サビ2
満たされるから、
た、た、足りてた分を落として
嫌になるんだよ
それで良かったって笑えるほど
大人じゃないのにさ君が乗り込む、
バ、バ、バスの隙間に僕の場所はないから
君がいた想像だけが嵩んでいく
今日も人生俯瞰、オーバー
満たされるから、
た、た、足りてた分を落として
嫌になるんだよ
彼はきっと「君」との出会いで色々なものを得られたのだと思います。けれども満たされるほど自分の中で何かが零れ落ちていっているようですね。
満たされたのは物書きとしての彼で零れ落ちていったのは普通の人としての彼だったのかもしれません。
君が乗り込む、
バ、バ、バスの隙間に僕の場所はないから
彼は「君」がバスに乗り込んでいるのを見ています。決して彼は一緒にバスには乗りこまずただ見送っているのです。
君がいた想像だけが嵩んでいく
今日も人生俯瞰、オーバー
俯瞰とは高いところから見下ろすといった意味です。
ここでも彼が物書きとして「君」を見ていることが分かりますね。
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3番
君が歩けば花が咲く
君が歩けば空が泣く
君が笑えば遠い夏
笑う顔が書いてみたい夕立の中泣く君に
僕が言えるのなら
もう一回あの夏に戻って
君が歩けば花が咲く
君が歩けば空が泣く
君が笑えば遠い夏
笑う顔が書いてみたい
泣いている「君」をみて声をかけることもなく泣き顔を書いていた彼が今度は笑顔を書いてみたいと言っています。
夕立の中泣く君に
僕が言えるのなら
もう一回あの夏に戻って
今まで物書きとしての彼の印象が強かったですがここで彼は物書きとしての自分ではなくただ「君」に惹かれる人としての彼が出てきましたね。ようやく彼は前に進めたのでしょう。
けれどもあの夏に戻ってとあるように二度と戻ることのない終わった夏を彼は思い出していたのですね。
ラストサビ
君が泣いてる、
と、と、止まらない訳を僕は知っていたい
君に触れたら、
て、て、適当なことでも喋ってみよう君がいたから、
た、た、退屈な日々も何てことはないのさ
君に笑って、て、照れるまま座って
バスの最終時刻、オーバー
もし戻れるのであれば今度は物書きとしての彼ではなく「君」に惹かれる彼として泣いていた「君」に寄り添って、触れて、話をしてみたいという思いが伝わってきますね。
これは彼が過ぎ去った夏の「君」に後悔とやり直したいという前向きな思いを描いた曲だったと感じました。
感想
いかがでしょうか。
魔性的な魅力を持つ「君」とそれ物描きとしての自分と等身大の人として惹かれる矛盾を感じつつ葛藤する彼の物語でしたね。
全体的に悲しい歌でしたが最後に彼が前を向いて行けたことには個人的にすごくグッときました。
このような素敵な楽曲に巡り合えたことに多大な感謝を。
【ヨルシカ/あの夏に咲け】
歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)
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