TwitterはこちらApple Musicのレビュー

【UNISON SQUARE GARDEN/Phantom Joke】歌詞の意味を徹底解釈!Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-の主題歌に迫る。

2番

激流は続く 暗い底はまだ見えない
ふざけるな おい誰だ
無下に弄ぶな 時間が闇に競り負ける

熱くなってもご注意
悪はたまに正義を隠してる
裏腹は暴かなきゃ
結末の理路は不整前

暗い底はまだ見えないとは、

主人公が落とされた絶望的な状況を想像させる。

どれだけ闇と戦っても底がない。そう言っても過言ではないくらい、キリのない暗闇で戦っています。

 

また、悪はたまに正義を隠している

という歌詞がFateファンを刺激する。

圧倒的に敵だと思っていた人物(サーヴァント)だって、実は自分の信念に基づいて行動しているのです。完全な悪者なんていないのです。いつだって戦が起こるときは「正義と正義のぶつかり合い」なのです。命の数だけ目的や事情があるさまは、まさに7章の某女神を連想させます。

無慈悲に泣く声も
無力に止まる足も
未来の足かせになるから
目を覚ませよ

「このままがいい」だとか
「生きたい」も願うだけじゃダメってこと
大切なフレーズをこぼすな
物語がゴミになる

絶望的な状況に抗う立香の心情が投影される。

この戦いは未来を取り戻すための戦です。

「このままがいい」「生きたい」

そんな願望だけでは生きられない残酷な世界(物語)の中で、立香は戦っているのです。

サビ2

華麗に舞って Phantom’s begun!
あまりにきらめいて蜃気楼
心を動かして蜃気楼
明々暗々基準も不可解だ
全部無くなって消えたって
ありえそうで笑っちゃう

だけど忘れないで欲しい
まだまだ旅は終わらない
納得するまで終わらない
つまりこの空の先を見たい
邪魔すぎる恐怖のスパイダーネット穿ったなら
強くなれる前途証明の時間
悲しくちゃ終われない
覚悟の幕が上がる
悲しくちゃ終われない
「まだずっと愛していたい」

全部無くなって消えたって
ありえそうで笑っちゃう

と、あくまでも楽天的に述べられていますが

実際問題、今回の敵は

全部なくなって消える

という未来があり得る相手です。

 

しかし、続く歌詞で

まだまだ旅は終わらない
納得するまで終わらない
つまりこの空の先を見たい

とあるように

戦いに負けるつもりは毛頭ありません。

 

ネタバレになってしまいますので、詳細部分までの紹介は控えますが、絶望的な状況の中、あくまでも前向きに綴られていく歌詞を通して、立香の前向きさ、覚悟の強さが伝わってきたのではないでしょうか。

感想

歌詞を解剖していくことで

『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』

の書き下ろし楽曲として、かなり緻密に楽曲制作が行われているのだと、改めて伝わってきました。

 

作詞作曲を担当した田淵さんは

作品に対して失礼でないものをという第一命題があった

と、楽曲作成の意図を語っていましたが、まさにその通りだなと感じる内容だったと思います。

 

キレキレで鋭利なメロディーラインはユニゾンファンを、超緻密的な歌詞はFateファンを満足させる。「Phantom Joke」は、どの視点から見ても満足度の高いナンバーだといえる。

 

【UNISON SQUARE GARDEN/Phantom Joke】

歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました