2番
まどろっこしい話は嫌
必要最低限でいい
2文字以内でどうぞ紅の蝶は何のメールも送らない
脆い扇子広げる
その方が魅力的でしょう
愛情を育むまでの過程。
その中で生まれる期待と、それに伴う裏切りが怖いから
まどろっこしい話は嫌
とあり、
2文字以内でどうぞ
なんていう極端な発想が生まれるのです。
紅の蝶は、本楽曲の主人公を比喩している。
「紅」という色は、最も古い染料の一つで、紅から更に他の色を染めるのが大変困難という特徴があります。
「蝶」は「輪廻転生」の象徴で、新しい自分になる、美しく(強く)変化するという意味があります。
「蝶」なのに、強く変化できず(紅だから)
何度も愛の渇望を繰り返してしまうから
「紅の蝶」という言葉で
自らを比喩しているのでしょう。
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サビ2
迷で
応えられないなら ほっといてくれ
迷えるくらいなら 去っといてくれ
肝心なとこは筒抜けで
安心だけはさせられるような
甘いあめが降れば
傘もさしたくなるだろう?
ここもサビ1と同じように
「愛の渇望」と「愛情の拒否」
が描かれています。
2サビの前半で特に描かれるのは
「愛情の拒否」
応えられないなら ほっといてくれ
迷えるくらいなら 去っといてくれ
という部分が、
特に分かりやすく当てはまりますね。
このまま
期待したままでよかった 目を瞑った
変えたかった 大人ぶった
無くした 巻き戻せなかった
今雨、止まないで
ここは反対に「愛の渇望」が描かれる。
偽りやテンプレートな言葉でも
受け入れくなるほど愛を渇望している。
愛に対する想いが強いゆえに
愛を拒んでしまう。
だから渇いてしまう。
主人公は、終わらないいたちごっこに葛藤しているのです。
3番
コピー、ペースト、デリート
その繰り返し 吸って、吐いた
だから
それでもいいからさ 此処いたいよ
ここまで解釈すると主人公のキャラクターが大方見えてきましたが、根本にある感情として
「薄っぺらい愛情は嫌だ」
というものがあります。
でもその根本の感情を覆すほど愛に渇きを覚えているというのも事実。
コピペのような愛情でもいいから欲しい。
ついには、お手軽な愛情さえも求めてしまいます。
いよいよラストサビに移ります。
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ラストサビ
もういい
ああしてこうして言ってたって
愛して どうして? 言われたって
遊びだけなら簡単で 真剣交渉支離滅裂で
思いもしない重い真実(うそ)は
タブーにしなくちゃな?きっと
期待してたんだ出来レースでも
公式通りのフレーズも
踵上がる癖もう終わりにして
空気を読んだ空晴れないでよ
サビ1、2と同じようなニュアンスですね。
解釈は割愛しますが、
同じような意味を持つ言葉
が繰り返されることで
異様なまでの愛への執着
が伝わります。
今日も、雨。
傘を閉じて 濡れて帰ろうよ
今日「も」雨
つまり、降りやまない雨は
常に心晴れしない
という、主人公の心模様を比喩する。
歌詞全体を通して伝わってきたのは
繰り返しますが「愛の渇望」という部分。
タイトルを「カワキヲアメク」と、カタカナ表記にすることで、愛の重さや、それゆえに狂気じみた感情を表現したのでしょう。
感想
いかかでしょうか。
あくまでも自己解釈にはなりますが
愛の重さ故に葛藤する主人公に共感を覚えた方は多いのではないでしょうか。
歪んだ愛情が生々しく描かれる「ドメスティックな彼女」との相性も良好で、感情を剥き出しに歌唱する美波さんの歌声も絶妙にマッチしています。
また、本楽曲は美波さんのメジャーデビュー曲ともなっています。メジャーデビュー後の更なる活躍に今後も目が離せません。
【美波/カワキヲアメク】
MVと歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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コメント
カワキクヲアメク最高う