2番
loopする考えはいつも以上で
あの街までの足取り重くて
本当に来るかな嘘じゃないのかな
って余計な心配が駆け巡る
2番では、君と待ち合わせをした主人公がソワソワしながら約束の場所まで向かう情景が事細かく綴られていきます。
君関連の妄想を膨らますことは主人公にとって日常茶飯事のものですが、どうやら今日に限ってはより特別なものがあるようです。
それもそのはず。夢の中で会うのと実際に会うのでは緊張も段違い。しかも毎日夢に見るほど好意を寄せていた君とのアレですからね。緊張と不安で不要な心配が主人公を駆け巡っていきます。
皆は携帯片手に愛を奏でてる
現代的LOVER ネオネットヤンキー
いつもはね。だけど素敵ねって
あって言われたいから会いに行くのさ
周りの友達は携帯のメッセージや電話で愛の言葉を奏でていく。
しかし自分のことを「ろくでなし」だと思っている主人公は、少しでも男らしいところを見せるために、直接想いを伝えようと試みているのです。
自分から告った方がかっこいいとか、直接告白した方がかっこいいとか、男なら絶対共感できるプレッシャー(プライド?)的なやつですねこれは。
今日はうまくトーストも焼けたしさ
靴紐左から結んだしさ
家の鍵もきちんと閉めたんだ
こたつを消したかは不安だけど
君に想いを伝えようと決心している主人公は、まるで神頼みをするように良い結果を望んでいます。
だからこそ些細な日常の一つ一つに願をかけて、上手く言った行為を思い出しては「自分はツイている!」と言い聞かせポジティブさを保とうとしているのです。
本当に叶えたい願いがあるときは、人間誰しもが藁にも縋るようになりますよね。共感できます…!
なんとなく好きな気持ち溢れた
君のこと好きだと知った日から
忘れたことないってか忘れられない
バカでもいいこの思いは伝えたいから
想いを伝えよう、どうやって伝えよう、、、
などと、考えをloopさせる中で、心の中の君は更に大きくなっていきます。
「ああこんなに好きなんだな…」
と再確認した主人公は「どうなってもいい、妄想ばかりでバカな自分でもこの思いだけは伝えるんだ…!」と、自分で自分を鼓舞するように背中を押す。
「snow jam」の歌詞はタイトルに凝縮された想いに負けないくらい、君を大切だと思う主人公の恋心が詰められた楽曲だったのです。素敵な物語。
感想
かなり物語性に富んだ内容であったため、主人公の境遇がドンピシャで重なる人は、強く共感できたのではないでしょうか。
個人的には奥手でろくでなしの主人公にはかなり共感できました。想いが強ければ強いほど、しかも身近な人に想いを寄せれば寄せるほど、好意を直線的に伝えるのって難しくなるんですよね。
二人の結末は想像次第…といったところですが、主人公の「snow jam」が彼女の心に伝わり、ハッピーエンドを迎えたならいいなとぼんやり思っています。
【Rin音/snow jam】
歌詞の意味の解釈でした!
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コメント
雪だるまって
ひとつの塊じゃ完成しなくて2つの雪玉(想いの塊)が重なって、そこで初めてめて
ひとつの雪だるま(Snow jam)になるんですよね。
コメントありがとうございます。
想いの塊の重なり。一つでは完成しない。まさに楽曲歌詞に適したタイトルですよねSnowjam。深い、、、
すごいエモいです。
最高の解説でした。
泣いてしまいました
自分も片想い中なので、余計な心配が駆け巡る爆笑
主さんの優しさが溢れた記事でした。
本当に有難うございます。
これからのご活躍
心から応援致しております。
キュンです。
国語の授業で役立ちました!!
ありがとうございました