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【BUMP OF CHICKEN/アカシア】歌詞の意味を徹底解釈!最高のポケモンPVと共に

【BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)】「アカシア」について、歌詞の意味を徹底的に考察および解説していきたいと思います。

 

注目ポイント

✔ ポケモンのPVのために書き下ろされた楽曲

✔ ポケモンファン大興奮のMV

 

骨助
骨助

楽曲もさることながら、MVはポケモンの歴史に残る最高の作品でした…! 当記事では特に歌詞に注目しながら楽曲の魅力を紐解いていきます。

 

 

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ポケモンPV「GOTCHA!」テーマソング

今回紹介していく「アカシア」『ポケットモンスター ソード・シールド エキスパンションパス』第二弾の配信を記念して製作されたSpecial Music Videoのために書き下ろされた楽曲。

2020年9月29日より、9言語の歌詞字幕付きのMVが全世界に向けて配信されています。

MVは、ポケットモンスターシリーズの長い歴史を僅か3分間の映像にこれでもかと詰め込んだ超大作。

MVのアニメーション監督は「ベイビーアイラブユーだぜ」スペシャルアニメなども手掛けた松本理恵さんです。

ポケモンたちと旅をしたことのあるポケモントレーナーであれば誰もが胸を躍らせるMV。

必見です。

 

骨助
骨助

私自身現役のポケモンガチ勢ですが、ポケモン界隈はMVで猛烈に盛り上がっています。

 

当記事は歌詞をメインで扱っていきますが、PVの内容にもファン視点で触れられる範囲で触れていきます。

 

楽曲名「アカシア」とは

一見すると楽曲との関連性が見えてこないタイトルではありますが、その由来は恐らくアカシアの花の花言葉にあります。

花言葉は「愛情」「友情」「魂の不死」

アカシアには花の色によってほかにも様々な花言葉がありますが、最も関連が深いのは上記の3つでしょう。

詳しくは考察の中でもお話していきます。

 

冒険の中でポケモンたちやライバルと愛情や友情を育みながら、長い歴史を築き上げてきたポケットモンスターの物語。

それを彩るSpecial Music Videoにぴったりのタイトルです。

 

骨助
骨助

タイトルについて確認したところで、早速歌詞を見ていきましょう…!

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歌詞

透明よりも綺麗な あの輝きを確かめにいこう
そうやって始まったんだよ
たまに忘れるほど強い理由
冷たい雨に濡れる時は 足音比べ 騒ぎながらいこう
太陽の代わりに唄を 君と僕と世界の声で
いつか君を見つけた時に
君に僕も見つけてもらったんだな
今 目が合えば笑うだけさ 言葉の外側で

ゴールはきっとまだだけど
もう死ぬまでいたい場所にいる
隣で (隣で) 君の側で
魂がここだよって叫ぶ
泣いたり笑ったりする時
君の命が揺れる時
誰より (近くで) 特等席で
僕も同じように息をしていたい
Oh yeah, yeah, wah

君の一歩は僕より遠い
間違いなく君の凄いところ
足跡は僕の方が多い
間違いなく僕の凄いところ

真っ暗闇が怖い時は
怖さを比べ ふざけながらいこう
太陽がなくたって歩ける
君と照らす世界が見える

言えない事 聞かないままで
消えない傷の意味 知らないままで
でも 目が合えば笑えるのさ
涙を挟んでも

転んだら手を貸してもらうよりも
優しい言葉選んでもらうよりも
隣で (隣で) 信じて欲しいんだ
どこまでも一緒にいけると
ついに辿り着くその時
夢の正体に触れる時
必ず (近くで) 一番側で
君の目に映る 景色にいたい

あの輝きを
君に会えたから見えた
あの輝きを
確かめにいこう
Oh yeah, yeah, wah

どんな最後が待っていようと
もう離せない手を繋いだよ
隣で (隣で) 君の側で 魂がここがいいと叫ぶ
そして理由が光る時 僕らを理由が抱きしめる時
誰より (近くで) 特等席で
僕の見た君を 君に伝えたい
君がいる事を 君に伝えたい
そうやって始まったんだよ
Oh yeah, yeah, wah

 

作詞:藤原基央

歌詞の意味・解釈

1番

透明よりも綺麗な あの輝きを確かめにいこう
そうやって始まったんだよ
たまに忘れるほど強い理由

あることが始まった理由を語る歌詞から楽曲はスタート。

 

ポケモンをテーマにした楽曲ということで、始まったものは恐らく「冒険」でしょう。

しかし一体何の輝きを確かめに行くのかが、楽曲中で直接明らかになることはありません。

そしてそこには、様々な言葉が当てはまります。

 

例えばアカシアの花言葉である「友情」「愛情」、あるいは「魂」

ライバルやパートナーとなるポケモンへの友情や愛情、旅への好奇心で煌めく魂の輝きを確かめたくて、もっと楽しんでみたくて、私たちはきっとあの日ポケモンと旅へ出かけたのです。

 

《そうやって始まったんだよ》という歌詞と共にPVで映し出されるのは、映画「STAND BY ME」を彷彿とさせる4人の青年の姿。

実はポケモンの始まりであるゲーム「ポケットモンスター 赤 緑」冒頭で主人公の家のテレビには、「おとこのこが 4にん せんろのうえを あるいている」シーンが映し出されています。

 

そしてこう続きます。

「…… ぼくも もう いかなきゃ!」

 

