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【ヨルシカ/心に穴が空いた】歌詞の意味を徹底解釈!交差するエイミーとエルマの想いとは?

【ヨルシカ】

「心に穴が空いた」について

歌詞の意味を徹底的に

考察および解説していきたいと思います。

主人公(エルマ)君(エイミー)

の感情の交差が、切なくも素敵です。

また、

他楽曲を想起させる歌詞

にファンは、鳥肌すること間違いなし。

是非、最後までご覧ください!

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楽曲の基本情報

今回紹介する「心に穴が空いた」

ヨルシカの第2弾アルバム「エルマ」の収録曲。

アルバムタイトル名の「エルマ」は、ヨルシカの作詞作曲を努める「n-buna」が描く、独特な世界観の登場人物であり、2弾アルバムでは文字通り「エルマ視点」で歌詞が綴られていきます。

 

つまり、本楽曲を考察するうえで、
予め押さえて頂きたいことは、

エルマ(女性)視点で構成されていく

ということです。

 

サルー
サルー

ちなみに、第1弾アルバム「だから僕は音楽を辞めた」では男の子目線で綴られていました。「エルマ」の収録曲は、それと対比するように綴られていくのです。

 

また、上のMVをご覧いただくと分かりますが、本楽曲の主人公である女性(エルマ)は身体に穴が空いていますね。

これは、タイトル「心に穴が空いた」
を忠実に、かつ物理的に表現しているのです。

心に穴が空くほどの出来事
とはいったい何なのでしょうか?

さっそく楽曲考察に移っていきましょう。

楽曲名「心に穴が空いた」とは

「心に穴が空いた」とは

ショック、落胆、喪失感、絶望。

という体の不調状態を表す言葉です。

 

人の理性・感情・意志といった働きのもとになるものこそが「心」と言われています。

そして、ショックや喪失感を感じると、
心が「空虚」や「虚無」状態に陥るから

「心に穴が空いた」

という表現をするのです。

サルー
サルー

絶望して抜け殻になった状態を表すには最適な言葉ですよね。この楽曲名が歌詞の内容とどう関与しているのでしょうか。本題の歌詞に迫っていきましょう。

歌詞

小さな穴が空いた この胸の中心に一つ
夕陽の街を塗った 夜紛いの夕暮れ

忘れたいのだ 忘れたいのだ
忘れたい脳裏を埋め切った
青空に君を描き出すだけ

だから心に穴が空いた
埋めるように鼓動が鳴った
君への言葉も
口を開けば大体言い訳だった

だから心に穴が空いた
降る雨だけ温いと思った
繕って 繕って 繕って
顔のない自分だけ

少しずつ穴の開いた
木漏れ日の、森で眠るように
深海みたいに深く
もっと微睡むように深く、深く、深く
深く夜を纏った目の奥に月明かりを見るまで

君の心に穴を開けた
音楽が何だって言うんだ
ただ口を開け
黙ったままなんて一生報われないよ

忘れたいことが多くなって
諦めばかり口に出して
躓いて、躓いて、転がって、土の冷たさだけ

君の人生になりたい
僕の、人生を書きたい
君の残した詩のせいだ
全部音楽のせいだ

君の口調を真似した
君の生き方を模した
何も残らないほどに 僕を消し飛ばすほどに
残ってる

心の穴の奥に棲んだ
君の言葉に縋り付いた
でも違うんだよ、もう
さよならだなんて一生聞きたくないよ
忘れたいことが多くなって
これから僕だけ年老いて
冷め切って、冷め切って

僕の心に穴が開いた
君の言葉で穴が開いた
今ならわかるよ
「君だけが僕の音楽」なんだよ、エイミー

だから心に穴が空いた
その向こう側に君が棲んだ
広がって 広がって 広がって
戻らない穴だけ

穴の空いた僕だけ

作詞作曲:n-buna

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歌詞の意味・解釈

1番

小さな穴が空いた この胸の中心に一つ
夕陽の街を塗った 夜紛いの夕暮れ

忘れたいのだ 忘れたいのだ
忘れたい脳裏を埋め切った
青空に君を描き出すだけ

作詞作曲:n-buna

憂鬱感に浸りながら黄昏る夕暮れ。

そんな情景の中で主人公が想うことは

「忘れたい」

という切実な願いです。

この「忘れたい」の対象は、何らかの出来事というわけではなく、歌詞中に登場する「君」そのものを指しています。

 

