんなときも二人三脚で進んでいきたい。そんな藤原さんの想いが込められているのだと思います。
自分の価値観や想いを綴り、それを人に伝えるというのは勇気がいることです。想像した反応を相手が取ってくれるかもわかりません。でも、「聴いてくれる人」さえいれば、何度でも想いを綴った音楽を作ることができるのです。
ラストサビ
手をとった時 その繋ぎ目が
僕の世界の真ん中になった
あぁ だから生きてきたのかって
思えるほどの事だった汚れても 醜く見えても
卑怯でも 強く抱きしめるよ
手をとった時 その繋ぎ目が
僕の世界の真ん中になったどこからだって 帰ってこられる
いってきます
藤原さんは自分たちのファンのことを
「悪い人がいないなんて思いません」
と言っていました。
だから
汚れても 醜く見えても
卑怯でも 強く抱きしめるよ
とあるのでしょう。いい人か悪い人かなんて関係ない。自分たちの楽曲を聴いてくれる人すべてを大切に思っているのでしょう。
最後は いってきます とありますが
同じタイミングで発表された別楽曲シリウスは「ただいま、おかえり」とあるのに対し、本楽曲「Spica」は「いってきます」で終わる。細かいところですが、趣が深いですね。
感想
宇宙を彷彿させるような、
美しいミディアムバラードからなる
「Spica」
あくまで自己解釈ですが、
リスナーに向けてのメッセージ性
が強い作品だったと思います。
何よりファンを大切にしている
そんな藤原さんの想いが伝わってきました。
時間がある方はこちらもどうぞ
【BUMP OF CHICKEN/Spica】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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