ポケットモンスターの長い歴史は、まさにこの4人が歩くシーンから始まったのです

 

骨助
骨助

実に24年越しの伏線回収。素敵すぎます。

 

冷たい雨に濡れる時は 足音比べ 騒ぎながらいこう
太陽の代わりに唄を 君と僕と世界の声で
いつか君を見つけた時に
君に僕も見つけてもらったんだな
今 目が合えば笑うだけさ 言葉の外側で

悲しい時でも明るく騒ぎながら行こう。

BUMPらしい美しい言葉の中で、君と僕の冒険が描き出されていきます。

 

この楽曲の歌詞は普通に聴いていれば「君」を人間として捉えることも出来るのですが、その対象がたとえ人でなくても成立するように工夫が凝らされています。

 

たとえば《今 目が合えば笑うだけさ 言葉の外側で》という歌詞。

もちろん深い友情で結ばれた二人であれば言葉は要らないのでしょうが、それ以前にポケモンは言葉を話せません。それでも笑い合って、言葉の外側で心は通じています。

 

ポケモンの世界観を尊重した非常に美しい歌詞。

MVがファンの心を掴んで離さないのはこういった細かな配慮のおかげなのかもしれませんね……

 

《いつか君を見つけた時に 君に僕も見つけてもらったんだな》という歌詞はサビの歌詞にもつながっていきます。

 

サビ1

ゴールはきっとまだだけど
もう死ぬまでいたい場所にいる
隣で (隣で) 君の側で
魂がここだよって叫ぶ
泣いたり笑ったりする時
君の命が揺れる時
誰より (近くで) 特等席で
僕も同じように息をしていたい

自分の魂が死ぬまでいたいと思える居場所を見つけた主人公。

それは「君」の隣でした。

 

《いつか君を見つけた時に 君に僕も見つけてもらったんだな》

「見つけた」なんて一方的なことじゃなくて、主人公が「君」を支えていると同時に彼もまた「君」に見つけてもらい、支えてもらっているのです。

 

人間関係もヒトとポケモンの関係も、きっとそうでしょう。

 

 

少々考えすぎかもしれませんが、《君の命が揺れる時 誰より (近くで) 特等席で 僕も同じように息をしていたい》という歌詞からはポケモンの進化を連想してしまいます。

「命が揺れる」と言われれば通常は比喩ですが、ポケモンという生き物には【進化】という文字通り「命が揺れる」場面があるのですから。

 

君の進化を特等席で見ていたい。

ここに限っては「ポケモンでも成り立つ」というより、むしろ「ポケモンの方がしっくりくる」歌詞だといえるかもしれません。

 

PVでは各地方のチャンピオンたちとその相棒が立て続けに登場しますが、「ブラック・ホワイト」「ブラック2・ホワイト2」のチャンピオンであるアデク・アイリスは顔すら映らず、ハイタッチの手だけの出演となっています。

しかしこれはどう見てもチャンピオンの世代交代を示したシーンであり、かえって猛烈にエモーショナル。

BWのシーンは総じて感動的ですね。

 

歴代ゲームの主要な登場人物がほぼ全員何らかの形で登場する今作のPV。

存在自体がネタバレともいえる「ポケットモンスター オメガルビー アルファサファイア」エピソードデルタの彼女も、彼岸花が舞うという粋な演出で存在が暗示されています。

 

ファンの心をわかりすぎているPVです、本当に。

 

骨助
骨助

フルVerには2番がありますが、MV.Verに合わせてここでは割愛し、ラスサビに進ませていただきます…m(__)m

 

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コメント

  1. うー より:

    楽しく読ませていただきました!スタンドバイミーのような演出は、初代のTVからだったんですね。初代現役世代なのに忘れてしまってました。
    藤原さんは「言葉は心に近づけるけれど、心にはなれない」というような表現をよく使うので「言葉の外側で」は、本当に強いパートナーとの結びつきを表しているように思います。
    「ここがいいと叫ぶ」の歌声が、ものすごくピカチュウを彷彿させるのも、涙腺にきます。

    • 骨助骨助 より:

      コメントありがとうございます…!
      自分も自力では気付なかった部分も多く、MVのコメントやTwitterなどから借用させていただいておりますm(__)m
      なるほど…どれもこれも本当に素敵な表現ですね。
      2番の冒頭なんかも大好きです

  2. ぽん より:

    考察楽しく読ませていただきました!
    所々ポケモン目線で読んでも涙腺やばい歌詞が散りばめれてるのがファンに嬉しい歌詞になってますね。

    “転んだら手を貸してもらうよりも〜”の部分は特に、ポケモン目線でトレーナーに信じて欲しい感じがして好きです。

    • 骨助骨助 より:

      あまり意識していませんでしたが、確かに2番の歌詞はポケモン目線な感じがしますね…
      素敵な解釈ありがとうございます。

  3. より:

    もうひたすら感動しかないです…
    BW世代なのでアイリスとアデクのシーンは特にグッと来ました…
    素敵な考察、ありがとうございます…!

  4. 匿名 より:

    自分はポケモン側の目線で歌ってます!どちら側の目線でも解釈とれると思いますよ。相棒のポケモンが自分より大きくて(足跡の部分)トレーナーとしての自分を信じてほしい、ならトレーナー側。自分は相棒にイーブイを想定したのでポケモン側で解釈しました。

  5. チョ・マテヨ より:

    「アカシア」というタイトルには「赤(初代)→シアン(剣盾)」という意味も含まれてるような気がします。。

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