ヨルシカの他楽曲「だから僕は音楽を辞めた」「藍二乗」「パレード」を参照すると分かりますが

主人公(エルマ)は、

お互いに喪失している状態

にあります。

 

この喪失が度を超えて辛いものであるから、

こんなに辛いのであれば、いっそ忘れたい

という意を込めて、歌詞中では
「忘れたい」と綴られています。

サビ1

だから心に穴が空いた
埋めるように鼓動が鳴った
君への言葉も
口を開けば大体言い訳だった

だから心に穴が空いた
降る雨だけ温いと思った
繕って 繕って 繕って
顔のない自分だけ

作詞作曲:n-buna

心に穴が空いた主人公の情景を表す表現が羅列されているのですが、特にサビの歌詞中で深い表現が

  1. 埋めるように鼓動が鳴った
  2. 降る雨だけ温いと思った

と言った部分です。

サルー
サルー

この2つの表現が秀逸的過ぎる。

 

まず、「埋めるように鼓動が鳴った」の部分から解説していきます。

と、その前に押さえておきたいことが1つ。

それは

密度の高いもののほうが音を伝えやすい

という、音響知識です。

 

これを「心に穴が空いた主人公」で例えるとどうでしょうか?

 

「穴が空いている」ということは、

密度が低く、振動が伝わりにくい状態

にあるということです。

つまり、いくら「鼓動」が鳴っても、
響かない状態にあるということです。

 

ここまでを踏まえた状態で

埋めるように鼓動が鳴った

という歌詞を見ていきましょう。

すると見えてきませんか?

つまりは

心に穴が空いていると、何も響かない状態にあるから、何度も何度も自信に鼓動を送ることで、空いた穴を埋めようとした。

という解釈に落ち着くわけです。

 

次に「降る雨だけ温いと思った」という部分。

これは

主人公の異常な憂鬱状態

を表現しています。

 

“人は悲しいときや落ち込んでいるときは、体温が低下する”と先行研究で発表されています。

言うまでもなく、本楽曲の主人公を取り巻く感情は、体温が低下するマイナス感情です。

降る雨だけ温いと思った

という歌詞は

体温が低い故に、相対的に雨が温かく感じていしまった状態。つまりは、過度なマイナス感情を抱えていることを表しているのです。

サルー
サルー

一つ一つが非常に奥深い。

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2番

少しずつ穴の開いた
木漏れ日の、森で眠るように
深海みたいに深く
もっと微睡むように深く、深く、深く
深く夜を纏った目の奥に月明かりを見るまで

作詞作曲:n-buna

月明かりとは、

そのままの意味で

月の光で明るいこと

を示します。

 

おそらく歌詞中の

目の奥に月明かりを見るまで

という部分には、

絶望の中にいる自分が希望の光を見つけるまで

という意が込められているのではと思います。

 

  • 深海のように深く微睡む
  • 森の中で眠る

という歌詞中の表現からは、寝ることで時間を経過させようとする意図が見えます。

つまり、

時間が解決してくれる

という言葉があるように、

ここの歌詞では、寝て時間を経過させることで、絶望から抜け出そうとしている情景が謳われているのです。

サビ2

君の心に穴を開けた
音楽が何だって言うんだ
ただ口を開け
黙ったままなんて一生報われないよ

忘れたいことが多くなって
諦めばかり口に出して
躓いて、躓いて、転がって、土の冷たさだけ

作詞作曲:n-buna

ここで出てくる「音楽」という言葉に注目。

当時、主人公と君は
共に音楽活動を行っていました。

しかし、主人公を喪失した君は、音楽活動が辛くなり、最終的に音楽を辞めてしまいます。(だから僕は音楽を辞めた参照。)

だから

君の心に穴を開けた音楽

と歌詞中にあるのです。

サルー
サルー

後述する歌詞でも述べていきますが、ヨルシカの楽曲は、他楽曲との繋がりが本当に面白いですよね。

3番

君の人生になりたい
僕の、人生を書きたい
君の残した詩のせいだ
全部音楽のせいだ

君の口調を真似した
君の生き方を模した
何も残らないほどに 僕を消し飛ばすほどに
残ってる

作詞作曲:n-buna

ここだけの歌詞を見ると、

  • 二人で音楽活動をしていたとき、君が作詞をしていたのではないのか?
  • その詩こそが二人の想い出であり、未だに主人子の胸に残り続けているのではないか?

