2番
足元をよく見て 階段一つずつ
どれくらいざわついていてもひとり
肩を擦るよに 避けながら
世界に何億人いようともひとり
作詞作曲:藤原基央
複数を表現する
- 階段
- ざわつき
- 世界に何億人
という表現と
単数を表現する
- 階段一つ
- ひとり
という内容で構成される歌詞からは、社会という集団の中で、もがきながらもしっかり個人として生きていく姿がイメージされる。
今日は何もない 一日と
言えばそこまでの 毎日
増え続けて 溢れそうな
唄の欠片たちが
早く会いたがって 騒ぐんだ
作詞作曲:藤原基央
何もないと言えるような一日の中でもリスナーに伝えたいことがあるのでしょう。
唄になる前の欠片が会いたいと騒ぐ
というのは、楽曲を届けたいという想いの強さが表れている。
変わらないで 変われなくてずっと
それでも続いてる
ゴールなんて 決められないだけで
なんなら 今でも
作詞作曲:藤原基央
この変わらないというのは藤原さんの使う歌詞の「構造」や「言葉」のことを指しているのではないでしょうか。
多様に変化していく曲調に対して、綴られる文字は、天体観測や星をテーマにした他楽曲と大きくは変わらないからです。
スポンサーリンク
ラストサビ
君が未来に零す涙が
地球に吸い込まれて消える前に
ひとりにせずに 掬えるように
旅立った唄 間に合うように
作詞作曲:藤原基央
涙が地球に吸い込まれる
というのは、
誰にも拭ってもらえず地面に落ちること。
つまりその人が孤独でいることを意味する。
だからその前にその涙を掬いとりたい。
楽曲を届けることで救いたい。
そんな想いが伝わります。
命の数と同じ量の一秒
君はどこにいる 聴こえるかい
君の空まで 全ての力で
旅立った唄に 気付いて欲しい
どんな事も こんな熱も 街に紛れる
流れ星の正体を 僕らは知ってる
作詞作曲:藤原基央
数え切れないほど生命は存在するが
人はみんな同じ一秒を共有している。
その一秒を共有したい。
音楽という形で共有したい。
そう想いながら、音楽を流れ星に変えて旅立たせ、リスナーと交わろうとしているのではないでしょうか。
感想
藤原さんが思いついた言葉を歌詞にした。
ということで、解釈は難解で大雑把なものになってしまいましたが、リスナーに対する想いだけは確かに伝わってきたのではないでしょうか。
リスナーの声と自分の音
これを流れ星に対比しているのだとしていたら、かなり素敵な比喩表現ですよね。
藤原さんの素敵な人間性を改めて認識できる楽曲であったと思います。
【BUMP OF CHICKEN/流れ星の正体】
歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
スポンサーリンク
コメント