【Mrs. GREEN APPLE
(ミセスグリーンアップル)】の
「ミスカサズ」について
MVと歌詞の意味を徹底的に
解説していきたいと思います。
最もダークな楽曲と言われていますが
真相はどうなのでしょうか?
是非、最後までご覧ください!
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楽曲名「ミスカサズ」とは
「ミスカス」
つまり「見透かす」とは
表面に出ていない物事の真相を見抜く。
見破る。
という意味になっています。
これを「ミスカサズ」と否定しています。
この楽曲名が歌詞の内容と
どう関与しているのでしょうか。
MVの意味・解釈
「Speaking」「パブリック」に続いて
3作目のアルバム曲の映像化となります。
リリックに合わせて作成されたイラストで
“やりきれない思いの中に
ほのかな希望が滲み出る楽曲の世界観”
というテーマで作られているそうです。
では、本題の歌詞を追っていきます。
歌詞
やり場の無い気持ちには名前は無い
綻びも紡ぎ目もやりきれない思いは
やりきれないままどこかに消えてゆき
未だ知らない遊びは
待ちきれないから また あゝ逃げられない 立ち込む煙の輪が
たちまちに増えてゆき
未だ知らない貴方に
出会えてないから ほら あゝ好きではないから そっぽを向いて
愛してないから 大丈夫って
独りじゃないから 肩寄せあって
見透かせないから ミスカサズ守っていて その腕と目で
さぁ あゝ 無理なのね
待っていて この空とて
あゝ あゝ と泣いているの「苦しみ」と「虚しさ」「哀しみ」も
相反して生きてゆき
「かもしれない」名の知れぬ歌うたいが
詞を綴り 問うている誇りは在る 約束? とんでも無い
優しい程 暇じゃない
光はない 闇雲に怒りは無く
見返り求め 生きている好きではないから そっぽを向いて
愛してないから 大丈夫って
独りじゃないから 肩寄せあって
見透かせないから ミスカサズ迷ってみて その脳とね
さぁ あゝ 無理なのね
去ってって この僕とて
あゝ あゝ と泣いているの貴方に無い 僕にも どこにも無い
魅力的なもの全て
形は無い 言葉に表せれない
ものだらけで嫌になる癒していて この僕とて
さぁ あゝ 無理なのね
覚えていて この僕とて
さぁ あゝ 泣いているの
癒していて 覚えていて
守っていて
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歌詞の意味・解釈
1番
やり場の無い気持ちには名前は無い
綻びも紡ぎ目も
この歌詞に一貫して表されているもの
それが、やり場のない気持ちです。
綻びとは
ほどけて内側のものが外に出ること。
紡ぎとは
繋いでいって塞ぐこと。
この綻びと紡ぎという相反する言葉が
やり場のなさを演出しています。
やりきれない思いは
やりきれないままどこかに消えてゆき
未だ知らない遊びは
待ちきれないから また あゝ
このやりきれない思いは
気持ちよく解消されることなく
じわじわと、消え去っていくのです。
未だ知らない遊び
という未知の経験をすることで
“この気持ちを解消したい”
という主人公の想いが描かれています。
逃げられない 立ち込む煙の輪が
たちまちに増えてゆき
未だ知らない貴方に
出会えてないから ほら あゝ
立ち込む煙の輪
というのは主人公を追い込むナニカ
を比喩しています。
たくさんの苦しい事象に
逃げ場がなくなってきているのです。
精神的に追い込まれていることがわかります。
“もしも、これを救ってくれる誰かがいてくれたら…”
という気持ちが
未だ知らない貴方に出会えてないから
の部分で表出されています。
好きではないから そっぽを向いて
愛してないから 大丈夫って
独りじゃないから 肩寄せあって
見透かせないから ミスカサズ
- 好きな人もいない
- 愛することができる人もいない
“しかし、それでも独りではない”
と絶望の中にほのかな希望が滲み出ています。
見透かせないから ミスカサズ
というのは
他人を好きになれない、愛せないが故に
人の気持ちがわからないという現実と
だからといって
無理をして分かろうとしない心の在り方
が描かれているのでしょう。
サビ1
守っていて その腕と目で
さぁ あゝ 無理なのね
待っていて この空とて
あゝ あゝ と泣いているの
守っていて 待っていて
と、誰かと向き合いたい気持ち
誰かとつながりたい気持ち
を内心では抱えながらも
最終的には無理なのねと諦めてしまいます。
2番
「苦しみ」と「虚しさ」「哀しみ」も
相反して生きてゆき
「かもしれない」名の知れぬ歌うたいが
詞を綴り 問うている
苦しい感情と
虚しさ、哀しみの感情という
一見同じような感情を
相反、つまり互いに反対である。
とここでは言っています。
虚しい、哀しいといった感情は
もはや主人公にとっては
苦しいにならないのかもしれません。
そうなってしまうほど、哀しみに
慣れてしまったのかもしれません。
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