という仮説に辿り着きます、、、

 

しかし、実際は逆なのです。

「歌詞中の君視点」で綴られる別楽曲

「パレード」の歌詞で

君の書く詩を ただ真似る日々

という部分がありました。

 

つまり、君は本楽曲の主人公の真似をして、詩を書いていただけに過ぎないのです。

お互いが真似し合っていたのです。

サルー
サルー

お互いが、お互いを想って書いた詩で胸を締め付けられるなんて、、、悲痛なことかも知れませんが、それと同時に素敵な事でもありますよね。

 

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ラストサビ

心の穴の奥に棲んだ
君の言葉に縋り付いた
でも違うんだよ、もう
さよならだなんて一生聞きたくないよ
忘れたいことが多くなって
これから僕だけ年老いて
冷め切って、冷め切って

作詞作曲:n-buna

「君の言葉」というのは

君が描いた詩のことを表します。

そして、僕だけ年老いてと歌詞にありますが、

それと対比され年を取らないのは、

君ではなく、胸に残り続ける君の詩です。

 

君が書いた詩はいつまでも変わらずに、胸を締め付けてくるのに自分はどんどん減衰していく。

そんな無常さを

これから僕だけ年老いて

という歌詞が表しているのです。

僕の心に穴が開いた
君の言葉で穴が開いた
今ならわかるよ
「君だけが僕の音楽」なんだよ、エイミー

作詞作曲:n-buna

ここで満を持して登場する

「エイミー」という登場人物。

この人物こそが、本楽曲中に描かれ続けていた「君」そのものであり、第1弾アルバム「だから僕は音楽を辞めた」の主人公です。

 

またファンであれば、

「君だけが僕の音楽」なんだよ、エイミー

の歌詞に胸を撃ち抜かれたこと間違いなしですね。

 

なぜなら「藍二乗」を連想させるからです。

藍二乗の歌詞では

エルマ、君なんだよ
君だけが僕の音楽なんだ

とありました。

  • 藍二乗は、僕(エイミー)からエルマへ
  • 心に穴が空いたは、僕(エルマ)からエイミーへ

想いが訴えられているのです。

サルー
サルー

初めてここの部分の歌詞を聴いた時は、鳥肌が立ちました。

だから心に穴が空いた
その向こう側に君が棲んだ
広がって 広がって 広がって
戻らない穴だけ

穴の空いた僕だけ

作詞作曲:n-buna

最後の歌詞の意味するものが非常に切ない。

主人公の

心に空いた穴は、二度と塞がることはない

のです。

 

穴が空いた原因は君の喪失。

つまり

主人公(エルマ)と君(エイミー)は、
二度と会うことが出来ない。

という現実を裏付けているのです。

「心に穴が空いた」という、タイトル通り。負の感情を背負って主人公は生きていかなければならないのです。

感想

いかがでしょうか。

楽曲自体は、非常に切ない情景が描かれていましたが、他楽曲を想起させるような歌詞が所々で詰まっており、1ファンとして、関連性に気付くために胸が躍りました。

  • 「だから僕は音楽を辞めた」
  • 「エルマ」

この二つのアルバムを対照的に聴くことで、楽曲の世界観に深入りすることだできますね。

本サイトでは他楽曲も追っていきますので、追記をご期待ください。

時間がある方はこちらの記事もどうぞ。

【ヨルシカ/心に穴が空いた】

歌詞の意味の解釈でした!(‘ω’)

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コメント

  1. aaa より:

    とても良い考察だと思います。
    だけど、できれば、「心に穴が空いた」は、「夜紛い」と対になっていることについても言及、考察して欲しかった。
    「夜紛い」の歌詞で、「君に一つでいい、ただ穴を開けたい」の部分とかこの曲と関係が深そう。
    「空く」と「開く」の意味の違いとか。

    • salute salute より:

      aaaさん、鋭いコメントありがとうございます。

      確かに「夜紛い」と対になる楽曲ですものね。

      仰る通り
      「君に一つでいい、ただ穴を開けたい」
      の部分は、かなり関連深いですね。

      また、「あいた」の漢字の使い分けも確かにポイントですね。

      「空いた」は、文字通り「空虚さ」といった「マイナスイメージ」

      「開いた」は、音楽に関すること、もしくは情景などといった「マイナス外のイメージ」

      で使われていますね。

      こうすると、「空」と「開」の漢字の意がそのまま反映されているような気がします。

  2. イエロー より:

