２番
今日も駅のエレベーターでやけに
イチャイチャしてるカップルみてヘコむ
家でやりよしや 周りを見よしや
やっぱこれには憧れへんわあ
１番と同じような情景が描かれています。
憧れへんわあ という言葉には
本音と強がりが混じり合っています。
君は 超いい超いい
超いい超いいを越えて やっぱ超Fや
どんな理論や？ほんまにせこいわ
なんかええ感じに聞こえてくるやんか！
超いいを超えて やっぱ超F
どんな理論や？とはまさにそうですね。
なぜわざわざこんな理論で
君を褒めるのでしょうか？
更に歌詞を深追いしていきます。
あーあ チャラけたフリして
だらりと過ごしていたら 運命の出会いさ
愛やら恋やら言いたくないなら
別の言葉 探して歌おう
独特な表現をする主人公の心情。
それが、ここでおおよそは回収されます。
愛やら恋やら言いたくないなら
別の言葉 探して歌おう
ありきたりな愛の言葉なんて言いたくないようです。この理由も後述される歌詞ではっきりします。
さらに追っていきましょう。
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サビ２
君はかっこE 越して かっこF やんけ！
魅力、溢れてこぼれるやんけ！
恥ずかC 越えて 恥ずかD やんけ！
気持ちE 越えて 気持ちF やんけ！
かっこE 越して かっこF やんけ！
魅力、溢れてこぼれるやんけ！
たのC 越えて たのD やんけ！
うれCDEFGHI！！！！！
１サビと同じようなアルファベットで表す度合いによる、褒め言葉が羅列されていきいます。
うれCDEFGHI！！！！！
降順になればなるほど想いが強いことを表すため、嬉しいの度合いがかなり高いことが分かります。数値化できない感情の度合いを表せると考えると、ある意味画期的な発想なのかも知れませんね。
３番
甘くて ぬるくて くさって とろけそう
王道ラブソング 照れくさいね
覚悟を決めて 歌ってみたいけど
まだふざけていたい ギリで歯向かう
それっぽい言葉 それっぽく俺が
並べても 伝わらないから 今日は
アルファベットを使った
古典的な表現で挑む 最後の平成
ここで「かわE」の伏線が全て回収されます。
主人公は今まで
「30代になればなんとかなる」
「なんとかせんとなあ」
そうやって焦ったふりをしながらも
恋に鈍感に生きてきたのです。
それどころか街でカップルを見ては、
ありきたりな情景に幻滅さえしていました。
だからこそ、今更自分がありきたりな恋愛をしていることが恥ずかしいのです。
王道ラブソング 照れくさいね
覚悟を決めて 歌ってみたいけど
まだふざけていたい
ここの歌詞がその心情にあたります。
でも君への想いは伝えたいから
アルファベットを使った
古典的な表現
で、表現しているのです。
ふざけているだけではなく、“本気の想いを伝えたい主人公が葛藤の末に導き出した愛情表現”なのです。
最後の平成は、完全に時事ネタですね。
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