【My Hair is Bad(通称マイヘア)】の
「卒業」について
MVと歌詞の意味を
解説していきたいと思います。
この曲は別楽曲【真赤】
との関りが深いので
先に↓を見ることをお勧めします
【My Hair is Bad/真赤】歌詞の意味を徹底解釈!
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楽曲名「卒業」とは
「卒業」とは
ある状態・段階を通過すること
という意味になっています。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈 真赤との関係
この楽曲のMVには【真赤】のMVと同じく、女優の武居さんが出演しています。
ボーカルの椎木さんは
2曲(真赤と卒業)とも同じ女の子の曲なんです。だから武居さんにまた出ていただいて良かったです。
とコメントしている。
そうです。同じ女の子を想って書いた歌なのです。
3:10秒のとこをご覧ください。
武居さんの爪が真赤なのです。
真赤の歌詞解釈を見た方はわかると思いますが、主人公の強い想いを知っているだけに鳥肌が立ちました。
「君が好きだった」のタイミングで
真赤を彷彿させるのはずるい( ;∀;)
歌詞
渋谷駅前は今日もうるさい
なかなか二人になれない
たまには手を繋ぎたい
そんなに素直になれない
帰りの電車はギュッと混みあい
降りる扉は反対
その瞬間ふと目と目が合い
二人、手繋いでいたんだしてあげられること、いくつもない
しいてあげるなら腕枕くらい
無理に背伸び、格好つけたって
あんまり気付いてくれない
そんな君には悪気がない
でも僕にはまるで余裕がない
僕をわかってくれない
君をわかってあげたい川沿いの街、終電車たち
田園都市、矢印は緑
僕は君のなんだった
冬になればもう一年だね
愛したって愛されたって
身勝手だって思った
僕はわかんなかったさよならは言わないで
僕ら、友達に戻ろう別れてやっと気付いたの
ねえなんでこんなに寂しいの
変えてしまった爪の色
私、真っ赤に戻したの
おはよう、おやすみ、って誰に言うの
あいつの愚痴もすぐ聞いてほしい
また美味しいお店見つけたの
やだ、独り言みたいだ乾いたランジェリー
思わず笑ったバラエティ
部屋には、私、一人きり
冬になるとまた思い出すね
なんて言うか、悲しかった時のことですらも
忘れたくないって思うのありがとうって言わないで
私たち、恋人に戻ろう君より可愛くていい子
俺よりずっと優しい人
そんなのいくらでもいるよ
君の心が嫌だった
俺は心が痛かった
でも 君が好きだった一万回間違ったって
恋や愛をやめられないさ
さよならだけを伝えるつもりが
ありがとうと言う
僕にとって 君にとって
じゃなく 二人にとって
子供のままじゃダメだ
でも 大人ってなんだ渋谷駅前は今日もうるさい
なかなか一人になれない街角で人が抱き合い
東京はもう春みたい
帰りの電車はすぐ座れた
いつもの駅とは反対
恋人でも 友でもない
二人からの卒業
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歌詞の意味・解釈
前提として
先ほども紹介したようにこの歌は
真赤と関りが深いです。
この二曲の関係を椎木さんは
「真赤」と「卒業」の子は、派手目な子だったんですよね。僕、重たい人間なので付き合うと、(いろいろ考え過ぎて)結構自分自身しんどくなっちゃって。だから、その子と別れる時に(しんどい思いを引きずらないように)ちゃんと完結させたくて、バラードを書こうと思ったんです。ついに書き上げた時に浮かんだ言葉が「卒業」だったんですけど、レーベルの人たちにはあまり納得してもらえなくて(笑)。だけど、ここはこだわって“「真赤」の女の子からの「卒業」”という意味で書きました。
と言っています。
別れを引きずらないように
恋愛にピリオドを打つために
作った歌なのです。
これを踏まえたうえで細かく解釈していきます。
1番
渋谷駅前は今日もうるさい
なかなか二人になれない
たまには手を繋ぎたい
そんなに素直になれない
帰りの電車はギュッと混みあい
降りる扉は反対
その瞬間ふと目と目が合い
二人、手繋いでいたんだ
ここは2人がまだ恋人同士だったときの情景です。
「二人になりたい」
「手を繋ぎたい」といった
主人公の気持ちが素直に表れています。
真赤でも紹介したように
彼女を好きで好きでたまらなかったのです。
電車の別れ際、
無意識に手を繋ぐくらい
お互いに好きだったのです。
してあげられること、いくつもない
しいてあげるなら腕枕くらい
無理に背伸び、格好つけたって
あんまり気付いてくれない
そんな君には悪気がない
でも僕にはまるで余裕がない
僕をわかってくれない
君をわかってあげたい
彼女に認めてもらいたい主人公は
良いとことを見せようとして
自分に似合わないアピールをしています。
男性ならば、誰しもが共感できるのではないでしょうか。
しかし、彼女はそんな主人公の努力に気が付きません。
主人公は自分の気持ちの強さを分かってもらいたいのです。
思うようにいかない状況に
余裕がなくなってきます。
川沿いの街、終電車たち
田園都市、矢印は緑
僕は君のなんだった
冬になればもう一年だね
愛したって愛されたって
身勝手だって思った
僕はわかんなかったさよならは言わないで
僕ら、友達に戻ろう
僕は君のなんだった?
と呟いてしまうくらい
主人公が思うような反応を
彼女は見せてくれないのです。
気持ちが一方通行だったのでしょう。
どこからが「愛する」「愛される」になるのかは、個人によって違います。
個人の勝手な尺度で決まる、認識を身勝手と言っているのでしょう。
気持ちが通わないことに、悩み苦しんだ主人公は別れることを決意します。
このままだと、自分の為にも相手の為にもならないと気づいたのです。
あるいは、これ以上彼女のことで苦しみたくなかったのかも知れません。
しかし、さよならは言わないで
から彼女と完全に縁を切ることができない主人公の葛藤が伝わります。
2番
別れてやっと気付いたの
ねえなんでこんなに寂しいの
変えてしまった爪の色
私、真っ赤に戻したの
おはよう、おやすみ、って誰に言うの
あいつの愚痴もすぐ聞いてほしい
また美味しいお店見つけたの
やだ、独り言みたいだ
2番は彼女目線。
別れた後の情景が描かれています。
別れたことで、今まで寄り添ってくれていた彼の大切さに気付きます。
付き合った当時、爪は真赤だったのでしょう。
それを彼は褒めてくれていた。
爪を真赤に戻すことで、彼が帰ってきてくれるかもしれないと思ったのです。もしくは思い出にふけっているのでしょう。
失って気づく...ってやつですね。
てきとうにしていたことを
後悔している心情が読み取れますね。
乾いたランジェリー
思わず笑ったバラエティ
部屋には、私、一人きり
冬になるとまた思い出すね
なんて言うか、悲しかった時のことですらも
忘れたくないって思うのありがとうって言わないで
私たち、恋人に戻ろう
今まで二人でいた部屋も今ではひとり。
二人分あった洗濯物も今では一人分。
面白いことがあったときも分かち合う人がいません。ひとりなのです。
思い出すのは彼のことばかり。
「今までありがとう」
なんてお別れの言葉受け止めたくないのです。
恋人に戻りたいのです。
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