    いくつか考察サイトを拝見しましたが、ここの考察が最もしっくりきました。

    素敵な考察ありがとうございます。

    他楽曲との繋がりに痺れますね。

    • salute salute より:

      イエローさんコメントありがとうございます。

      そう言って頂けると大変嬉しく思います。

      随所に散りばめられている「だから僕は音楽を辞めた」収録曲との繋がりは本当に鳥肌モノですよね。

  3. 午後 より:

    考察ありがとうございます!
    僕も「君だけが僕の音楽なんだよ、エイミー」のところと藍二乗が繋がった時
    すごく衝撃を受けました。共感者がいてくれて良かった、、、、

    • salute salute より:

      午後さんコメントありがとうございます。

      他楽曲との繋がりに気付いた瞬間の、全身を駆け巡るような衝撃は何事にも変えられないですよね。私も共感の声に嬉しく思います。

  4. ききっし より:

    こんな解釈もあるのかと納得しました!

    自分の解釈を語らせて下さい!

    まず、この曲はエイミーの曲を聞いたエルマが作った曲です。これはアルバムのコンセプトとして明示されてます。

    僕の解釈だと、この曲はエイミーとエルマの対話になってるんじゃないかなと。

    一番はエイミー。エルマを失って心に穴が空き、絶望の中で悩む。
    “埋めるように鼓動が鳴った”はエルマを失って空いた穴を埋める事が生きる意味になった、という感じです。

    二番はエルマ。”眠る”や”深く眠る”というのは永眠、つまり死ということ。二番サビはエルマからエイミーへの素直な気持ちです。音楽について悩むエイミーへの説得ともとれる歌詞だなと。

    3番とラスサビの前半はエイミー。エルマへの真っ直ぐな心の声です。”君の残した詩のせいだ””君の言葉にすがりついた””僕だけ年老いて”という歌詞にも納得できますよね

    そして、ラスサビ後半はエルマ。エイミーの心の叫びに心を動かされ(心に穴が空き)エルマの「君だけが僕の音楽」という言葉を、今、理解した。(今ならわかるよ)

    エイミーの想いが伝わった、というのがこの歌の本質なのではないでしょうか。

    そして、最初にも書いた通り、この曲はエルマが書いたものです。
    ラスサビの前半のエイミーの叫びも、エルマが書いたものです。

    エイミーの想いはエルマに、本当に、届いていたんだなと改めて思いました。

    最後に。ラスサビの「だから心に穴が空いた その向こう側 ~ 穴の空いた僕だけ」はもしかしたら二人がお互いを思って歌ったのかもしれないですね。
    もう二人は会えない。穴は塞がらない。二人に残るのは、
    “穴の空いた僕だけ”

    長くなってしまい、すみません!
    ぜひ読んで下さい。。。

    • salute salute より:

      自分とは違う解釈。そして。その解釈力と裏付けにいま鳥肌が立っています(笑)

      1番がエルマ目線、2番がエイミー目線、3番が両者。
      なるほどなるほど。。。

      もちろん解釈に100%正解はないと思いますが、ききっしさんの解釈のおかげで自分の中で葛藤していた部分や辻褄が合わなかった部分がほどけたように感じました。

      特に3番の
      「君の残した詩のせいだ
      全部音楽のせいだ」
      の部分で何故立ち位置が変わっているのだろうと思っていたのですが、その悩みがスッと解決しました。

      ラストの締めまで素晴らしい!
      “二人に残るのは、穴の開いた僕だけ”
      いやはや本当に鳥肌モノでした。

      濃厚な良質コメントありがとうございました。
      是非、今後ともよろしくお願いいたします。

      • ききっし より:

        読んで下さりありがとうございます

        色んな曲の色んな解釈を見てるとやっぱヨルシカすげぇなぁ…って思いますよね笑

        自分は周りにヨルシカの歌詞解釈を語りあえる人がいないのであなたみたいな人と仲良くなってみたいです笑

        今日はヨルシカ新曲のMV公開
        めっちゃ楽しみですね!

        こちらのサイトの記事も楽しみにしてます!!

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