2番
こうなるべくしてなったみたい
通り過ぎるばっかの毎日に
そこにいた証拠を探した
メロディが繋がった
2番でも1番同様に、運命的な出会いと、出会ったことによる日常の変化が描かれていきます。
ただ過ぎていく名前なんかない毎日に、ただそこに自分が生きている証拠を探そうとしていた人たち。
そんな彼らが運命的に出会ったことで、それまで意味なんか無かった生活は変わり始めます。
そうしてくれたように 手を振って知らせるよ
迷わないでいいと 言ってくれたように
“あなた” がそうしてくれたように、自分も手を振って居場所を知らせるよ。
あえて言葉を補うとすれば、この部分の歌詞はそんなことを歌っているのではないでしょうか。
わたしにとって “あなた” のいる場所が「帰る場所」であり、自分も相手にとっての「帰る場所」。
SPY×FAMILYの物語においても、BUMPとファンの関係も、そうであるような気がします。
サビ2
どこからどんな旅をして 見つけ合う事が出来たの
あなたの昨日も明日も知らないまま 帰り道
土砂降り 一体何回くぐって 笑ってくれたの
月より遠い世界から辿ってきた 帰り道歩いて歩いて いつの間にか急いで あなたに向かう道を
走って走って 恥ずかしくなって歩いて あなたに向かう道を
ライブでのミュージシャンとファンの関係もそうですが、同じ輝かしい空間を共にしているにもかかわらず、お互いは相手がここまでどんな人生を歩んできたのか、その経路の全てを知ることはありません。
普通の家族だってそうだし、SPY×FAMILYのフォージャー家なんてその最たるもので、夫婦はお互いがどんな仕事をしていて明日何をするのかを知るはずもありません。
そんな全く違う暮らしをしてきた人々の人生が、その道の一番先で奇跡みたいにぴったり重なる場所。
それがこの曲が唄っている「大切な場所」なのだと思います。
ラストサビ
この目が選んだ景色に ひとつずつリボンかけて
お土産みたいに集めながら続くよ 帰り道
季節が挨拶くれたよ 涙もまた拾っちゃったよ
どこから話そう あなたに貰った この帰り道どこからどんな旅をして 見つけ合う事が出来たの
あなたの昨日と明日が空を飾る 帰り道
この目が選んだ景色に とびきりのリボンかけて
宇宙の果てからだろうと辿っていく 帰り道
《お土産みたいに集めながら続くよ 帰り道》
《どこから話そう あなたに貰った この帰り道》
それぞれ違う人生を歩んできた人々が出会うことで「帰る場所」が生まれ、”あなた” と過ごす時間が特別なものになったのはもちろん、そこにたどり着くまでの「帰り道」も輝かしく見えてきた。
”あなた” と一緒にいない、それまで名前も無かった日常さえも「SOUVENIR(お土産)」として素晴らしいものに思えるようになった。
そう表現することで、この曲は「大切な場所」の存在がどれだけ大きなものであるかを描いているのです。
「ライブ会場で対面するリスナーに対して思う気持ちを、大切な場所に向かう道になぞらえて書きました。」というBUMPのコメントを聞いてそれがどう『SPY×FAMILY』と結びつくのだろうと疑問に思いましたが、『SPY×FAMILY』の家族の暖かさも感じられる非常に魅力的な一曲でした。
【BUMP OF CHICKEN/SOUVENIR】
歌詞の意味の解釈でした!
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コメント
「souvenir」イイ曲です♪
考察の内容が神