ヨルシカ「八月、某、月明り」歌詞の意味を解釈・考察!自暴自棄な主人公に共感する!?

【ヨルシカ】

「八月、某、月明り」について

歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

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楽曲の基本情報

今回紹介する「八月、某、月明り」

エルマという女性への想いが綴られたアルバム「だから、僕は音楽を辞めた」の収録曲。

上の動画はアルバムのティザー映像。

本楽曲は、0:50から視聴できます。

サビの疾走感とボーカルsuisさんの中性的な叫び声が中毒性を生む。個人的に「ロックンロール」のところがツボ。

では、曲を深堀りしていきたいと思います。

楽曲名「八月、某、月明り」とは

「八月」というのは

主人公がエルマと過ごした時期。

ということが歌詞で明らかになります。

つまり

「八月、某、月明り」

主人公が回想できる情景の一部。

を表すのです。

この楽曲名が歌詞の内容と

どう関与していくのでしょうか。

歌詞

何もいらない

心臓が煩かった 歩くたび息が詰まった
初めてバイトを逃げ出した
音楽も生活も、もうどうでもよかった
ただ気に食わないものばかりが増えた

八月某、月明かり、自転車で飛んで
東伏見の高架橋、
小平、富士見通りと商店街
夜風が鼻を擽ぐった
この胸の痛みは気のせいだ
わかってた わかった振りをした

最低だ 最低だ 僕の全部最低だ
君を形に残したかった
想い出になんてしてやるもんか
最低だ 最低だ
気持ちよくて仕方がないわ
最低だってこの歌詞自体が

人生、二十七で死ねるなら
ロックンロールは僕を救った
考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから
君も、何もいらない

心臓が煩かった
笑うほど喉が渇いた
初めて心を売り出した
狭心もプライドも、
もうどうでもよかった
気に食わない奴にも頭を下げた

八月某、あの頃の景色を跨いだ
ストックホルムの露天商、
キルナ、ガムラスタンは石畳
君だけを胸に仕舞った
この空の青さも気の所為だ
笑ってた、笑った顔のまま

最低だ 傲慢だ 君もみんな貪欲だ
ドラマチックな歌も愛もさぁ、
馬鹿らしくて仕方がないわ
知っていた 知っていた
君の人生、君のものだ
最低だっていくら叫ぼうが

そうだ、きっとそうだ あの世では
ロックンロールが流れてるんだ
賛美歌とか流行らない
神様がいないんだから
罪も過ちも犯罪も自殺も戦争も
マイノリティも全部知らない

最低だ 最低だ 別れなんて傲慢だ
君の全てに頷きたいんだ
そんなの欺瞞と同じだ、エルマ

最低だ 最低だ
愛おしくて仕方がないわ
ドラマチックな夜で僕を悼みたい

最低だ 最低だ 言葉なんて冗長だ
君の人生は月明かりだ
有りがちだなんて言わせるものか

最低だ 最低だ
笑われたって仕方がないわ
最低なんて語呂だけの歌詞だ

人生、二十七で死ねるなら
ロックンロールは僕を救った
考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから

今も、愛も、過去も、夢も、
思い出も、鼻歌も、薄い目も、夜霞も、
優しさも、苦しさも、花房も、
憂鬱も、あの夏も、この歌も、
偽善も、夜風も、嘘も、君も、
僕も、青天井も、何もいらない

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歌詞の意味・解釈

前提として

前提として把握して頂きたいことが一点。

主人公の背景には「エルマの喪失(死去)」

がある可能性が非常に高いということ。

これに関してはこちらの楽曲考察記事で解説しております。

【ヨルシカ/パレード】歌詞とMVの意味を徹底解釈!「藍二乗」との関連性とタイトルの意味が深い!
【ヨルシカ】の 「パレード」について MVと歌詞の意味を徹底的に 考察および解説していきたいと思います。 本楽曲は3rdアルバム 「だから僕は音楽を辞めた」 の収録曲となっています。 ...

これを踏まえた上で歌詞を見てみると、主人公の心情に一層寄り添っていけると思います。

では細かく解釈していきます。

1番

何もいらない

心臓が煩かった 歩くたび息が詰まった
初めてバイトを逃げ出した
音楽も生活も、もうどうでもよかった
ただ気に食わないものばかりが増えた

utaten.com

「何もいらない」

というインパクトの強い冒頭。

エルマを喪失した主人公は、自暴自棄な感情に包まれています。心臓が軋むほどの苦悩を抱えていると同時に、幸せそうな周囲への嫉妬が芽生えだし、今まで気にもしていなかったものでも鼻につくようになってしまった。

八月某、月明かり、自転車で飛んで
東伏見の高架橋、
小平、富士見通りと商店街
夜風が鼻を擽ぐった
この胸の痛みは気のせいだ
わかってた わかった振りをした

utaten.com

物語の情景が羅列される。

インタビューでn-bunaさんが仰っていましたが、ここは実体験が含まれているそう。

実際のインタビューがこちら。

歌詞に関しては自分の現実の体験でもあります。それこそ「八月、某、月明かり」の、東伏見の高架橋の下を自転車で漕いで行くシーン。

僕の現実的な体験を投影することで、この物語の人物が本当に存在してそこにいるような見方で作品に没入してもらえるんじゃないかなっていうのはありました。あとは純粋に僕が今作りたい作品のモードとして、色濃く現実の匂いがするようなレベルまで自分を投影して、どこまでもとがった作品を作ろうと考えていたので。

現実的な体験と架空の主人公を混合させるからこそ、歌詞だけでリアルな情景が想像できるほどの作品になっているのですね。

サビ1

最低だ 最低だ 僕の全部最低だ
君を形に残したかった
想い出になんてしてやるもんか
最低だ 最低だ
気持ちよくて仕方がないわ
最低だってこの歌詞自体が

utaten.com

エルマとは物理的に会えない。

亡くなっていると仮定すると、
心理的にどうこうとかいう問題ではなく、
物理的に会うことは絶対に不可能。

だから、形に残したかった

と、叶わない願望が述べられている。

またいなくなったことを認めたくないから

想い出になんてしてやるもんか

と、投げやりに叫んでいる。

人生、二十七で死ねるなら
ロックンロールは僕を救った
考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから
君も、何もいらない

utaten.com

ここで出てくる「二十七」は、一連の流れから察するに主人公の年齢を指すのでしょう。

もしかすると、エルマを失ってしまって自暴自棄になった主人公は、自らの命を絶つという選択をしようとしているのかも知れません。

そう決めたからこそ

どうせ死ぬんだから

と、結果論に逃げ込んで、
苦悩からも逃れようとしているのです。

2番

心臓が煩かった
笑うほど喉が渇いた
初めて心を売り出した
狭心もプライドも、
もうどうでもよかった
気に食わない奴にも頭を下げた

utaten.com

ここは主人公の価値観の変化が述べられています。

おそらく音楽上の話でしょう。

前提ですが、主人公は音楽家です。
(参照記事:だから僕は音楽を辞めた)

エルマがいたときは、
純粋無垢に音楽を楽しみ、
一緒に作曲活動をしていました。

しかし、エルマを失って以降は
純粋に音楽を楽しめなくなってしまう。

楽しいという動機からは一転して

金稼ぎという動機になるのです。

自分の全てである音楽を売り出している。

だから

初めて心を売り出した

とあるのではないでしょうか。

更に続きます。

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